Alb最近ご無沙汰です⁈ | 犬好き麻酔科医ブログ

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Human Albumin Use in Adults in U.S. Academic Medical Centers


僕は、年に一回以下くらいしか、Albなんぞ使わんが、、、、
それでも、周りは、Albがよーーーく使われている。。。


Objective:
USAでは、最近、Albどーなってんの?
EBMに、厳しい国じゃけえ⁈

Design:
成人患者。2009-2013のデータベース解析。

Setting:
120 センター、299関連機関病院。

Patients:
12,366,264 の記録。(1200万件)

Interventions:
Alb投与頻度、予期因子、コスト。

Measurements and Main Results:
2009年、6.2%、
2013年、7.5%、と、
Alb投与は増えてきている⁈ p < 0.0001

特に、手術患者で投与頻度は上がっている。
11.7% が、15.1% に増加している。p < 0.0001

地域ごとで、特徴があり、
北東部では、Alb投与頻度は、増えていない。 (4.9% in 2009 and 5.3% in 2013)

病床数が多いほど、Alb投与頻度は高い。
(> 750 beds; 5.2% in 2009 and 7.3% in 2013)
(< 250 beds; 4.4% in 2009 to 6.2% in 2013).

Alb投与に関与するのは、
Alb使用基準にそう (odds ratio, 65.220; 95% CI, 62.459–68.103);
手術患者 (odds ratio, 7.942; 95% CI, 7.889–7.995);
重症度高い (odds ratio, 8.933; 95% CI, 8.825–9.042).
だった。

コストは、
$325 million から、$468 million へ、上昇した。

Conclusions:
マジで⁈、どうしたUSA⁈
ま、コホートなんでね、、、、
年々、重症度高い患者が増えてる、、、ってのもあるかもだけど。
Sepsis以外で、投与するってな、EBMの国っぽくないわ〜。
日本じゃ、適当に使う人がいるの、USAがこれじゃ、注意しづらいわー。
しっかりしてくれやー。
でも、HESを使わなくなった人が、もっと、Albに行くかも、、、
うーん、
医者の教育ほど、難しい教育は、、、、ないな。。