認知症高齢者=腐ったミカン | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

最近、本当に行き詰まっています。
介護業界の未来=自分の老後だと思っています。
(先日ブログでも書いたように年収が低いことは年金も安いということ)


また理事長の理念に対して理解は示すものの、心の中で
大きな反感もある……………

どんな大変な利用者でも入所を断らない…
退所を迫らないが理事長の理念です。

この理念が元でBPSDが顕著で転倒のリスクが高い利用者が
急激に増え、職員の人員規定に達している我が施設でも
今のままでは対応が追いつかないのです。
動ける利用者、ハイリスクな利用者が増えれば、それだけ
職員の人数は必要になるので……………


それに加えた施設理念として事故を防ぐことが
介護サービスの基本と唱えている……………


そりゃ無理だよ。




今日の施設会議でも理事長からの言葉として、認知症棟の
職員の苦労は認めるも、当分は昇給も職員の評価もできないとハッキリ言われてしまいました。


職員に対しての評価は、この認知症棟の対応が定着してから評価すると…



まあ会社ですから、結果が出なければ評価されないのも
理解できるけど、もう何年も昇給なんてしたこと無いじゃん。



こんな説明を私の口から現場の職員に
説明するなんてできませんよ。 (ーー;)



まあ理事長も苦しんでいるのはわかるんですけど…
今の介護保険制度の限界がこの結果なんでしょう。


理事長も利用者のことを思っての、この施設理念だと思うし、私も理事長の思いを叶えてあげたい…
でもこの安月給と人員規定の少なさでは理事長の思いを
叶えるなんて到底無理です。



認知症高齢者に対する施設理念は自分で言うのも変ですが
凄く立派な施設だと思います。
他の施設では腐ったミカンは捨てろ…
大変な利用者は入所させない!という施設は多いですから。



みんな頑張っているのに今年も昇給が無いことを
何て説明しようかなぁ……………

(; ̄ェ ̄)


これから出勤だけど行きたくないな…


( ;´Д`)