逢善寺から牛久方面へ30分程、

 

龍ケ崎市に到着です。

(牛久市中にある龍ケ崎市の飛び地です)

 

訪れたのは、

 

女化神社。

(オナバケジンジャ)

 

 

女化稲荷神社とも称されています。

(創建当初の社名は稲荷大明神)

 

ちょっと変わった社名は、

 

「女化物語」という民話に由来します。

 

猟師から狐を救った男の元に女が現れ、男はその女を娶り3人の子供を授かるが、実は女はかつて男が助けた狐だった…

(各地に伝わる動物の恩返し譚ですね)

 

社名だけでなく、神社周辺も女化原と呼ばれています。

 

狛犬ならぬ、狛狐。

 

 

民話と同じく、左右の狛狐が3人の子狐を従えています。

 

御祭神は保食神。

(ウケモチノカミ)

 

 

創建は1509年と伝わります。

(1190年頃という説もあり)

 

村人が伏見稲荷大社に詣でて、稲荷信仰を持ち込んだのだとか。

 

新しい見た目の社殿は平成14年の再建。

 

 

向拝の装飾にも狐。

 

 

拝殿に掛けられた絵馬。

 

 

絵馬に描かれているのは、

 

往時の境内の風景でしょうか?

 

 

御本殿。

 

 

まるで蔵の様な覆屋。

 

戸の隙間から御本殿を拝む事が出来ます。

 

庇が参拝者への計らいを感じますね。

 

綺麗に整備されている参道。

 

 

稲荷神社ならではの連なる鳥居。

 

 

春は桜のトンネルですね。

 

右手に見えるのが社務所。

 

 

少し進むと、参道は緑に包まれ、瑞々しい空気感に満たされます。

 

 

一旦、社殿まで戻り、裏手の小道を進みます。

 

 

広がる田園風景に真夏の陽射し。

 

 

 

小道の角まで進めば、そこは女化神社の奥の院。

 

 

鳥居の先に広がる異空間。

 

 

狐である事を知られてしまった女が逃げ込んだ地と伝わります。

 

 

森の中のぽっかりした空間には、祠や狛狐が並んでいます。

 

 

 

ひと昔前はこの辺りにも狐がいて、狐は距離を置いて村人を眺め…

 

 

村人はそんな狐を見て、自然の使いと思っていたのだろうか…

 

などと昔話の世界に浸ったお参りでした。

 

御朱印。

 

 

漫遊は常総市へと。

 

続く右矢印