デニム生地を再利用

岡山大と壁面緑化



婦人服販売店を全国展開するクロスカンパニー(岡山市・石川康晴社長)は

デニム生地を再利用した土壌を使って岡山大学と壁面緑化の共同研究を始めた。

開発した土壌パネルに7種類の植物を植え、岡山大の後者壁面に設置した。

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将来は自社店舗なども壁面緑化し、環境に配慮する企業姿勢をPRする。

土壌パネルは縦横60センチ、厚さ4センチ。培養土パネルを製造・販売する

みのる産業(岡山県赤磐市)が技術協力して開発した。

粉砕したデニム生地やこけ、焼き締めた多孔質の石、ポリエステル繊維を型枠に入れ作る。

1枚にジーンズ5本分の生地を使う。

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実験にはクロスカンパニーが店頭で顧客から回収したものを使った。

9月まで観察を続け、生育に適した植物を探る。

デニムの廃棄削減による二酸化炭素(Co2)排出量の抑制効果も推計する。

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石川社長は

「岡山の繊維産業のシンボルであるデニムを使って環境に貢献できないかと考えた。

8年以内の商品化も視野に入れている」と話す。

(日経MJより)(画像は同社HPより引用)



<デスクhのつぶやき>

クロスカンパニーといえば昨今不況といわれるアパレル業界でも年々業績は右肩上がり

宮崎あおいさんをCMに起用して大ヒットとなったearth music&ecology発信の企業。



今年10周年を迎える同社は環境プロジェクト「one tree」と題し

お客様が対象商品を一つ購入すると中国の乾燥地地帯に

1本の木が植えられるという取り組みも行っています。

第一回目となる今年4月には、同社関係者、スタッフ役30人で1300本の木を植えたそうです。



「earth」「music」「ecology」とは社長の好きな言葉を並べた、ということではありますが

(以前特集番組で拝見した際そうおっしゃっていました)

そのブランディングにもピタリとはまる今回の取り組み。



「岡山ブランドを世界に発信したい」

地元愛強い社長の意思がまたひとつ「世界初」を産み出しました。

地域にも、壁面にも、そして世界にもその想いが根付くことを私も陰ながら見守らせて頂きます。


desk ho_ki