「苦情」とは「苦しい感情」のこと。では、いったい誰が苦しいの? | 苦情対応は「引き分けで勝ち点1、八百長なら勝ち点2」

苦情対応は「引き分けで勝ち点1、八百長なら勝ち点2」

苦情受付係を担当した経験から、苦情を受け止めつつ、自身は必要以上に傷つかずに「聴く」方法を研究。
「苦情には勝たない」。これがゴールへの最短ルートと確信しています。

上のタイトルの答。私は「苦情を訴えるお客様」で正解だと思います。


皆さんも答は同じではないでしょうか。


私はインターネット書店のamazonに苦情メールを送ったことがあり、そのときに初めてこのことに気付いたのです。えっ


本を注文した際に生じた行き違いに対し、私は勉強のためにと、とても意地悪な苦情メールを書きました。


(amazonさん、本当にすみませんでした。)


最初は全然怒っていなかった私ですが、書いているうちにだんだん「本当に」腹が立ってきたのです。


そうです。苦情を言ったり書いたりしている人は苦しいのです。しょぼん


決して苦情を受ける人の感情を指している言葉ではないのです。



しかしながら、もしも同僚から「苦情の電話入ってます。取ってもらえますか?」と頼まれたら、


自分の中では、自動的に苦しい感情の持ち主は、自分だけということになっているのです。不思議なことに。


苦情という言葉の意味を気にかけておくと、良いことが3つあります。

①長時間苦情を聴いても、以前ほどストレスを感じなくなる。

②謝るべき点は、素直に謝れるようになる。

③問題の解決が不可能な場合、相手の「苦しい感情」を癒やすことが「突破口」だと気付く。


以上から、苦情対応において、「苦しんでいるのはお客様」という認識があれば、苦情対応はもっと楽になると思いませんか?ニコニコ


ちなみに、amazonさんからは、非常に丁寧なおわびのメールがすぐに届きました。手紙


さすがです。素晴らしい回答を、本当にありがとうございました!


この件以来、私は、「自分のために」苦情は言わないことにしました。


その代わり、良いサービスを受けたときは、感謝の長ーいメールを送るようになりました。


苦情メールとは正反対で、人をほめるメールは、書いているうちに幸せになってくるのです。


しかしこれ、あんまり長文だと、受ける側からしたらクレームの一種かもしれませんね。にひひ