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日々精進。

Quality of diet and mortality among Japanese men and women: Japan Public Health Center based prospective study


日本データ。
食事(プラス運動)のガイドラン遵守と、死亡率データ。
45-75日本人。
遵守率低い方を基準とすると、徐々に、、、
1.00,
0.92 (0.87 to 0.97),
0.88 (0.83 to 0.93),
0.85 (0.79 to 0.91)
と、改善していく。
10ポイントあがると、OR 0.93だって。
特に、心臓血管、脳血管の死亡率が下がるってさ。
食事と運動は、医師に勝る、ってね?



Effect of restrictive versus liberal transfusion strategies on outcomes in patients with cardiovascular disease in a non-cardiac surgery setting: systematic review and meta-analysis

心臓血管に問題ある人の輸血域値。
11Study、3033名。
制限(Hb8)輸血は、
全体では差はない HR1.15
が、
ACSに限ると、HR 1.78、p 0.01
で、30日死亡率が高い可能性。
で、質が高い研究があるわけじゃないけど、、、、
ACSでは、Hb8以上のがイイかもね?、って。
ま、ACSと大量出血はそうかもね〜。



Early administration of epinephrine (adrenaline) in patients with cardiac arrest with initial shockable rhythm in hospital: propensity score matched analysis

CPR時のエピネフリンは、一応3分おきっすかね、今は。。。
で、
データ上、除細動後、2分以内にエピネフリン使ってるのって、
実は51%もいるんだって。
で、この、早期エピネフリン投与は、、、
OR 0.70, 95% confidence interval 0.59 to 0.82; P<0.001
で、予後悪化に関与だって。
自己リズム回復も少ないって。 (0.71, 0.60 to 0.83; P<0.001)
神経予後も落ちるって。 (0.69, 0.58 to 0.83; P<0.001).
エピネフリンに限らず、
カテコラミンって奴は、必要悪、なんだよね。
言葉を変えれば、諸刃の剣?
使いすぎ(量も頻度も)はね、逆効果になりうる。
じゃ、どうしろ?
うーん、機械的、非カテコラミン系に期待するしかないだろうねえ〜。

以上。

明日は、学会の報告ネタ作ろうかと思うんで、
ブログは、おやすみしようかな〜、っと。
思ってまーす。
気が向いたら、、、ね?