3月、寒い冬から段々暖かくなって昼間は過ごしやすくなってきた時期。母も寒い時よりも日課である、掃除や洗濯などする時間も長くなって、寒いよりも、暖かい方がやっぱり体調が良い様子でした。

3月に入り抗がん剤、ベクティビックスの皮膚障害がまだ続き、2月中は、顔がただれた状態になっていました。

主治医の先生も酷いと言われる程でした。それから、3月に入り、先生から抗がん剤の変更の話が出て、ベクティビックスからアバスチンに変更すると話がありました。


ベクティビックスの副作用が出すぎて、このまま使うと皮膚障害が酷く、 QOLが下がる一方
との事で、薬を変更する事になりました。

母は、抗がん剤が効いているなら、皮膚障害は関係無いと言っていましたが、先生からは変更すると言われました。

3月はCTも取りました。転移肝臓がんは入院当初、肝臓の約8割が癌で、正常な細胞が2割程しかない状態でした。

CT撮影した肝臓は、入院当初と比べると歴然した差がありました。癌が凄く小さくなっていて、消滅している部分もありました。

私は、凄く嬉しかったです。

母も嬉しがってました。

抗がん剤が効いているのは、母の体調を見てわかっていました。

体力も日を追うごどに、上がり、体重も入院中42キロまで落ちていましたが、2013年3月には53キロまで体重が上がっていました。

髪の毛は、大分薄く、後ろにやってカバーしても、隠し切れなくなってきていたので、母は、数十年以来の、帽子やニットを被るようになりました。

ウィッグを買ってあげると言いましたが、まだ完全にハゲてないけんよかっ!と言い、その内生えてくると母は言いました。

3月は風邪の影響等あり、抗がん剤の投与1、2週間延びた日もありましたが、大きな副作用も無く無事に3月を母は過ごしました。