好きな声 | ぼちぼち行きますわ

好きな声

はぁっのこを、ペットにしたくって♪
ニッサンしたのはパッカード♪
ふぉ~ねのずいまで シボレーでっ♪
あとでひじてつ クラウンさ~♪

小林旭さんの「自動車ショー歌」が昨日からず~っと頭から離れません
ちょっと物真似しながら、鼻歌混じりに歌ってます
鼻の方に抜けるように、んふぁ~と
頭蓋骨を突き抜けるようにスコ~ンと声を出すのだ


昔、作家の小林信彦さんが植木等さんの声のことを『親不孝声』と書いてはったけど、旭さんの声もそうだなぁ~

こういう声が『親不孝声』!って具体的に言えないのですが、聴いた瞬間、あっこれは親不孝だっ!という感じの声が好きです

自分が、“勝手”に親不孝声と思う声は、奥田民生さん、YO-KINGさん、斉藤和義さん
彼らが、親不孝だってわけではなくて、あくまでも私が勝手に親不孝声って思うだけですが


『親不孝声』とは、明るい声なんだけど、その先にスコ~ンと抜けた悲しみと、多少の不謹慎を感じる声

平賀源内の言うところの「寝れば起き、起きれば寝、喰うて糞(ほこ)して快美(きをやり)て、死ぬるまで活きる命」
杉浦日向子さんが著作で江戸人の人生観としてよく紹介されていた「人間一生糞袋」
今生きてるから、とりあえず死ぬまで生きるのだというあっけらかんとした明るい諦観

そういうことを感じさせる声を、私は勝手に『親不孝声』と思っています


悲しいことをいかにも悲しいね~ん♪~θp(´⌒`q)とどや顔で歌われても全然心に響かないです
あっかる~い『親不孝声』の中に「かぁちゃんごめん」「あ~しっかり生きなきゃなぁ~」「でも、とりあえず今日は笑っとこ」「あ~つらいなぁ(でも飯はうまい)」って思いを感じてしまう私は、多少病んどるですかね(^w^)


元祖『親不孝声』、クレイジーキャッツの『ハイ それまでよ』最初ムード歌謡風に歌い上げて「テナコト云われてその気になって」からぐぐぐぐぐ~~~ぅぅぅぅっと盛り上がるところがめちゃくちゃ好きラブラブ
ツイストを踊りたくなるっていうか、絶対踊る♪~┌(=^-^)┘└(=^_^)┐┌(=^-^)┘└(=^_^)┐
『ドント節』の「サラリーマンは~気楽な稼業ときた~もんだっ」ってとこの脳天気な声のすっばらしいことったらない
植木等さんの声が素晴らしいのはもちろんなんだけど、萩原哲晶さんの曲と青島幸夫さんの作詞はほんとにすっばらしいなぁ~と改めて感じます

ではではまた野球