伊勢に始まった紀伊半島周遊も、

 

伊勢松阪新宮那智勝浦と、5日目です。

 

この日は紀伊勝浦からすぐの太地町を訪れました。

 

タイジと読みます。

 

捕鯨で栄えた鯨の町です。

 

ちょうど、海賊まがいの某環境保護団体が反捕鯨活動を激しく行っていた頃です。

 

遭遇はしませんでしたが。

 

捕鯨問題については、海洋資源、文化、宗教といった問題が複雑に入り組んでいて、簡単には語れないものですが、結局は異文化を容認しないという排他的な側面が強い気がしてなりません。

 

先日も、現状の日本の調査捕鯨を認めないという判決が国際司法の場で下されましたが、資源は資源で保護しつつ、この国の伝統でもある捕鯨文化が受け継がれていく事を切に願います。

 

旅に戻り。

 

ここでのお目当ては、くじらの博物館。


 

壁面の鯨に期待が膨らみます。

 

 

入口を入ると鯨の骨格標本や、古式捕鯨を再現した展示物が天井を覆っています。


 

どれもなかなかの迫力。

 

 

上の階に上がると、

 

古式捕鯨船、勢子船(セコブネ)の模型や古式捕鯨の風景や、鯨のヒゲで作られた装飾品などなど。



 

これ、たまに飲み屋さんに飾られていたりしますね。

 

こちら、鯨のアレです。


 

馬並みどころか、もはや、ミサイル級…

 

他にも古式~近代式まで様々な捕鯨道具が展示されていて、その歴史についても詳しく学べます。

 

館内からの眺望もなかなかです。


 

幼少の時によく連れて行ってもらった、神奈川県三浦の油壺マリンパークを思い出します。

 

プールにはイルカ。


 

ショーやふれあいイベントも開催しているみたいです。

 

退化して無くなったハズの腹びれを持つイルカ"はるか"が飼育されている事でも有名。

 

でしたが、昨年亡くなってしまったそうです。

 

ご冥福を…


開館から40年以上経っている事もあり、施設は少し古いのですが、大人も子供も楽しみながら学べて、とても良い博物館だと思います。

 

さて、鯨の歴史に触れた後は、

 

博物館の向かいにある「竹トンボ」で鯨丼。


 

この独特の風味と食感、やっぱり鯨肉は美味しいですね。

 

 

駅に戻り、次の地、串本に向かいます。

 

鯨の民芸品も購入。


 

土鈴風の貯金箱です。

 

続く