扶余(プヨ)①~落下岩から身を投げた官女たちの霊が眠る皐蘭寺 | 韓国の地方を訪ねて~「全州にひとめぼれ!」別館

韓国の地方を訪ねて~「全州にひとめぼれ!」別館

ソウルもよいけど、9つもある韓国の道には魅力的な都市や田舎町がたくさんあります。
そして、そこに住む人たちと触れ合えれば、旅の楽しみがもっと増えます。
管理人のビョンが、そんな韓国の地方を訪ねたときの想い出を綴るブログです。

昨年(2010年)4月下旬、初めて忠清南道(チュンチョンナムド)にある扶余(プヨ)へ行きました。
韓国の地方を訪ねて


ドラマ「薯童謡(ソドンヨ)」でお馴染みの扶余は、538年に百済の都になった街。

訳あって数は少ないですが、今も当時の歴史的遺産がさりげなく残されています。


南部バスターミナルから朝8時半の高速バスに乗り、約2時間後の10時半に無事扶余市外バスターミナルへ到着。
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まずは地図をゲットすべく観光案内所探し。
畑仕事をしているおばちゃん達に聞いたら
「あちらへズッーとまっすぐ行って右手」
と教えてくれたんだけど、「ズッーと」の部分への力の込め方が、ドラマで観るのと同じで笑いそうに

なりましたにひひ


まずは扶蘇山城(プソサンソン)へ。

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緩やかな坂を上っていくと、終わりかけの桜の木があちこちに。

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前の週に来れば見頃だったに違いないと、ちょっと残念な気持ちに。


とは言え、新緑の紅葉の木が目にも鮮やかで、「来て良かった~」と思わせてくれました。
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半月楼(パンダルロン)という場所が一番高台になるようで、白馬江(ペクマガン)という川やその向こうに見える

浮山など、扶余の街が一望できました。

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下りに入り、落花岩(ナックヮム)へ。
地図の説明文によれば、百済が滅びた日に、女性達が忠節と節操を守るために、ここから百馬江へ身を

投げたとか。
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その先にある皐蘭寺(コランサ)は、命を捧げた女性達を供養するために建てられたそうです。

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程なく船着場に到着。
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ここからはクドゥレという渡し場まで船に乗るか、今来た道を歩いて戻るかなんですが、船は7人乗りで

1人3500ウォン。
でも、船着場のおばちゃん曰く
「月曜だから人が来ないんで、『カシキリ(貸切。ここだけ日本語で言ってました)』料金24,000ウォンのところ、

1人だから15,000ウォンに負けてあげる」 と。


「時間があるから、他の人が来るのを待つ」 と言ったら、じきに2人の男性がきたものの、舟には乗らないんですと。
朝抜きだったから凄~くお腹も空いたし、雨も降ってきたので、止むなく15,000ウォンを払い乗船しました。

アップの写真の船に乗るのかと思いきや、実際に乗ったのはこちらダウン

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川側から、先程上ってきた山肌や落下岩を見ることができました。

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ほどなくクドゥレの船着き場に到着。
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そこから、昼食を食べる予定の場所までどうやっていけばわからず、舟を運転してくれたおっちゃんに

聞いたら、無造作に「あっち」と。オイオイ しょぼん

仕方がないので地図を片手に案内板を探していたら、白い車が近づいてきて運転席の若い男性が
「日本人ですか?」と。
そうだと答えたら、
「ガイドをしますから、車に乗ってください」 と。
ブサイクな男だったし、何より怪しさが100%漂っていたので、
「必要ないです。ゆっくり歩いて行きますから」と断りました。


すると、「お金は要りませんから」 とか言って、ナンパか誘拐か、はたまた暴行目的か知らんけど(笑)、

かなりしつこいしあせる
「次は定林寺(チョンリムサ)ですね。行きましょう」
とか言いやがり、空腹なのでかなり腹が立って来たけど、単に親切なだけなのかもしれないので、ここは

グッと我慢で
「大丈夫です。ありがとう」 と微笑み、漸く車は去りました


で、案内板を頼りに歩いていたら、事前に扶余出身の韓友が教えてくれたお勧めの店 クドゥレ トルサンパプ

が見えてきました。
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早速、プルコギ石焼きご飯定食を注文。(12,000ウォン)。
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豪州産牛のプルコギと石釜で炊いたご飯(かぼちゃや豆がタップリ入っていました)を10数種類の葉っぱに載せて、

巻いていただくサンパプは最高グッド!


石焼きご飯は、熱々のうちにご飯をお茶碗に全部よそってしまい、石釜にへばりついたご飯にお茶を注いでおくと、

やがてお焦げご飯(ヌルンジ)として楽しめて、1粒で2度美味しいんです
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味噌チゲやボイルしたウド、甘みのあるコチュジャンに浸かった生の蟹、油で焼いたイシモチなど、テーブルに

乗り切らない程のパンチャン(おかず)も楽しみながら、超満員の店の中でおそらく唯一の1人客であることもあまり

気にならず
あ~ペプロ(満腹)&ヘンボケ(幸せ)


食後は定林寺(外観のみ)を経由して宮南池(クンナムチ)へ。
毎年7月になると、池一面が蓮の花で覆われるようで、蓮祭りが行われる扶余の名所ですが、この時期はケナリ(レンギョウ)やツツジ、菖蒲などが咲いていました。
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郊外に脚を延ばせば「薯童謡テーマパーク」とか「百済歴史再現団地」など、他にも観るところはあるようですが、今回はカット。


こうして食事時間も含めて約4時間弱の扶余観光は終了。
14:20の高速バスに乗り、16時半頃ソウルへ戻ってきました。



合格扶蘇山城(부소산성)
住所 扶余郡扶余邑関北里 (충남 부여군 부여읍 관북리)


合格クドゥレ トルサンパプ(구드래 돌쌈밥)
住所 扶余郡扶余邑欧亜里96-2 (충남 부여군 부여읍 구아리96-2)
電話番号 041-836-0463


合格宮南池(궁남지)
住所 扶余群扶余邑東南里117 (충남 부여군 부여읍 동남리 117)

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長音記号2ソウルからの行き方
南部バスターミナルからバスで約2時間
料金11,000ウォン(2011年9月現在)
運行間隔 20~30分間隔


バスソウル南部バスターミナル(서울 남부터미널)
電話番号 02-521-8550
ホームページ http://www.nambuterminal.co.kr/


バス扶余市外バスターミナル (부여 시외버스터미널)
電話番号 041-835-3535


扶余発ソウル行き時刻表(2011年9月現在)

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長音記号2扶余文化観光ホームページ
http://www.buyeotour.net/index/index.asp (韓国語)
http://www.buyeotour.net/jap/index/index.asp (日本語)



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