日経

「三菱UFJ発表、モルガンへの出資を優先株に 投資額は変えず

 三菱UFJフィナンシャル・グループは13日夜、モルガン・スタンレーに対して総額90億ドルの出資を実行したと発表した。出資形態は当初予定していた普通株で30億ドル、優先株で60億ドルという組み合わせを変更し、全額優先株とする。モルガンの株価が不安定な現状を踏まえ、普通株の価格変動リスクを回避する狙いだ。

 優先株の内訳は転換型優先株が約78億ドル、償還型優先株が約12億ドル。ともに配当利回りは10%とし、普通株への転換価額は25.25ドル。三菱UFJは潜在株式調整後ベースで出資比率20%を維持する権利を有する。 (21:24)」



日経

「三菱UFJ、米モルガンへの出資条件の一部を見直しへ

 三菱UFJフィナンシャル・グループは13日、すでに合意していたモルガン・スタンレー向けの90億ドル(約9000億円)の出資計画について一部の条件を見直す方向で最終調整に入った。出資に合意した9月22日以降、世界的な株価急落など環境が激変しているためだ。投資する方針自体は変えないが、「損失リスク」を軽減する方策を検討している。

 モルガン側と最終的な協議に入っており、早ければ日本時間13日夜、米国時間同日朝にも合意して発表する見通しだ。

 三菱UFJとモルガンの当初合意は三菱UFJが普通株を30億ドル、優先株60億ドルを今月14日付で取得するというのが柱。しかし、普通株の1株当たり取得価額が25.25ドルと、10ドル割れしている直近のモルガンの株価と乖離(かいり)が大きく、出資金の払い込みと同時に巨額損失が発生する恐れがあった。損失リスクの回避策としては普通株の割合を減らし、優先株の割合を高めることなどが想定される。 (15:04)」


20:00

ブルームバーグはニューヨークタイムズ紙の報道として、「米当局が三菱UFJによるモルガンへの出資について保護を約束」と報じているらしいが米国も自国だけでは救済出来ないものだから国挙げての協力要請なんだろう。それほどまでに来ているのがよくわかる。