11/4の北鎌倉。
昨年に続き、運良く円覚寺の舎利殿が特別公開されていました。
いつもは閉ざされている正続院の境内へ。
その奥に唐門と舎利殿が見えてきます。
◆円覚寺◆
既に色付き始めている木々も。
正続院
1335年、円覚寺第15世の夢窓疎石により創建された開山無学祖元禅師の塔頭です。
25年ごとに茅の葺き替えがされます。
唐門
舎利殿
質実剛健な中に漂う優美さ。
禅宗様式ならではの雰囲気。
元は鎌倉にあった尼寺、太平寺(廃寺)の仏殿。
1556年に北条氏康が円覚寺に移築しました。
佛舎利(釈迦の遺骨)の夢を見た源実朝が、宗に使者を遣わせて譲り受けた佛牙舎利(釈迦の歯の遺骨)が安置されています。
放射状に配置された扇垂木。
この造りが屋根を一層大きく見せます。
波欄間や弓欄間と呼ばれる欄間の格子。
花頭窓は鎌倉時代後期の特色で、四角形に近いフォルム。
惚れ々するばかり…
貴重なひと時を堪能して境内を後に。
秋晴れ、秋うららな円覚寺境内。
妙香池
まばらに色付くモミジ。
大方丈
眩い秋の陽射し。
この日、宝物風入れが行われ、円覚寺所蔵の宝物の数々が大方丈で特別公開されていました。
特別公開は既に終わっていますが、参考までに期間は11/2〜5(拝観料¥500)です。
(だいたい毎年11/初です)
この日から1週間、そろそろ色付き始める頃?
居士林
錦に染まる日が待ち遠しい。
御本尊の宝冠釈迦如来像。
山門
仏殿の裏のヒメツルソバの絨毯。
五島美術館で開催された「円覚寺の名宝」という展覧会の図録を購入しました。
10年前のものですが、充実の内容で¥1,000とお得。
しかも、表紙裏に御朱印を頂けます。
何気に、寺院で頂いた初御朱印。
麗らかな秋の空気に触れた円覚寺でした。
おまけ。
季節ごとに柄が変わる円覚寺の拝観券。
特別拝観の記念にはシールを頂けます。
秋の北鎌倉散策、東慶寺と長寿寺へ向かいます。
続く