この国の人々は、ただ政治を嘆くだけで、
自分の手でどうにかしようとは思いません。
ダメな政治を変える方法はたくさんあるのに、
ほんの一瞬、嘆いただけで終わってしまう!
しかし、たった一つの小さなブログが世界を
変えることもあると思うのです。たった一人の
地道な活動が、やがて多くの人とつながって、
ムーブメントやカルチャーを作り上げていく。
嘆かず、諦めず、ただ自分の
信じた道だけを突き進もうぜ!
今回の山口県知事選の取材は、新幹線代、
レンタカー代、宿泊代、滞在中の食費を含め、
ほとんど贅沢はしていないのに、7万円ぐらい
かかっていますが、すべては僕の自腹です。
最初は、これも「可視化」の一つだと思うので、
あらゆるものを「可視化」するアンタメディアに
サポートしてもらおうかと思いましたが、またも
「兄ぃ」というクソ野郎が、よく調べもしないまま、
ネガティブキャンペーンに励んでくれたせいで、
アンタメディアは、多大なる損失を被りました。
存在そのものが「害」。
僕もコツコツと食品の放射性物質を測って、
皆さんに情報をお届けしてまいりましたけど、
ちゃんと頑張っている人たちにダメージを与え、
顔も出さず、間違いを認めず、反省もしない!
マジでクソすぎる。
考えれば考えるほど、すごく腹が立ちますが、
正体が分からないことを利用して、ネット上で
いろんな人に迷惑をかけ、実害を生んでいる。
やはり真剣に対策を考える必要がありますね。
僕は「兄ぃ」を絶対に許しません。
さて、ウンコ野郎のことは置いておきまして、
今日も山口県知事選の模様をお伝えします。
先日お届けした高邑勉さんの記事が反響を
いただいておりますが、今日は、もっとヤバい
オジサンの話をしたいと思います。
村岡嗣政候補。
このたび、自民党と公明党から推薦を受け、
病気で引退する前知事の意向を引き継いで
立候補するというストーリーの人物なのです。
山口県宇部市出身、東京大学経済学部卒。
元総務省の自治財政局財政家財政企画官。
まさに地元が生んだ「エリート」と言えますが、
村岡さんの政策には、上関原発についての
記述が一切ありません。
インタビューでは、「慎重に検討する」と言い、
ひたすら明言を避けてきたので、上関原発を
どう考えているのかが、わからないまま。
しかし、僕は村岡さんの正体を、しっかりと
この目で見てきました。村岡さんが上関町に
向かったタイミングで、僕も追いかけたのです。
驚くべきことに、上関町では40人ほどの
町民たちに出迎えられ、握手を交わしました。
そうです。ここ上関町では、町長も原発推進で、
村岡さんを歓迎する声は、とっても多いのです。
しかも、上関町の原発推進層は、老人たち!
おそらく原発交付金でバカになってしまったと
思うんですけど、未来のリスクを、その頃には
死んでいるから背負わなくて良い老人たちが
勝手に選んでいるわけです。
この町は、既に原発交付金が撒かれており、
シャブ漬けになった老人たちが、たくさんいる。
詳しいことは、明日にでもお届けいたします!
それにしても、上関町の皆さんは、どの人も
ありがたそうに握手をします。上関原発こそ、
この町を豊かにしてくれるに違いないと思って
いらっしゃるのでしょうが、そうではありません。
長期的には、町が滅びます!
あれだけ悲惨な原発事故が起こっても
原発を諦めることができないんですから、
もし新しいエネルギーが開発されたとしても、
「ベース電源は原発だ!」と言うに違いない。
一般人が死ぬレベルの事故が起こらないと
永遠に原発を諦めることはできないのです。
もしかしたら、次に原発事故が起こるのは、
上関原発である可能性は否定できません。
「ありがたや!ありがたや!」
「町に原発を作ってください!」
上関原発を作ることが、
町民たちの願いでした。
この町だけは、世の中と逆行しているのです。
福島第一原発事故が起こっても、まだ原発を
新設したいと思っていて、お金が欲しいのです。
村岡嗣政さんを応援する自民党の議員は、
上関町に立ち、こんな演説をしていました。
「東京都知事選でも、脱原発を掲げていた
細川さんや小泉さんは負けて、舛添さんが
支持された。民意は原発に賛成なんですよ。
アベノミクスの効果は、山口まで届いてない。
上関に原発を作って、町の経済を活性化し、
豊かにします!」
村岡嗣政さんは、原発について語りません。
でも、村岡嗣政さんの横で、オッサンたちが
「原発推進!原発推進!」と叫んでいます。
あの悲惨な事故を見ても、自分たちの町に
原発ができることが嬉しいのは、スゴいです。
なんか宇宙人を見るような気分になりました。
村岡さんは、終始、まったく原発に触れずに、
前知事からの意志を引き継いだことを説明し、
「POWERやまぐち」。
村岡さんの選挙カーにデザインされている
「POWER」というのが、「nuclear power」を
意味していないことを祈らずにいられません。
靴紐まで「赤」で統一。
今回、山口県知事選を見て感じたことは、
これから原発について語らずに推進の人や
「脱原発」を掲げておきながら、実際は推進の
不幸にも、「村岡さんがイヤだ!」と思っても
他の候補者がポンコツなので、投票したいと
思える人がいなかったのですが、こうなったら
村岡さんに考えを改めてもらえるように訴えて
いくことが大事かもしれません。
村岡さんを敵にするのではなく、
原発について理解してもらおう!
握手をした感じでは、アホのタイプではなく、
いろいろと分かってもらえそうな気はしました。
高邑さんよりは会話ができると思いますので、
県民のコミュニケーションが大事でしょうね。


















