13日午前11時10分頃、さいたま市緑区芝原の国道463号バイパス交差点で、歩行者の誘導活動などをしていた近くの綱島富江さん(59)が、歩道に乗り上げてきた中型トラックにはねられ、頭を強く打って搬送先の病院で死亡した。

 トラックは近くの信号柱にぶつかって止まった。浦和東署は、トラック運転手の埼玉県八潮市鶴ヶ曽根、長島宏幸容疑者(32)を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕し、容疑を同致死に切り替えて調べている。長島容疑者は「前の車が止まったので、よけようとしてハンドルを切った」と供述しているという。

 発表などによると、綱島さんは、浦和東交通安全協会三室支部の女性部長。26年前から交通整理などのボランティアに取り組んでいた。15日までの「春の全国交通安全運動」の一環で、この日は午前10時から、7人で横断歩道での誘導などを行っていた。

 現場近くの花店経営、久保谷公枝さん(54)は「『バーン』という大きな音がして外に出たら、トラックが信号柱にぶつかっていて、下から赤くすりむけた女性の足が見えた。ボランティアで活動してくれていたのに……」と話した。

 同署は2008年12月5日から死亡事故ゼロが494日間続いていた。

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