さて、もうこちらのブログをやめてから随分と経ちますが、様々なモノやコトを経て、南青山にてオリジナルの製品や様々な作り手の別注品を集めた、小さなお店を開きました。

 現在、こちらのブログをどれくらいの方がご覧頂けるのかわかりませんが、
もしご興味がございましたら一度ショップにも足を運んでいただけると嬉しく思います。

ショップ「CIRCLE(サークル)」

東京都港区南青山6-15-1 アパルトマン青山1F

WEB:http://circleofcircus.com
Facebook:https://facebook.com/circleofcircus

落ち着いてゆっくりと愉しみがある空間を目指しました。
何卒、よろしくお願い致します!!
昔のブログを読んでいました。
そして、このブログの過去も読み返していました。
かつての僕は、数年前から去年のはじめ辺りまでの僕は、いかにモノを楽しみ、コトを楽しみ、そしてそれらをなんらかの形で描き出すコトを楽しんでいたのだろう、と。

今はまた、様々な環境が変わり、多くの感情も変わり、それに伴い趣味趣向も根幹は変わらずとも、どこか留まるコトなく変化をしていると感じます。

無邪気に、楽しく、そんな風に。

また、ただただ思うがままにモノに触れて、思うがままにブログを書いてみたいと思いました。

それには、もうこの場が相応しくないとも感じました。

そういうことで、このブログは突然ではありますが終わりにしようと思います。

これまでに書いたモノ、紡いだ言葉、あるいは文章や詩など、そにどれもが僕にとっては大切なモノになりました。

ありがとうございました。

ごく単純に、なんの気も衒いもなく、ひたすらに改めてブログを楽しんでみたいと思います。

またそんな中でお目にかかることがありましたら、関わることがありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

何かございましたら、Twitterのほうでもあるいはメールを頂ければと思います。

では、また。

いつかどこかで。 arlequin
 春が待ち遠しく感じる。

 デニムに足を通し、シャツを羽織り、スニーカーの紐を結ぶ。

 それで十分な季節。

 もう冬は。

 お腹いっぱい、かなぁ。

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 音楽の話。

 またライブをやることになったものの、日取りが悪い。

 急に決まる事に良いことはあまりないように思う。

 適当にと無計画には違う。

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 服の話。

 某ブランドのスウェットやカーディガンを買おうと思う。

 正直、スウェットなんかでいうとフィルメランジェはどうしても買う気が起きない。それはきっと、展開の仕方があんまり好きじゃないからかもしれない。

 curlyは始め欲しかったんだけれども、妙に甘い感じになってきてしまっているのが、ほどなく残念に感じ、今となっては魅力を感じない。

 で、サンカはもうあるし。

 ループウィラーは触り心地も、やっぱり展開の仕方も苦手で。

 他のいわゆるヴィンテージレプリカ系なんかもどうもうーん、と。

 V::roomも悪くないかなんて思ったのもあったんだけども、結局あれもどうもしっくりこず。

 んで、しっくり来て、あぁこれなら改めて着たいなぁと思った訳で。

 薄いのと。

 厚いのと。

 羽織るのと。

 そんな風に買おうと思います。

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 なんかすごく更新しようと思うのに、文章が書けない。

 やっぱりちょっと、形式を変える必要があるか。

 去年やりたくて、結局出来なかった事。

 今年、出来るか。     arlequin
 随分と更新の頻度が落ちてしまい、ブログとしての機能や魅力なんかほとんど無いような状態ですが。

 少しばかりそこを考え直し、更新をしたいなと思ったり。

 それにしても、ブログという形式や展開の仕方そのものが、もうそろそろ限界なのではないかとも感ずる。

 むしろ、もっと前に戻り、普通にホームページがあり、サイトとして何かを綴る方が、実はやりたいことが出来るのではないかと思うこのごろ。

 ちょっと、時期が来たら(作れそうな人の体調がなんとかなれば)、そうしようかな。

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 服の話。

 結局、DIGAWELのMA-1は、想像よりもボディの部分がゆるい感じだったので(ボディも袖くらいの感じだったら良かったんだけど)、買わず。

 デニムはもうちょっとしたら買い足しておいてもいいかな、とは思う。

 それはともかく、ブルックスにてエクストラスリムフィットの後染めボタンダウン黒を買う。これは良いなぁ、ブルックスとは思えぬサイズ感だけれど、ジャストだし。

 細くしたりって言うと、そんなんブルックスじゃないとか、本当のスタンダードとは、みたいなのを言われたりするんだけども。

 ぶっちゃけそんなのどうでもいいよね。世の中は変わって行く物で、作られるものも変わって行く。本当のスタンダードなんて言っちゃうと何も買えない。

 いわゆるクラシックフィットのボタンダウンだって、今はもう生地はもうダンリバーでもないし、ボタンも安っぽくなったし、刺繍だって金じゃない。そしたら、スタンダードなんてのにこだわるほうがちゃんちゃら可笑しいって話で。

 好きなもんを好きなように着ればいい。嘘が無く、誠実で、これが好きだと思えれば良い。

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 ちょっと時間があれだから小休止。

 また後で更新しよう。     arlequin
 なんだかんだと止めれもしない性分なのか。

 また少し、更新出来れば良いと思い。

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 セールの話。

 今年のセールは、ぽろぽろと拾い上げるような収穫。

 ジュンヤのマッキンマウンパ型…これはまぁ、なんというかノリに近い。普通のマッキンがいささか食傷気味に感じて着ない昨今、マウンパならまだ着たいと思った。

 ショセのサドルシューズ…思いがけずHRMのセールで拾い上げ。あそこのセールって、インポートもそうだけど、国内ものでもいわゆる聖林物以外はあんまり買う人が多くないので、穴。アダムキメルもなかなかの値引きでシャツは良いかなぁとか思ったけれど、まぁ、うん。

 HRMのパックT…ブルーブルーとランチ名義のすっごい手抜きな感じなプリントTの2枚組。価格がもう爆発的に手頃だったので、ふらふらとする日常着として。

 HRM×ミズノのタイツ…やっぱり安かったので。定価では別に買おうとは思わなくとも、80パーセントも引かれてりゃあ買うわな。

 で、ひとまず終わっています。おとなしい感じ。

 もうここまで日がきたら、そうそうセールも買うものがないので増えそうにないですけどもねー。

 あ、でもブルックスで欲しいシャツがあるんだった。

 アレはカッコいいよなぁ、値段もセールだと超手頃。色違いで黒とネイビーと茶が欲しいけど、たぶん黒だけ捕獲かなぁ…あれ、なんで売れないのか不思議。

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 春夏の話。

 ギャルソン系列は特に欲しいものなく。強いて言えば、オムのギンガムチェック丸襟はまぁ、ありかも。

 +Jのパーカーがちょっと欲しいけども、毎回実物見てがっかりさせられるから、正直期待はしません。

 本命は断然DIGAWEL。MA-1が圧倒的にカッコいいので、どうも捕獲したい衝動が強い。なんとかなるかしらねぇ。シャツ類は恐らくオールスルー。小物もスルー。パンツもスルー。ジャケットやコートもスルー。でも、マウンパがあるとなれば、ちょっとグリーンが欲しいかもしれない。ブルーも欲しいかもしれない。ベージュはまぁ、いらないかもしれない。

 他の春夏は、正直そんなに。欲しいものがここのところハッキリとないのもそうだけれど。

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 眼鏡の話。

 新しい眼鏡と思いつつ、買えず。

 なので。ずっと眠っている高橋みどりさんから回ってきたミクリとかを、そろそろレンズ変えてかけましょうという気分。春夏っぽいし。

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 今年こそ、このブログとは違うページをひとつ作りたいのだけれど、正直仕事に追われてそんな時間がない。

 早く冬が終わって春が来れば、いろいろと変わるのかもしれないけれど。

 どうかねぇ。     arlequin
 色々とあって。

 もはやアメンバーに戻すのももの凄い手間だということになり。

 それと。

 どうも文章を書きたいような気分が強くなり。

 また再開しようと思います。

 ゆっくりと、踏みしめるように。

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 モノの話。

 これと言って、「買わなければならん」という衝動に駆られるモノはそうないこのごろ。

 物欲が無くなったわけではなく、単純にベクトルが変わっているだけに過ぎず。

 それはそれとして、「一般的な革モノは作れるから、買う必要ないかも」などと呟いた記憶もあるので。

 「一般的な革モノ」を作ってみました。

 ドキュメントケースを自作したわけですが、縫いもそこそこに、悪くない仕上がり。

 でも一発目のサンプルなので、本格的に使うのは次に作るケース。

 しっかし手縫いは時間かかる。

 というか、結構なサイズのケースなのに、目を細かく設定しすぎたのが悪いのか。でも、その方が綺麗だから迷いどころ。

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 音の話。

 ライブをやるかどうか、やりたいけど難しかったり、それでもなんとかしたかったり。

 唄いたい歌がある。

 伝えたい歌がある。

 たとえそれがまた。

 そういうものだとしても。

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 雑文。

 「駱駝」

 カラカラに乾いた風が吹き抜け、どことなく空は白く濁り、いつの間にか多くの音が霞んでいる。

 そんな中に煌煌と光る月は丸く、一歩ずつ歩き進む僕を嘲笑うように、ただゆっくりと変わる事無く追いかけてくる。

 ここは砂漠なんかじゃない。

 砂など何処にも見当たらず、水はそこかしこに溢れ、すぐ隣には見知らぬ人がいる。

 けれど「乾いていない」などと誰が言えようか?

 駱駝のシルエットを思い浮かべる。長細いフォルムと二つの大きなこぶ、勇敢かつ精彩な足とそこから生み出される唯一無二の足跡。

 僕は駱駝にまたがることが出来なかった。

 それは想像の産物だからではなく、駱駝に対する勇気や意志、あるいは大切な何かが欠けていたからに違いない。

 追いかけてくる月を見ると、考えざるを得ない。

 そういう不思議な感覚が、駱駝にはある。

 ここは砂漠なんかじゃない。

 だから本当は駱駝にまたがる必要もなければ、必要とする意味もない。

 けれど「乾いていない」などと誰が言えようか?

 否。

 本当は、乾いてなどいない。

 ここは砂漠なんかじゃない。

 駱駝。

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 雑文2

 「タイムラグ」

 スリー、ツー、ワン。

 ゼロ、と胸を打つ瞬間に君はいる。

 つまり、最大限にフラットな姿勢で、最低限に時を刻むようにして。

 声を発すると同時に、更なる声を求めるものだとするならば。

 言葉が出なくなり、若しくは声を発する事を止めたくなるのも確かだ。

 もしも。

 始まりと終わりが総てタイムラグで出来ているとしたら。

 むしろ、タイムラグから始まりと終わりが生まれるのだとしたら。

 スリー、ツー、ワン。

 ゼロ、と胸を打つ瞬間に。

 何かが終わるかもしれない。

 何かが始まるかもしれない。

 だからこそ。

 スリー、ツー、ワンと。

 数を数える。

 ゼロ。

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 雑文3

 「オーバー」

 何も分かっていないことが分かる時、また彼が現れるのは、勿論分かっていた。君であり、影であり、彼であり、僕。

 「ひどく、みすぼらしくなっているね、君は。何があった、たった数ヶ月顔を合わせてないだけだぜ。少なくとも、君を取り囲む環境は幸せに満ちているし、誰がどう言ったところでそれが突然消えるものでもないし、ごく控えめだとしてもほとんどの存在がそれを認めるはずだ。……なのにどうして、そんなに」

 彼が言うのはもっともだと思う。きっと僕がいる環境は少なくとも幸せであるし、不安や焦燥が全くないとは言えないまでも恐れるものはそんなにないはずだ。

 「そうだね、確かにひどいかもしれない。でもそれは、本当にダメなことなのかが分からない。申し訳ないけれど、僕は誰かに何かを言われて大切な意味を失いたくないし、そのためだったらある程度のことはしようと思う。それの何が間違っている?」

 子供だ、と僕は思う。間違っているのは全部分かっているのに、認めようとしない。いや、認めていたとしても、それをどうにかする術を持っていない。

 「ある観点からすると、君は正しいよ、たぶんね。でも、君が大切に思っている観点からすると、絶対に間違っている。どうして君はそんなに極端なんだ? それは嫌いじゃないけれど、時に身を滅ぼすことも知っているだろうに? 君は総てを望みすぎる」

 総て、と僕は呟く。そんなことはあり得ないと知っている。総てを望んでいるつもりもない。けれども、彼がそういうからにはきっと、そんな風に映るのだろう。あるにせよ、ないにせよ。

 僕は歪んでいるのかもしれない。どうでもいいことをピックアップし、本当に大切な多くを見る事が出来ていない。それはずっとずっと感じていることだ。なるべく耳を澄まし、目を凝らそうと思っていても、最終的にはベクトルの異なることを選んでしまう。

 「僕は弱い。だから頼ってしまう、甘えてしまう。そういうのがきっと、いずれ誰かの何かを蝕んで、同時に僕の何かを蝕んで、そういうことだと思う。間違っている、そうだよ、間違っている。だからいつも、何も言えない」

 彼は、目を見開く。

 「何も言えない、か。君はそれがカッコいいとでも思ってるのか? 何も言わなければ、何も変わらない。それは君が、ということだ。君が黙示することで、君自身が変わる事を無くしてしまっているんだよ。誰だって間違いはある。でもその間違いから逃げちゃいけない。逃げたって何も解決しない。大切な何かってのは、そんなに簡単なもんなのかい? 君にとってそれは、真に大切なんじゃなかったのかい?」

 そうだ。簡単なもんじゃない。これほどに、大切に思ったこともない。

 「君が変われ。君はいつも、自分を悲劇のヒロインに置き過ぎだ。それで辛いのは君じゃない、周りだ。君は楽だよ、悲しんでいればいい、落ち込んでいればいい、気楽なもんだね。でもな、周りはそうじゃない。君を大切にしてくれるからこそ、君がそんなんじゃ辛くなる、そして苦しくなる。君が招いている事だ。ならば、君が整理しなきゃいけない。分かるだろう?」

 分かる。こうしている場合じゃない。

 「……そう。……そうだ。……ごめん。よく分かった。勝手に悲しんでいても、勝手に落ち込んでいても、何も変わらない。頭を冷やす。そして自分をもっと安定させる。頼るのも、甘えるのも、止める。そうでないと、僕が変わらない。何も変わらないことほど、嫌なことはない。たとえそれが僕にとって、未知なことでも、らしくないことでも、構わない。とりあえず変わってみたい。何かあれば、変わった先でまた、それは考えればいい」

 喉が渇いてきた。思えば、水分を昼から全く取っていない。まずはそこからだ。

 「しばらく、君の側にいる。なぜなら、君は愚かだからだ。すぐに君は君を見失う。少しだけ、また付き合ってやる。特別待遇だぜ。幾度となく、俺はもう、消えてるんだ。知ってるだろう? 本当はそろそろ、こうしてもいられないんだ。君は、君として生きなければいけない」

 「だから、強くなれ。タフになるんだ。周りからも、そして何より自分から。分かったら、まずは水を飲め。そして待つんだ。時が動くのを、そして君の何かが動くのを。大丈夫、心配することはない。君が選んできている道は、すごく正しい。ただ、君がその道にまだ足りていないだけだ。そこに追いつけばいい」

 「信じていい。いや、信じなければ意味がないんだ。君はね。それだって、分かっているんだろう?」

 分かっている。でなければ、こんな風に彼と話などしない。

 「ありがとう」

 「礼は、何かが変わってから言え」

 「でも、ありがとう」

 「それはつまり?」

 「その言葉を大事にしたいんだ、これまでのように、悲しい言葉じゃなくてね」

 「そうか。分かった。悪くない、そうすればいい」

 「うん。とりあえず、準備をするよ」

 「何のだ?」

 「総ての」

 「オーケー、そうだ。それでいい」

 「悪くない、だろ」

 「あぁ、悪くない」

 オーバーだとしても。

 チェックメイトではない。

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 こんな風にまた書く。

 やっぱり良いものだ。

 年の瀬。

 笑えていれば良い。     arlequin
しばらく更新していませんでしたが。いろいろとやはり思うところがあり。

なにやらよく分からないコメントがポンとされ、まぁそれには僕なりに誠意を込めて返信したのですけれども。

やはり、僕のブログの書き方やスタンスは、良くも悪くもいじられやすく、何かをしやすいみたいなんで。

なんだかんだと、結局。

止めるのもなんか違うと思うので。

再びアメンバー制度に戻させていただこうと思います。

更新したいことはたくさんあるのですが、しばらく後にします。

とりあえず今月中くらいに総てをアメンバー制に戻したら、更新を再開しようかと。

と、いうことで。

全体公開の間に見ていただけるようになった方で、もしこれからもたまに見てやろうかとか興味を抱かれた方は、面倒ですがアメンバー登録をしていただけると幸いです。

なんだかなぁ。

別に気にしなければいいって事柄なんですけどね。

仕方ないか。     arlequin
 インドとタイから兄が帰国し、お土産が届いて。

 毎度おなじみのジムトンプソン。最近は仕事柄、毎回ネクタイが多いのだけれども、今回もネクタイ。

 厚さやディテールが優れているかは微妙なところだけれど、タイらしいなんともこう不思議な色合わせや、柄使いがなかなかに良い。

 って、モノのことを考えていると、ここのところ変な心持ちになる。

 なぜ、モノが好きなのか。

 根本的な何かなのか、環境的な何かなのか、あるいは心の何かなのか。

 そして、モノと仕事と人と生活について、とても考えている。

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 今日は雑記。

 『震える手』

 きっとこのボタンを一押しすれば、その結果が良いもので悪いものであれ、望んでいたものであれそうでないものであれ、とりあえずある種の結論を導きだす事が出来、その結論こそが誰とも無く僕の名を呼び、何処とも無く僕の眼を捉え、いつの間にやら胸を掻き乱しながら姿を変え、悲しみや苦しみや憎悪や畏怖を生み出すものとして、この胸の中に留まり続けるものなのだと知り、いわば前身とも取れる喜びや愉しみや愛好や歓喜は言うなればそれらを生み出すための糧、若しくは原料のような存在でしかなく、つまるところ結論が生み出す次の感情はと言うと、とにかく涙を誘発してしまう類いの美しくも儚く、そしてなにより脆いものだということを、君は知っているだろうか。

 僕がこの震える手を君に差し出し、君がそれを受け入れるとして、この震えが収まるかどうかは全く分からず、しかし分からないからこそ僕は差し出すしか無く、分からないからこそ君は受け入れようとするのかもしれないけれど、いざ受け入れようと腕を構えたその瞬間、僕の震えはある意味でのピークに達し、それは単純な震えの度合いや量という問題ではなく、ただただ純然たる震えの純度としてのピークを認識し、その震えの純粋さを見ると僕はまた震えというそのものに心を砕かれ、君から少しばかり遠ざかろうと試み、まるで寄せては還す波のように、僕は手を握りしめてしまう。

 さて。

 この世界にはじまりがもしあるとすれば、終わりも当然あるものだと理解を深めているものの、では果たしてはじまりなどないのだとしたら、果たして終わりは無いのかと疑問を同時に感じ、あくまでもそれは僕たちの狭い思考ルーティンの中からひねり出される理想、ひいては希望的観測なのではないかと、穿った見方を重ねては繰り返し、最終的にはまたまっすぐに形を成し、はじまりも終わりもいらないのではないかと、力強くも飛躍的でおとなしくも創造的で、いかんともしがたい着地点を見つける。

 そこで。

 僕と君は。

 生きればいいと感じ。

 生きたいと感じ。

 生そのものを感じ。

 生きるのだ。

 震える手を。

 震える手で。

 そんな風に。

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 えーと、もう一つ雑記を書こうと思ったのだけれど、諸事情により仕事が入ったのでここまでで。

 不完全燃焼ではあるものの、正直、今もう一つの文章を書き上げるのは、少々胸にこたえる。

 随分と濃く、はっきりとしている。

 そういう文章。     arlequin
 ご無沙汰しているこの頃。いえ、節約生活しているのは確かですが、書く事がないのではなく。

 単純に忙しいんですね、はい。

 いやー、休みって大切だよね、ホント。

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 鞄の話①

 なんと言いますか、トートをずっと探していました。というのも、コルソコモ×カツユキヨシダのザクッとしたグレーキャンバストートが大のお気に入りでして。

 しかしコットンというのは限界が訪れるものでして、もう随分ヘタってしまっていたのです。その代わりはないものかと、鞄を見るたびに思案していたのです。

 すると、こんなものが届きました。自分は頑張ってないのに届きました。
$C O H-クランプトート
 ふむ。

 形、申し分無し。素材、申し分無し。利便性、申し分無し。あれま、優秀ですね。

 しかもほら、僕の性格をしっかりわかっていらっしゃる。はまるんですよね、ブランドに。

 今回のコレも、クランプ。新作のトートらしいですがなんとありがたいことか。

 キャンバス部の生地は滑らかだけれど、どこかザックリしているし。革の部分に関しては言わずもがなしっかりした革を使っているし。なにより、形がめちゃ使いやすい。

 取っ手の長さ変えられたり、口の形も変えられたり、しかも外の部分にも隠しポケットがあったり、いたれりつくせり。

 ありがとうございます。大切に使います。

 しばらくグレーのトートはもうコレでいい。あ、ウェブ見るとオリーブもいいなぁ…。

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 鞄の話②

 どうしたことでしょう。鞄づいています。

$C O H-トロッターオレンジ
 まーなんだ、ホラ、必需品というか、あるべきものというか。

 16インチアタッシェは使いやすいしカッコいいんだけど、重いのよね。プラス、カジュアルじゃ使いづらいのよね。

 ということで、13インチのユーティリティーケースを仲間に加えてみました。色はもちろん、オレンジ。この小ささとオレンジのポップさがとっても良く合う。

 ユーティリティーは正直、金具もちゃちく(すげー簡略的に留めるだけ)、中もがらんどうなので、はっきり言ってバルカンファイバーで出来た単なる箱なんですけどね(笑)。

 それがいい。

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 小物の話。

 あー、写真とって無いや。

 ペンケースを新調しました。これまではsiwaシリーズの眼鏡ケースを無理やりペンケースにしてたんですが。

 えーと、カミーユフォルネで差し込み式でなく、普通のジップ式が出ていたので。

 ヴォーグレネ(カーフ型押し)版とコノリー(カーフスムース)版と悩みましたが、どうせペンケースに強度なんて求めてないしということで、コノリーのグリーンで落ち着きました。

 正直中には5本くらいしかペンが入らないのですが。

 万年筆一本、複合ペン一本、ボールペン一本、シャープペンシル一本を入れて、あとは状況しだいで万年筆を足したり、ボールペンを足したり、筆ペン入れたり。

 そんなもんでいいんですよね、本来は。

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 コーヒーの話。

 いろいろと手を出した末に、また堀口の豆に戻りました。結局、他にまともな豆はあっても鮮度に問題があったり、鮮度がよくてもまともな豆とは思えなかったり、あるいは鮮度も良いしまともな豆でも何かが間違っているように感じたり。

 そういう矛盾とかがほとんどないのが、堀口コーヒーの豆しか無かったという事。

 でも今年のブラックバーン(タンザニア)は少しボディが弱いな、美味しいけど。ケニアがその分、果実味がはっきりしていて良い。サンタカタリーナは言わずもがなだけど、ナンバー5のクリアさは半端じゃない。

 ということで、やっぱり自分で淹れたコーヒーが外より美味しいです。

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 さてと。

 えーと、近々ギターを修理に出します。もう、限界。

 そして治ってきたら、ちょっとアレします。

 いろいろ歌って、youtube的な。

 まぁ、愉しみとしてね。     arlequin
 なんやかやと忙しい日々が続いているのは、良いことなのか悪いなのか微妙なところですが。

 まぁ、そんな最中にも(最中だからとも言えるか)色々な動きがあったりして、また少し変わっているように思う。それが正しい事かは別として、中枢は留まったまま何かが変わるのは悪くない。

 今日は雑記です。

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 服の話。

 コレと言って欲しい服がなんともはやですが、いくつか「うーん、これはいっとかないとな」と思うものはあります。

 「パタゴニアのレトロベスト」:今年の配色はようやく出してくれたか、という素晴らしい配色。オフホワイトにブルー、そしてさし色に首の赤。言う事ありません。この配色のベストを何年古着で探してきたか。サイズや価格が折り合わず、喉を鳴らしてきたか。

 「digawelの穴空きスウェット」:秋冬もなんだかたくさん作ってくれていますが、コートとかはアレとしてこのスウェットは非常に欲しい。現実的に活躍シーンが多いかというと正直さほどでもないとは思うけれど。

 「マッキントッシュのダンケルド」:なんかこう、改めてオーセンティックもありなんじゃないかと。つか、遊び色で持つのもいいんじゃないかと。

 こんなもんなのか、少ないな。

 あとは靴と鞄が少しあるくらい。

 それよりも、服の整理がしたいなぁ、マジで。

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 さて、久々に文章。

 「カレイドスコープ」

 日々は絶え間なく進む。留まることなく、ゆっくりなようでとても速く、確かに時を刻む。そこには一つ残らずの総てがあるかもしれないし、一つ残らずの総てがないかもしれない。誰も、それは知らない。

 色がある。日々には、必ずその時の色がある。それは一色で埋め尽くされることもあれば、たくさんの色で散らばることもある。赤、青、黄色、オレンジ、緑、紫、白、そしてピンク。色に優劣はない。色に存在するのは、その色に付随する感情や記憶と、あるいは意志。

 僕にとって、毎日はひどく退屈なものだ。何が起ころうとも、結局のところほとんどは意味のない事柄に思えるし、そこに必要は感じられないからだ。

 君にとって、毎日はひどく退屈なものだろうか。

 手を丸める。宙に筒を作るように。

 映し出される世界は青く、そして白い。映し出される世界は黒く、そして赤い。映し出される世界は淡く、そして鋭い。

 きっとこのまま、毎日はひどく退屈なものだろう。けれど、その退屈な日々に、僕らは色をつける事が出来る。

 君が赤くなれば、僕は青くなろう。君が黄色を見れば、僕はオレンジを灯そう。君が緑を指差せば、僕は紫を広げよう。君が白を望むなら、僕はピンクをのせてあげよう。

 昨日、今日、明日。過去、現在、未来。振り返る時、留まる時、歩みだす時。

 そのそれぞれの色が、違って見える。そんな風に。

 一日とて、同じ色はなく。一日とて、同じ形はなく。

 ただひたすらに、日々が輝いていく。

 「なんでそんなに?」

 丸めた筒の先の君を見つめる。

 「理由なんてない」

 君が色をつける。

 「たとえそれが、苦しむことになっても?」

 筒を回し、色を変える。

 「構わない」

 君は色を変える。

 「バカだね」

 カレイド・スコープ。

 「分かってる」

 カレイド・スコープ。

 明日の色は、どんな色をしているだろう。明後日の色は、どんな色をしているだろう。ずっとずっと先は、どんな色をしているだろう。

 カレイド・スコープ。

**********

 もう一つ、文章。

 「森」

 森は多くを覆い隠す。それはきっと、人間の自己防衛本能に似ている。

 人は心に森を作る。たくさんの事柄を受け入れ、たくさんの事柄を誤摩化し、たくさんの事柄を隠すために。

 だまされてはいけない。

 その森には抜け出せない沼もあれば、道を惑わす香りもある。まるで樹海のように複雑で、ともすれば座り込んで放り出したくもなる。

 森とは、そういうものだ。人間の心も、そういうものだ。

 けれど僕らは、生きなければいけない。

 その森が正しいか正しくないかはともかくとして。

 森と森が合わさる時、そこに新たな森が生まれる。

 心と心が合わさる時、そこに新たな心が生まれる。

 方位磁石はいらない。

 大切なものは。

 確かな言葉と。

 確かな意志。

**********

 とまぁ、カレイドスコープの側は歌になるので、違う形式で歌詞に書き直してもいますよ、と。

 久々だなぁ、こういう感じの歌は。

 随分前にジュエルという歌を書いたけれど、それと近いか。

 でも確かに違うのは。

 ジュエルは今を見つめていたのに対して。

 カレイドスコープは全時間を見つめている事だろうか。

 早く歌いたいね。

 あー、歌いたい。     arlequin