「晴れたら北の薔薇園へ」。

高速道路を使っても
片道3時間半のロング・ドライブにそなえ、

金曜日の夜からサンドイッチを作りました。


(*^ω^*) これで明日の朝、何時で出発になっても
朝ごはんは準備OK



もし雨になったら
おうちでゆっくり食べたらいいモンね



一夜明けて土曜日の朝は、
雲は多めでしたが、まずまずの空。


(*´∀`*)よ~~し行くきゃ~~ 


ハ―――゚.:。+゚ミ(*´∀`*)ノ彡゚.:。+゚*・゚――――ィ




いつものピクニック・バスケットに、
二人分のサンドイッチ。
(コロッケサンド、ビアシュゼットのサンドの2種類)

  写真撮り忘れorz

コンソメ味のポテトチップ一袋

ウエットティッシュも忘れずにw

あとは
小さいほうの水筒にアイスコーヒーを淹れ
大きいほうには、たっぷり麦茶。

(ミΦωΦミ)(ミΦωΦミ)(ミΦωΦミ)
ぴにゃんこら~だに
「留守番の心得」を訓示したら、
いざ、出発



オイラ君と二人で
歌ってしゃべって
ワクワクしながら笑っていたら
3時間半なんて、あっという間。

北の薔薇園に着きました。


オイラ君と、二回目の薔薇園。

(*゚ー゚*)また一緒に来られた…


砂利の駐車場が見えてくる頃から
もうウキウキしてしまう私。



ですが、

その薔薇園の入り口近く、
ほとんど目立たないところに
手書きの張り紙があるのを
オイラ君が見つけて
先を急ごうとする私の袖を引きました。


【超高齢のため、今年限りで薔薇の販売は終了いたします】


(*゚ェ゚*)えっ・・・


ああ・・・
師匠・・・・



その方は、
私の薔薇造りの「師匠」でした。


薔薇の育て方なんか何一つ知らないどころか
自分の家の庭なのに
土を触ったこともなかった私です。

なのに
バカ丸出しで「薔薇大好き~」と思っていた頃

たまたま偶然この薔薇園を知り、
訪ねることができた、そんなご縁でした。

本っっっ当に何も知らない私に
師匠は、
師匠のほうから

気さくに話しかけてきて下さいました。

そして
会話してくださる中で

私が本当にド素人の
おばかちゃんだと分かっても
師匠は にっこり笑顔で、
大丈夫。
と、おっしゃったのです。


寒冷地でも、
初めての人でも、
薔薇を育てることの楽しさと
タイヘンさと、
薔薇の素晴らしさを知ってもらいたい。

だから私は、ここで薔薇を作って、
育てて、売っているのです。

ここにある薔薇はどれも
強くて、丈夫です。

あなたにも、きっと咲かせられますよ。


そう言って、

右の薔薇、「ピエール・ド・ロンサール」と
左の「カクテル」を勧めて下さったのでした。

(我が家の庭です)


その薔薇園が、
今年で、最後…


そこにある全てのバラに感謝して
全部つれて帰りたい気持ちになりましたが、
私が最後に選んだのは
また「ピエール・ド・ロンサール」。


この薔薇園の思い出の
最初と、最後に、この薔薇を。


そう思って鉢を抱きあげると
オイラ君がそれを持ってくれました。

二人で会計に行こうとしたら
細い通路の後ろから、
師匠が声をかけてくださいました。


初めてお会いしたときと変わらない
やさしく、明るいにっこり笑顔で
いつも、どうも。


以前は毎年来ていたけれど
長い空白期間があって
去年また来た私を
たくさんのお客様と親しくお話される師匠が
覚えていらっしゃるとは思えませんでした。
だから
「いつもどうも」、は社交辞令…

と、思ったとき。


そのピエールは、うちにある最後の一鉢です。
「最初が、最後になりましたね」



涙が、こぼれました。

師匠は、覚えていてくださったんだ。
私の、初めての薔薇を。
…私のことを。



長い間、どうも、ありがとうございました

私、これからも、がんばります。


満開の薔薇の園で
私はボロボロ泣きながら、
意味不明の言葉を、
だけど
笑顔で、そう言えました。

師匠は、にこにこと笑いながら
うんうん、
うなずいてくださいました。


そして、
オイラ君の顔を見て
去年も楽しそうにご覧になっていましたね
そう仰ったんです。

びっくりするオイラ君から目線をずらし、
私に向かって
このひとは、薔薇にはもう詳しいから
安心だ。


そう言うと、
遠くで誰かに呼ばれて、
師匠は軽く手を上げると、
薔薇の間を歩いていかれました。


夢の中のように。


私の薔薇の師匠。


小倉せんせい。
ありがとうございました。




ちなみに
オイラ君は

閉園まで毎週行く(* ̄全 ̄*)

むっちゃハナイキ荒くしています(笑)


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今日のココ弁。

大葉チーズの
豚肉ロール焼き

オイラ君に「お土産」にした
野菜のおかず いろいろも。