お父さんが総理大臣だけに、日本にも初の
女性総理大臣が誕生するのではないかと
期待されていた小渕優子さん。
その期待が「経済産業大臣」というポストに
表れていたのですが、残念ながら、後援会や
資金管理団体の不正なお金が発覚したため、
とうとう大臣を辞任することになったそうです。
福島第一原発を視察後、キリッとした顔で
「完全にコントロールされています!」という
アホコメントをされた時には卒倒しましたけど、
自分の金を管理できない人間が、国の経済を
回していけるはずがないんで、辞任するのは
仕方がないんじゃないでしょうか。
また、1人辞任するのも、2人辞任するのも
結果は一緒なので、松島みどり法務大臣も
同時に辞任することになりました。
こちらは「うちわ」が選挙法に違反していると
言われていますが、法律を司る立場にして、
死刑の執行権を持つ法務大臣のババァが
法律を守っていないって、この国は一体、
どうなっているんでしょうか?
さて、国会議員の先生は不甲斐ないですが、
一歩間違えると、これと同じようなことになり、
悲惨な未来が待っているのが、10月26日に
投開票が行われる福島県知事選挙です。
これまで5人の候補者の政策をまとめました。
いよいよ今日がラスト。金子芳尚候補の政策を
見ていくことにしましょう。
豪快に笑う姿は、紛れもなく、土建屋の社長。
福島県白河市で「三金興業」という会社を経営。
土木、建築、不動産をやっている会社のようです。
資本金は1億円、年商は約20億円。
主に道路や上下水道の工事に実績があるようで、
従業員は約50名ほど。地元の工事がメインであり、
地方テレビ局の審議員などもやっているようです。
そんな金子芳尚さんの政策は、以下のとおり。
■ 食の安全チェックと風評被害の根絶。
■ 遅すぎる福島復興の加速と除染事業強化。
■ 2020年の東京オリンピックの積極的活用。
■ お役所仕事の一掃。
■ 福島空港を「福島コジラ空港」に改称。
■ 芸術家を招き、福島文化ルネッサンス。
ほんのりマック赤坂のニオイが漂ってきますが、
基本的に土建屋なので、「除染事業の強化」は、
まさに訴えたいところだと思います。
また、風評被害を根絶したいと言っているので、
この人もまた「福島県産の農作物はどこよりも
安全だ!」というアホのロジックを打ち立てている
人物の一人だと考えられると思います。
犯罪率が世界一の街で、「どこよりも警備員が
多く配備されているのだから世界一安全だ」と
ホザいているようなもので、こんなアホの論理を
堂々と言ってしまう人ほど怖いものはありません。
さらに、興味深いのが「福島ゴジラ空港」です。
理由は、「円谷英二が福島県出身だから」ですが、
これだけ放射能がモリモリしている土地で、しかも、
「風評被害根絶」と言いながら、「福島ゴジラ空港」。
もはやギャグです。
こうやって政策を見てみると、「脱被曝」の観点で、
それぞれどう考えているのかを比べることができ、
誰に投票するべきなのかが一目瞭然になります。
内堀雅雄、金子芳尚は、経済優先で被曝無関心。
あんまり何も考えていないのが牧師の五十嵐義隆。
被曝を真剣に考えているのは、熊坂義裕、伊関明子、
井戸川克隆ということになるでしょうか。
残念ながら、選挙をする前から内堀雅雄が有利で、
非常に多くの票を集めると予想されているのですが、
みんなが真剣に政治や選挙のことを考え始めると、
日本の未来は少しずつ変わってくると思います。
自分が信じる人に投票しよう!
まわりの人が何を言おうと、「この人なら福島県を
変えてくれるかもしれない!」と信じられる人に
投票していただきたいと、心から願います。