港町下田の総鎮守、下田八幡神社。
下田駅とペリーロードのちょうど中間地点に鎮座しています。
神橋脇の迎神松。
頭を下げて神様を迎え入れている…そう言われているそうです。
立派な石灯篭。
手水舎と御神木の杉。
その先の神門。
中には、石の仁王像が構えています。
江戸時代後期のものだそうです。
反対側には、吽形の仁王像。
仁王像から社殿を望む。
石段下の杉の木陰に隠れる狛犬。
石段上の狛犬。
拝殿を見上げる。
御祭神は誉田別命。
(応神天皇の別称です)
また、素戔嗚尊も配祀されているそうです。
創建年代は不詳ですが、730年程前には既に鎮座していたそうです。
豊漁を呼び込んだ木像を漁民が安置したことに始まると伝わります。
昭和末期に再建された社殿。
所々の装飾が凝っています。
拝殿から振り返る。
石段脇の力石。
南国モードな境内。
やっぱり、伊豆はシダですね。
美しい装飾。
崖に面した御本殿。
二又に分かれた夫婦杉。
尚、こちらの神社は以前から御朱印対応をしていません。
その隣には坂本龍馬ゆかりの宝福寺があります。
勝海舟の懇願により、山内容堂が坂本龍馬の脱藩の罪を許した地です。
幕末には下田奉行所が置かれ、日米和親交渉にあたりました。
宝福寺は、悲劇の芸者"お吉"の菩提寺で、境内には「お吉記念館」も設けられています。
記念館は伺った事が無いので、いずれまたの機会に。
かつて、国の命運を賭けた交渉が行われた地も、今ではゆったりとした港町風情。
150年前はどんな風景がそこにあって、町はどんな臭いを漂わせていたのだろう…
そんな事を考えながらのお参りでした。
続く