アンダートーンで選ぶくすまないファンデーション ~カバーマーク~ | 鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~

アンダートーンで選ぶくすまないファンデーション ~カバーマーク~

先日、東京コスメティックコレクションに参加したとき、

ベースメイクでおなじみのカバーマークも大きなブースを出していました。

カバーマークといえば、

「ブルーアンダートーン」と「イエローアンダートーン」の2種類に肌色を大別し、

その上でぴったりの色を選ぶというので有名なブランドですが、

私は実はカバーマークには嫌~な思い出 があるのです。

なのでTCC会場でもカバーマークにはあんまり近寄らず、

遠巻きに診断を受けている方の様子を眺めたりしていました。


そのカバーマークからTCCのおみやげとして、

イエローベース用とブルーベース用両方のお粉のサンプルを頂いたのです。

せっかくもらったのにどちらか分からないと使えないなと思ったので、

とりあえずもう一度スキンアンダートーンを見てもらおうと思い、

地元のカバーマークカウンターへ赴いて、再び診断をしてもらいました。


既に診断を受けたことがある方も多いでしょうし、

詳しくは公式サイトをご確認いただいた方が間違いもないのでしょうが、

一応スキンアンダートーンの決定から実際のファンデーションの色選びまでの流れを、

カバーマーク公式サイトからお借りした画像とともにまとめてみました。


■カバーマークでの色診断
  • 両腕の内側に、ブルーベースとイエローベースのそれぞれのファンデーションを3カ所塗ります。
  • ファンデーションを塗っていない部分の皮膚を見て、血色の良さ、影ができていないか、くすんで見えないかなどを元に、スキンアンダートーンがブルーベースかイエローベースを判別。

    ちなみにこの写真ではイエロー系のファンデを塗った左側の方が血色がよく見えるのでこの方はイエローベースということになるそうです。

  • スキンアンダートーンを決定後、直接顔にファンデーションを塗って、明度(00~30)と色味(ピンク・ナチュラル・オークル)の合ったファンデーションを選択します。

大体の流れはこんな感じなので、スキンアンダートーンの決定後は、

他のコスメブランドでファンデーションを選んでもらうときと変わりません。


ところでスキンアンダートーンって何?という話ですが、

これがいわゆる「カバマ診断でブルベ(orイエベ)」とか言われているものですね。

もともとイエローベースブルーベースというのは、

パーソナルカラー診断で使われる言葉なのですが、

カバーマークでもこの二つの言葉を使っているようです。


ただし、カバーマーク診断のブルベorイエベと、

パーソナルカラー診断のブルベorイエベは、全く別物


パーソナルカラー診断でいうイエローベースやブルーベースというのは、

色とりどりの布を首の下にあてて、

どんな色を当てたときに最も顔色が良いか、表情が冴えて見えるかという、

総合的な見え方に基づいて、

似合う色の系統を診断するというものなのです。

ちなみにその系統は4分類や8分類、

流派によってはそれ以上に分けているところもあるようです。


一方、カバーマーク診断でいうイエローベースorブルーベースというのは、

「スキンアンダートーン」という名前が付いている通り、

肌の色のみに基づいてファンデーションの色味を診断するというもの。

黄色人種ですから黄色系であることは間違いないわけですが、

その黄色い表皮の下には静脈(ブルー)と動脈(レッド)の血管が流れていて、

そのどちらの色の影響が強いかによって決まります。


ちなみにカバーマークの公式説明によりますと、

ブルーベース:静脈(青)の影響が強い、レモンイエローの肌色

イエローベース:動脈(赤)の影響が強く、健康的なバナナイエローの肌色

という分類になっているそうです。

混同するから、ブルーアンダートーンとレッドアンダートーンとか、

そういう呼び方にすればいいのに、と心の中では思っています。


色が肌に反射したり肌色と対比したりするお洋服や色物コスメと違って、

直接肌の上に重ねてしまうファンデーションについては、

肌の持っている要素(静脈・動脈の影響)と違うものを付けてしまうと、

時間がたつごとにファンデが赤や黄色にくすんできてしまうというのが、

カバーマークのスキンアンダートーンの理論だそうです。


こんなふうに、パーソナルカラーとカバーマーク診断は全く違う物を基準にしているので、

お互いの診断が違っているということも、よくあることなのだそうです。

実際に私を接客してくださったBAさんも、

パーソナルカラーはイエローベース(春か秋かは失念)だけど、

カバーマークのファンデだとブルーベースなのだそうです。


ちなみにカバーマークは色物も出しているので、

その場合はどちらを採用しているのかと尋ねたところ、


女子<色物はパーソナルカラーの方を信じていますけど、

なんだかんだ言って好きな色が優先なんですよ~。

だって、そっちの方が楽しいじゃないですか?


とサラリと言われました。そんなんでいいのか、カバマ!

でも、ちょっと好感が持てた瞬間でした。


鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~-カバーマーク ジャスミーカラーエッセンスファンデーション(クリームタイプ)
カバーマーク:ジャスミーカラー・エッセンスファンデーション BN10

5,250円

一日中くすまない色が見つかる<ジャスミーカラー>構成。植物エキス配合でスキンケア効果の高いクリームタイプのファンデーションです。SPF18/PA++

公式HP@cosme


とまあこんな感じで説明を受けていると、

腕に塗ったファンデーションが完全に乾いたので、

自然光色のライトを当ててスキンアンダートーンを診断。

まずは近くで腕をちょっと傾けたり揃えたりして、

その後BAさんが数メートル向こうから確認してくれました。


前回はここで既に「うーん・・・うーん・・・」とうなられてしまったので、

また同じだったらやだなーと内心ちょっと不安でしたが、

今回はさっさと結論。


女子<ブルーベースですね。


サクッと言われました。悩み無く、よどみなく。

疑り深い性格なので、「本当ですか?」とか聞いてしまった。


女子<ときどきちょっと迷うなーというタイプの方もいるんですが、

お客様はすごく分かりやすいですよ。

イエローベースを塗った方の腕の血色が悪くて、影ができてます。

典型的な出方なので、すぐ分かりますよ~。


それはそれでいいけど、じゃあ前回の診断、何やったん?

ちなみにもう時効なので言いますが、池袋西武ですね。


スキンアンダートーンはブルーということになったので、

次はブルーベース系のファンデーションの中から、

明度と色味の合ったファンデーションを実際に顔に塗って色を選びます。


ブルーベース系ファンデーションは、以下の8色展開。

BO系(ブルーオークル=黄み寄り):BO00/BO10/BO20

BN系(ブルーナチュラル=中間):BN10/BN20/BN30

BP系(ブルーピンク=ピンク寄り):BP20/BP30

この中から明度と色味を見て色を選ぶのです。


BAさんが持ってきてくれたのはBN10、BO10、BP20の3色で、

フェイスラインに3本塗って、

BPだと赤みが強調されすぎてしまい、色も暗い。

BOだと血色感が消えすぎてしまうので、

赤みと黄みがちょうど真ん中のBN10が合うということになりました。


半顔に塗った後、またBAさんが数メートル離れたところから見てくれたのですが、

私はなぜか顔より首の方が白いので、BN10だと首より顔が若干暗めに見えなくもない。

でも、顔の色にはほぼぴったり合っていて、

顔だけ見るとファンデーションがキレイにとけ込んでいるのです。


女子<首にぴったり合わせるとBO00がいいかもしれないですけど、

うーん、でも多分黄色いと思うんですよねえ・・・BO・・・・


と持ってきたBO00のビンを私の顔と交互に見比べて思案するBAさん。

時間はあったので、とりあえず半顔BO00も塗ってみてもらったのですが、

見事に血色が消え去り、落ち武者状態

BOでもファンデーションの色自体が黄色いとは感じないので、

いわゆる黄白いファンデという感じでは全くないのですが、

私の肌がもともと持っている赤みを消し去ってしまう感じなのです。


首との色の違いについても、明度に若干の差のあるBN10よりも、

むしろ色味に差のあるBO00の方が目立っている感じがしたので、

ファンデーションの色はBN10で行きましょう!ということに決定。


鉄の処女 ~愛すべきコスメ達の宴~-カバーマーク ジャスミーカラーエッセンスファンデーション(クリームタイプ)

この写真が比較的実物に近い色に写っていると思うのですが、

ちょっと灰色っぽいというか、くすんだような色に見えませんか?


最初、ボトルで見たときはこの色にちょっとびっくりして、

BAさんが参考までに見せてくれたイエロー系のファンデの方が、

綺麗な肌色だし明度も高くて仕上がりが良さそうだと思ったのです。

でも、塗ってみるとまた全然違った仕上がりで、

このくすんだ感じも肌の上では出てこないので、

アンダートーンと合わせるってそういうことなのかなあと思ったり。


ちなみにカバマのジャスミーにはリキッドとクリームがあって、

乾燥しやすい肌ならクリームタイプがいいと言われたので、

私はクリームタイプの方を購入しました。

リキッドタイプも少し手に取って触らせてもらいましたが、

そちらは二層式のちょっとぬるっとしたテクスチャーで、

クリームの方が私は好きだなと思いました。


さて、肝心の時間がたっても本当に色はくすまないのか?という点ですが、

確かに色はほとんどくすみません。

ファンデーションって時間がたつと赤黒くなったり黄黒くなったりするので、

夕方くらいにくすみ飛ばしのパウダーをはたくこともよくあるのですが、

これは時間がたっても付けたての色を保っていて、気に入りました。


仕上がりはセミマットですが、

顔をびたーっと覆ってしまうような厚ぼったさはなくて、

肌の一番綺麗な部分の色を全体に均一に伸ばしたような仕上がりなので、

付けていてもとても自然なファンデーションだと思います。


BAさんからはゴム製の薄いスポンジをすすめられたのですが、

どうも使いやすそうには見えなかったので、

私はブラシか指を使って付けています。

時間があるときはブラシで付けた方が、

個人的には薄くキレイに仕上がって、

毛穴も適度にカバーされるような気がしているのです。


下地は色のないものを使ってくださいとのことだったので、

これを使うときはアルビオンのUV乳液か、

フェリーチェトワコのUVパーフェクトクリームを下地にしています。

私は頬に血管が透けているのがちょっと気になっていたので、

薄付きのファンデの日はブルー系の下地でごまかすのですが、

ジャスミーのファンデだと色なしの下地だけでも、

毛細血管の透けは気になりません。


ただ、悪い所がないわけではないのです。

それは、やっぱりファンデーション自体の質。

色に着眼点を置いて作った商品だけあって、

色がくすんだり汚く崩れたりすることはないのですが、

1日付けているとちょっとお疲れ肌になります。


保湿力はまあまあの使用感なので、

どんよりくすんだりシワっぽくなるわけではないのですが、

エクシアALのスーペリアファンデーションに比べると、

落とした後の肌状態がやっぱりイマイチだなーと思います。

でもそれは価格帯的にも仕方がないことなのかもしれないし、

美容液ファンデをうたっている商品ではないので、

ファンデーション=見た目を整えるもの、

という単純な目的で見れば、なかなか良い商品だと思います。


なので、肌にトラブルがないときはカバマ、

ちょっと乾燥や肌荒れが気になる日はエクシアALがいいかなあ。

美容液ファンデは夏場はちょっと崩れやすいという欠点もあるので、

一概にみんな美容液ファンデがいいとも思わないので、

その日のコンディションで使い分けるのがいいのかもしれません。


って書いていて今思いついたのですが、

昔、ファンデーションに美容液を混ぜるって流行ったよね?

あれって、ジャスミーでやったら色持ちに影響したりするのでしょうか。

透明な美容液なら問題なさそうな気もするんだけど・・・。

そのうち気が向いたらやってみようと思います。


ファンデーションに合わせてフェイスパウダーも購入したので、

それも一緒にご紹介しようと思ったのですが、

やたら長くなったのでそれはまた後日書きたいと思います。


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仕事を終えて家に帰ったら、

家の庭からネコの鳴き声がするのです。

ニィヤアアアアオオオオオウウウウウウ!!!

とか言っちゃってて、どう聞いてもうちのネコの声。

誰か逃がした!?と焦って庭中を探し回り、

名前を呼びながらあたりを捜索。

10分ぐらい探し回っている間、

どこか、それも割と近くで鳴り響く、

ニィヤアアアアオオオオオウウウウウウ!!!

ひーんさすがに近所迷惑だよーと思いつつ、

ふと頭上を見上げたら、

2階の網戸がガタガタと揺れているではありませんか。

びっくりして家の中に入って2階へ駆け上ると、

和室で大騒ぎするネコ、1匹。

閉じこめられてたわけでもないのに、何だったんだろう・・・。