今年(2011年)1月に初めて大邱(テグ)へ行った時に、やり残したことが2つありました。
1つは、八公山(パルコンサン)にある「カッパウィ(갓바위)」というお釈迦様をお参りすること。
もう1つは、大邸の名物だという「マクチャン(막창)」という牛の盲腸の炒め物を食べること。
5月に再び大邸へミュージカルを観に行くことになったので、リベンジすることにしました。
午前9時ソウル発のKTXに乗り、10:45に東大邱駅に到着。
駅を出て右側にある階段を下りたところにあるバス停から、401番の路線バスに乗りました。
山の麓の食堂へ入り、暑かったので今年初のコンククス(冷たい豆乳麺)のランチ。
後から注文した隣のテーブルの温かいククスが出てきたのに、私のコンククスが出てこないので途中で
「まだですか」と督促しました。
そうしたらコンククスを出してくれた時に「長く待たせたから、美味しくなってますよ」だって。
そんなこと言ったって、観光地の食堂なんてたかが知れていると全く期待していなかったのに、実際には
豆乳がとても濃いし、麺も喉ごしがよく、三ツ葉とセリのサラダもサッパリとして美味しく、嬉しい誤算でした。
このお店に荷物を預かって貰うことにし、いよいよ八公山の中腹にあるカッパウィを目指しての散策。
新緑とツツジが美しく、天気が良い日曜日なので沢山の観光客が来ていました。
ネットで調べたら、バス停からカッパウィまでは「片道1時間歩く」となっていましたが、まさかあんな急坂&
ゴツゴツの岩の急階段の連続とは予想外。5分くらい登っただけでもう止めようかと思うくらいのキツさ。
こちらに到着した頃には、既に脚がガクガクでしたが、折角大邱まで来て何も観光しないのも癪だし、
頑張って上り続ける事を決意。
私→フツーの洋服&ショルダーのバッグ、他の人たち→山歩き用のウインドブレーカー&パンツ&
リュック。
明らかに舐めてました。
カッパウィへの道はハイキングやトレッキングではなく、完璧な登山コースです。
いくら山登り用の服装をしていても、やはり疲れるのは皆同じらしい。
みんなの疲れがピークに達するとちょうどベンチがあるので休めるって感じで、皆さん口々に
「ヒムドゥロ~(疲れた~)」と、アップダウンの激しい慶尚道(キョンサンド)訛りで漏らしていました
途中で周りの景色を見たら、既に山の中腹まで登ってきてることがわかったものの、目的地が見えないので、
あとどの位この生き地獄が続くのか予測不能。
汗みどろになりながら、登り始めてちょうど1時間後、この看板を見たときにどれほど嬉しかったことか
無事カッパウィのある場所に到着。
私はと言えば、まるで沼からあがったカッパのように汗みどろ。
だからカッパウィなのか?(違います)
カッパウィとはカッ=冠、パウィ=岩の意味で、お皿のような円盤型の冠を被ったお釈迦様。
カッパとは何の関係もないんです(笑)。
岩の冠を被ったお釈迦様に熱心に願い事を唱えると、人生に1度だけ願いが叶うそうで、山の上とは
思えないくらい大勢の人々が、ひざまずきながら熱心にお祈りしていました。
私はこんなに苦労して登ってきたのだからと、欲張って2つ願いを唱えてみました。
実はそのうちの一つが最近叶いまして~
もう一つは、現在進行中?
自販機で買った冷え冷えのポカリスエットの旨かったこと
下山もゴロゴロした岩の急階段なので、手すりに捕まりながら下りました。
麓の食堂に預けた荷物を引き取りに行ったら、表でパジョン(チヂミ)を焼いていたおばちゃんが私の顔を
見るなり「帰ってきたのね~」と無事の生還を確認してくれました。
あまりに喉が渇いたので、帰りのバスを待つ間に飲もうと缶ビールを買ったものの、すぐにバスが来てしまい、
やむなくバスの中で飲む羽目に。
みんなからかなり見られていたような。
慌てて缶をタオルで包んでみたりして。
バドワイザーのように薄い韓国ビールでも、こんな時には旨い
東大邱駅から地下鉄に乗車。
1月に大邸に住むかわいい妹、アルムにエスコートしてもらった時は、彼女が交通カードを貸してくれたので
わからなかったんですが、大邱の地下鉄は1回券がプラスティックコインで、乗車時には改札にかざし、
この後、ホテルにチェックインし、お目当てのミュージカルを観賞。
終演後、11時を回ってしまったものの、大邱名物のマクチャン(牛の盲腸)を食べずには帰れないと思い、
同じミュージカルを観に来たアルムと日本人の方と3人で、食べに行くことにしました。
東大邸駅からタクシーでワンメーターの距離にあるオペラハウスの近くには、マクチャンの店が何軒も並んで
いると聞き、そちらへ移動。
その中の「2学年1番」という店へ入店。
ひょっとしたらマクチャンが口に合わないかもしれないからと、アルムがマクチャンとサムギョプサルのミックスを注文してくれました(1人前6千ウォン)。
さつまいも、餅、玉ねぎと一緒にあまり辛くないヤンニョムで味付けされたマクチャンは、形は輪切りにした竹輪のようでしたが、弾力があって焦げた部分が特に美味しかったです。
2つの目的を達成し、大満足の2回目の大邸でした。
カッパウィ(갓바위)
住所 慶尚北道慶山市瓦村面大韓里山63(경상북도 경산시 와촌면 대한리 산63)
関連記事
大邱(テグ)①~循環バスで巡る旅
http://ameblo.jp/byonkorea/page-2.html
ポチッとしていただけると嬉しいです
大邱への行き方
ソウルから
ソウル駅から東大邸駅までは、KTXで約1時間50分。
料金 (月~木)39,500ウォン (金~日、祝)42,500ウォン(2013年8月現在)
KTXホームページ
(英語)
(カード決済で日本から予約ができます)
釜山から
Yucky's Tapestry に詳しく紹介されていますので、そちらをご覧ください。
大邱市ホームページ
http://tour.daegu.go.kr/kor/main.asp
(韓国語)
http://japanese.daegu.go.kr/cms/cms.asp?Menu=560
(日本語)
大邱観光についてのお問い合わせ先(日本語)
大邱広域市役所 観光文化財課内 丸山雅子さん
電話番号 +82-53-803-3905 (平日9~18時)
mail daegutour@yahoo.co.jp
※ご本人の許可を得て、掲載しております。
※お電話する時間帯など、節度をもった対応をお願いいたします。
※プライベートなことをお願いすることはお控え願います。