国会議員によるリアルタイム討論会「永田町なうIII~待ったなし!普天間基地移設問題」が22日、開催され、民主党の藤末健三参院議員と、自民党の山本一太参院議員が熱い議論を戦わせた。

 激論の様子は、動画サイト「ニコニコ動画」で生放送され、約5千人が視聴。インターネットを使った即時アンケートでは「5月末までに未決着なら鳩山首相は辞職すべき」と88・4%が回答する衝撃的な結果も出た。

 冒頭で実施されたネット・アンケートでは、同問題をめぐる鳩山政権の迷走と支持率の低下について、「大いに関係ある」が63・0%、「関係ある」が26・1%と、同問題が政権の評価に与える影響の大きさを浮き彫りにした。

 藤末氏は「リアルな数字。体感している感覚と似ている」と厳しい表情。山本氏は「総理のリーダーとしての資質の問題。自民党のやってきたことをひっくり返そうという気持ちが強くて、間違った判断をしたのでは」と指摘した。

 これに藤末氏が反論。「(県内移設では)地元の思いは収まらないと、首相は愚直に県外移設をやろうとしている」と説明したが、山本氏は「地元、沖縄県民、米国とコミュニケーションがまったく取れていない。このままでは日米関係のほかの部分にまで影響が出る。リーダーの言葉の重み、首相の外交センスが問われている」などと批判した。

 さらに、「5月末までの決着は絶望的。国民と米国への公約を破れば、鳩山首相は辞めていただくか、解散総選挙で国民の信を問うのが政治の常道だ」と追及した。

 藤末氏は「これ以上、日本の総理がかわり続けたら外交がもたない。普天間問題を解決し、核廃絶や地球環境問題などで前向きな日米関係をつくっていきたい」と話し、鳩山首相を支える立場を強調。一方で、「沖縄に関係する議員はどうしたらいいかと焦っている。そうでない議員も『5月末』に不安がある」と党内の空気を打ち明けた。

 

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