ヌードピンクのふんわりリップ ～クリスチャン・ディオール～
ディオールから出た新しいマスカラ、アイコニック。
このマスカラももちろん気になるんだけど、
私がそれ以上に気になったのが、このモデルさんのリップメイク！！
このヌーディなんだけどちょっと血色感があるような、
かわいらしいピンク色は一体どの口紅なんだろうということ。
手持ちの色だとＭＡＣのプリンク！に似ていなくもないけど、
プリンク！はもうちょっとベージュが強いんだよなあ。
その前にこれ、ディオールのモデルメイクだからディオールの口紅だよな。
そんなことを考えながらカウンターに赴き、
声をかけてくれたＢＡさんに「あのモデルさんと同じ色が欲しい」と伝えたところ、
ディオールではまんまこの色に発色するリップは作っていないのだとか。
でも、実はこの質問はいろいろなお客さんにされるらしく、
そこのカウンターのＢＡさんたちでいろいろ口紅を試して、
「多分これじゃないか」という組み合わせを発見したそうなので、
その２色をタッチアップしてもらいました。
それがこちらの＃３２８（右側）と＃１７８（左側）の２色。
どちらも単色でもすごく綺麗なカラーですが、
この２色を少しずつ重ねて色味を調節すると、
アイコニックの広告モデルと同じようなリップカラーになるのだそうです。
私の場合は元々のくちびるの色がすごく赤いので、
赤味を抑えるために輪郭をコンシーラーでぼかし、
さらにリキッドファンデを少量付けたスポンジでくちびる全体をぽんぽんぼかし、
上からパウダーを重ねて死人みたいにくちびるの色を消しておきます。
ディオールアディクトハイカラー ＃３２８（ローズベージュ）
次につけるのが＃３２８のローズベージュというカラー。
やや赤味の強いベージュで、パールが効いた綺麗な色。
モーヴ系の色味で、これ単品の状態でもすごく綺麗でした。
ブラシでしっかり輪郭を取って、丁寧に塗った後、
色が強く出過ぎないように軽くおさえてティッシュオフ。
この一手間で、上に口紅を重ねたときにムラにならないのだそうです。
ディオールアディクトハイカラー ＃１７８（ピンクエモーション）
そして、＃１７８のピンクエモーションを少しずつ色味を見ながら重ねていきます。
こちらもツヤツヤしたシャイニーな色で、桜みたいなかわいらしいピンク。
色を重ねていく間も、口紅がもったりしすぎないように、
ある程度重ねたら少しティッシュで押さえて重ねていくと綺麗なのだそうです。
そして最後に全体的にあまり色の付かないグロスを重ねて完成！！
広告の方はライティングの効果や修正もあるし、
この広告自体も照明の色によって微妙に違った色に見えるので、
「全く同じ」とは断言できないのですが、かなり近い。
ベージュのようなピンクのような、ふわーっとした優しい色が再現されて、
思わず鏡を見ながら「ぅぉあっ！！」とか変な声を出してしまいました。
「人によっては最初に塗るベージュをもっと赤味の弱いものにした方が、
広告モデルに近いと感じるかもしれない」と言って、
もう少し赤味のないベージュ（色番は失念）も見せてくれたのですが、
私はこれくらい赤味があった方が顔色がよく見えるし、
より広告モデルに近い色に見えたので、この２本を購入しました。
そのカウンターではＢＡさん同士で、
「この色は？」「いやもっとピンク」「コーラルっぽく見える」「いや見えない」
「もっとピンクが強く出てる」「そのベージュは濃すぎる」などと言い合いながら、
これだ！！という組み合わせを見つけたというのですから、
ＢＡさんたちって本当に勉強熱心なのだなと思いました。
リップの広告じゃないのに言ってみてもいいかどうか不安だったのですが、
相談してみて良かったです。
それにしても、このモデルさんのメイクは素晴らしい。
これでもっと赤味の強いリップだったらモードに寄りすぎてしまうし、
アイメイクとリップメイクのバランスって大事なのですね～。
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