活断層の上にあり、配管が壊れてもアウトだし、
トンネルが崩れたり、土砂崩れが起きてもアウト。
津波が来れば、もちろんアウト。1基が壊れたら、
すべてが吹っ飛ぶ可能性が高い「大飯原発」。
何をどう考えても、安全だとは言えないくせに、
原発利権を守るため、再稼働が認められました。
今夜も首相官邸の前には、たくさんの人々が
大飯原発の再稼働に反対するために集まり、
声を挙げることでしょう。
首相官邸前の道路を埋め尽くす、たくさんの人。
これが警察発表の通り、1万5000人だったと
思えるでしょうか。主催者発表の20万人とまで
いかなくても、もっと多かったに違いありません。
「再稼働反対!」
「再稼働犯罪!」
しかし、国民を無視し続けるクルリンパ野田、
タダチーニ枝野、細野モナ男、原子力ムラ・・・。
シナリオ通りに大飯原発を動かすことに成功し、
利権を守った腐れ外道どもは、早くも次なる
原発を動かす気マンマンです。
今回、『チダイズム』では、大飯原発の隣にある
高浜原発も見てみることにしました。もし津波に
襲われたら、一体、どんなことになるのか。
関西電力の「高浜原発」です。
手前にある大きな筒が1号機と2号機で、
その奥にある丸い屋根が3号機と4号機です。
この写真を見ても、何が危険なのかがあまり
わからないかもしれません。
ちょっとカメラのアングルを変えてみましょう。
原発の手前は、どうなっているのでしょうか。
大飯原発は、海の目の前に建てられており、
津波の被害をダイレクトに喰らう構造でした。
しかし、高浜原発は海から少し離れた場所に
作られているため、海水を持ってくる必要が
あったのだと思いますが、水路が作られており、
この写真を撮影した反対側を見てみると・・・!
バカでしょうか?
皆さん、思い出したくないかもしれませんが、
東日本大震災の津波は、どうなりましたか?
大きな川でさえ、溢れんばかりに逆流しました。
山を切り崩したような形になっている水路では、
より水かさが増し、膨大なエネルギーとなって、
この水路を逆流して、流れていきます。
こんなショボい水路など、簡単に逆流し、
その先にあるものを破壊してしまいます!
えぇ、その先にあるものは何だったでしょう?
ここからザーッと上がってきた波が壊すもの。
原発のタンクや配管です!
高い津波が来たら、高浜原発は水没します。
タンクや配管が使い物にならなくなってしまう。
山間にあるため、修理や電源車がスムーズに
入ることもできず、かなり深刻なことになります。
大飯原発よりヤバい!
今のところ、高浜原発を再稼働させようという
動きはなさそうですが、この原発ではまさかの
プルサーマル化が計画されていたところでした。
ちなみに、自治体が原発マネーをたっぷりと
もらえるようになったのは1974年からなので、
すごく昔に建てられた高浜原発は、想像ほどは
おいしくありません。
ですから、昔は栄えていただろうけど、
今は廃墟のようになっているというところは、
実はたくさんあり、体育館はどうなっているか。
見てください、どこにでもある普通の体育館。
隣の「おおい町」は、大きくて立派でしたが、
そこまで原発マネーでズブズブ言っていない
高浜市には、ごくごく普通の体育館が残って
いるじゃありま・・・・・・・
・・・えっ!?
体育館の裏に、新しい体育館!
なんということでしょう。古くなった体育館なんて
使いたくないということで、そのすぐ後ろに新しい
体育館が建てられているじゃありませんか!
やっぱり「原発マネー」。
「おおい町」ほど、露骨にいっぱいありませんが、
それでも、熱帯魚や熱帯植物をいっぱい見られる
関西電力プレゼンツのワクワク熱帯館があったり、
やはり自治体丸ごと原発マネーでズブズブでした。
セレブな生活から、どう抜け出すか。
貧乏から抜け出し、セレブになる方法は、誰もが
考えますが、セレブな生活を抜け出して、質素に
暮らす方法は、今まで誰も考えたことがありません。
しかし、これからの日本は、やらなければならない!
危ない原発を動かすことなく、原発マネーで
無駄遣いをせず、緩やかに質素で健全な生活を
手に入れるには、どうしたらいいかを考えるべき!
そうです、考えることから始めなければなりません。
今夜も首相官邸前ではデモがあると思います。
このデモには、ごくごく普通の人たちがいっぱい
参加しています。もし、抗議に行かれる皆さんは、
くれぐれもお気をつけて、事故に遭わぬように・・・。