JAMAさんがそう言うなら。。。 | 犬好き麻酔科医ブログ

犬好き麻酔科医ブログ

海外臨床留学麻酔Dog、カブリオレのお送りする、
最新論文から、医療の未来像まで。
日々精進。

Transfusion of Red Blood Cells


RBC輸血の推奨ですって〜〜。

1; Use restrictive red blood cell (RBC) transfusion hemoglobin thresholds (7 g/dL with a target of 7-9 g/dL) for patients who need RBC transfusions and who do not have major hemorrhage or acute coronary syndrome (ACS) or need regular blood transfusions for chronic anemia.

制限輸血 と言う、Hb7を域値とし、7-9を目指す、と言う方法は、
大出血、ACS、慢性貧血で輸血する人、以外に推奨する。


2; For patients with ACS, consider an RBC transfusion hemoglobin threshold of 8 g/dL and a target of 8 to 10 g/dL.

ACS患者には、Hb8を域値とし、8-10を目指す。


3; Consider setting individual thresholds and hemoglobin concentration targets for patients who need regular blood transfusions for chronic anemia.

慢性貧血で輸血を必要とする人は、個人個人の域値を設定する。


4; Consider single-unit transfusions for patients without active bleeding.

活動性出血がない場合、先ず、1単位づつ、の輸血を考慮する。


5; Clinically reassess and check hemoglobin levels after each single-unit transfusion and give further transfusions if needed.

1単位毎に、臨床的、データ的に検討し、必要であれば、さらなる1単位を使用する。

大きな推奨は5つ。
当たり前?
その当たり前を、いくつできてますか?
僕の周りには、全部できてる人はいないよ?
、、、
僕は活動性出血が多いし、、、ねえ。


それ以外。。。
輸血副作用は、0.24%まで下がった。
やばーーい、副作用は、100万単位で、15回だって。

1の普通の人への推奨は、34Studyと、数多く、それで、
輸血方法で、死亡含め、差がないことからの推奨。

2のACSは、Small Studyと、最近の、心臓手術後データで、
Hb8-10で予後が良好?、と言うデータを受けて、と言うSmallからの推奨。

などなど、、、かな。
でも、今後はもっと細かい患者層毎の解析になるかね?
心臓手術後、、、は、ちょっと去年驚かされたし、
否定する報告が出るかも、、、ね。
それ以外でも、AMI、ACS、Stroke、術後、、、
色々あるからね。

頭柔らかく、、、推奨も参考にして、
それまでは過ごしましょうや。


んで、Editorialにも、同じ話で、、、

AABB Red Blood Cell Transfusion Guidelines
Something for Almost Everyone

こっちは、保存期間にも触れ、保存期間には、推奨はない、ってはなしや、
後はね、
当然なんだけど、
輸血するリスクと、輸血によるメリットの天秤を意識しろ、って言うね、
当然で、、、難しいことを言ってる。
でもねえ、、、
Hb域値も、昔は、、、、8vs10だったけど、、、
7とか、9とか、、はたまた7.5とか、、、
Study毎に、結構違うしね、
7vs10ならわかりやすいけど、、、、。
7.5🆚9とかね〜、ムズイっすわ。
7以下ってのも無いし、、、ま、今後も難しいだろーけど。
僕は、域値ってなある程度でね、後はね臨床的な判断だと思うけど。。

Backgroundも違うしね、
血液量も違うし、、、心臓合併症も違うし、、、
色々あんねん。

Etc、、、。

短くて教育的なんで、興味ある人は、原文読んでね?