これまで、千葉県柏市が放射能のホットスポットで、

除染は不可能だし、小さな子供がいるのであれば、

暮らすのには適していないという話は、繰り返し

何度もお伝えしてきましたが・・・。


空間線量にして、約0.4マイクロシーベルト。

これがどれほど深刻なことなのか、多くの方々に

理解してもらいたいとは思うのですが、今すぐに

病気になるわけでもないですし、痛くもかゆくも

ありませんので、なかなか理解してもらえません。


しかし、「マイクロシーベルト」という単位で

語ってしまうから、あまり実感が湧かないのです。

千葉県柏市に、どれくらいセシウムが降ったのか。

セシウムだけで十分に語ることができます。


今回、『チダイズム』が検査するのは、

食品ではありませんが、非常に重要なもの。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-IYO070


千葉県柏市の土。


先日、夏みかんを検査した時に110ベクレルを

記録した、自宅の庭の土のセシウムは、いくつか。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-IYO071


めっちゃババァ丸出しの服を着ながら、

母ちゃんが庭の土をビニールに入れました。

どうしてババァになると、小豆色の細かい模様の

袢纏を着るようになるんでしょうか。まぁ、どうでも

いいんですけれども・・・。


ちなみに、うちの母ちゃんの予想は、庭の土は

300ベクレルぐらいだと言っていたんですけど、

千葉県柏市は、そんなに甘くはありません。


チダイズム ~毎日セシウムを検査するブログ~-IYO072


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2567ベクレル。


例えば、小さな子供が公園で遊んだとします。

手につく土のセシウムを考えてみてください。

あるいは、千葉県柏市は「柏レイソル」もある

サッカーが盛んな土地ですが、少年サッカーで

泥だらけになった時、体につく土のセシウムを

考えてみてください。


もちろん、食べるわけではありません。

しかし、こうしたものに常に触れることになる。

それが放射能のホットスポット、千葉県柏市です。


大人になれば、あまり泥だらけになることは

なくなると思いますが、子供は常に泥だらけ。

家に帰って、手を洗えば済むという話でしょうか。


セシウムがあるということは、もちろん、

その他の核種も存在します。市民レベルでは

なかなか検査ができませんが、ストロンチウムも

存在すると考えるのが一般的だろうと思います。


こうした、さまざまな放射能に囲まれている

千葉県柏市を、本当はどうにかするべきですが、

今のところ、国も自治体も「無策」のままです。


原発事故から1年が経ち、半減期が2年しかない

セシウム134は、4分の3程度になっています。

つまり、少しは減っているのに、これだけある!


絶望都市。


柏市長は、東京電力に58億円を請求し、

除染に積極的な考え方をしていますけれども、

校庭の土を入れ替えるだけでも大変なんです。


ましてや、校庭の土が変わっても、自宅の庭まで

除染してくれるわけではありません。道路の脇の

土だって、おそらくそのままだと思うのです。


これだけのセシウムを数十年間、放置することに

なってしまう。いくら空間線量を下げてみたところで、

セシウムの量は減らないですから、下水に流せば

それだけ川や海が汚れていくだけ。


僕の家に、これだけの毒物を撒いた東京電力には、

激怒しなければならないし、電気代を値上げると

言われたら、当然、ブチ切れなければなりません。


本来なら、お詫びにタダにされても許されない!

ましてや、これだけの被害を出しておきながら、

この失敗も踏まえずに、まだ原子力を稼働させ、

まだ原子力利権で儲けるつもりなんです。


どないなっとんねん!


土の1kgなんて、たかが知れていますから、

1平方メートルあたりで換算したら絶望的です。

これからは空間線量ではなく、その土地の土の

セシウムを測って、暮らす場所を選ぶべき!


『チダイズム』では、これから食品だけでなく、

さまざまな土地の土も検査したいと思います。

調べることが、まだまだ尽きません。