8月暑さが厳しい季節で、エアコンがあまり好きでは無い母は、毎年夏は殆ど扇風機のみで過ごしていましたが、この年から母は体力低下もありエアコンを使うようになっていました。



胆管炎を発症して、炎症も治まり抗がん剤も投与出来るようになりましたが、母は食欲に波があり、体重も53キロに落ちていました。  



抗がん剤が効いて調子が良い時は、体重は60キロ程あり体力も凄くありました。



フォルフィリ+ベクティビックスは、腫瘍マーカーが上がり効果もありません。ただ、効かない抗がん剤を主治医は投与します。



ですが母は、錠剤の抗がん剤は体に合わないし、効果も無いと言う状況でしたので、効果が無い抗がん剤でもやらないよりは、投与した方が良いと主治医は考えていたのかと。



母は、肝臓部分に少し痛みを6月から感じるようになっていたので、6月から、セレコックスとレバミピドを服用するようになっていました。



セレコックスは、調べると抗がん剤の作用もあるようで、痛みも取れて、微々たる抗がん剤作用もあれば一石二鳥だと思いましたが、本当のところは抗がん剤作用に関しては期待無しでした。



抗がん剤も効かずどうしようもないと言う状況になれば、 代替医療に頼るという選択もあります。私も、福岡で 代替医療をやっている所を見て調べましたが、見れば見る程現実的では無く、私にはただの詐欺師にしか見えませんでした。



患者の事を考えて、少しでも良くなるように考えてやっている所も沢山あると思います。ですが末期のがん患者に意味の無い事を施して、多額の現金を請求する人間のクズも沢山います。



あの時私に出来る事は、母が行きたい所に連れて行って、美味しい物を食べに行って、3週間に1回の抗がん剤がどこかしら効いている事を信じていくしかありませんでした。



8月は、山口県にある角島大橋に行きました。死ぬまでに行きたい絶景と紹介されているので行ってみたいと思い、母は海が本当に好きなので連れて行ってあげました。


正直死ぬまでに見たいとは大げさだと思っていましたが、海が綺麗で高台から見ると本当に綺麗でした。


母は喜んでいて、また来たいと母は言っていました。


8月、母は食が細くなっていましたが、体は毎日動かして、母は良くなろうと頑張っていました。