【乱】⑪ | ~LIVE-GYM“七”~

【乱】⑪

次の日、起きてるだろー時間に、ずっと、付き合ってくれたお礼と

我が儘に付き合わせてしまった詫びを送った。





もう、起きてたらしく、すぐに返事が来た。





少しでも寝れたなら、起こしたら悪いからと、起きるまで待ってたとゆー、気遣いから始まって

何時間か前に、ダラダラと書いた内容への感想が書いてあった。










泣いたね…





昨日までとは、違う意味で、泣いた。





嫌わても仕方ない話をしたからさ。





でもこの人は、先に、そんな事で嫌うとか有り得ないと、全部を受け止めてくれてた。





そのあとに、思った事を綴ってくれてて。





『あぁ…やっぱ、この人には敵わねぇなぁ…』





そー思った。










『朝から泣かしてんじゃねー』って、可愛げのない返事をしながらも、感謝した。





自分の中の波が、大人しくなるのがわかった。





少しずつ、『次』を考えれるよーになり、動き始める。





会社に連絡を入れ、状況を聞く。





ホントは、初七日までいてやりたかった。





けど、状況的にムリだったんで、戻る事を決めた。










家族と別れて、電車に乗る。





大丈夫だと思ってた気持ちが、また乱れ始め、『大丈夫』『なんとかしてくれ…』がまた始まった。





仕事が始まれば、イヤでも泣けなくなるから、今のうちに泣いとけと。

車内で会う人達には、二度と会わないんだから、見られても気にする必要ないと。





そのあとは、笑かしてくれる内容と、“らしい”話をし続けてくれて。










こっちに戻って来た時、話せる時間が出来るからと、何日かぶりに、電話で話した。





相変わらずで。





笑かしてくれて、最後まで、我が儘に付き合ってくれたっけ。










だから、この人には、頭が上がらなかったりする。