渡韓する度に、宿のテレビでちょこちょこ観ていた「カーテンコール」。
友達情報でアマプラで配信されていることを知り、あっという間に完走しました。
朝鮮戦争の混乱の中、北朝鮮からの避難船に乗船したクムスンは、
幼子を抱いた夫と生き別れになってしまいます。
1人韓国に到着後、クッパを売って生計を立て、
やがてホテルチェーン「楽園」の会長にまで登り詰めますが、余命三ヶ月に。
幼い時に一度会ったきりの北にいる孫に一目会いたいクムスンの思いを知った補佐。
しかし、その孫がならず者だとわかり、
舞台役者のジェホンとユンヒに孫夫婦の代役になるよう話を持ちかけます。
血の繋がりはなくても、余命わずかなクムスンの幸せのために、
誠心誠意「孫」を演じるジェホンに、心打たれます。
「椿の花咲く頃」で忠清道の親子を演じたコ・ドゥシムさんとカン・ハヌルさんが、
ハルモニとニセの孫の関係で、かつ北朝鮮訛りの台詞の応酬 。
役者って本当にすごいと思います。
ドラマの舞台となったホテルは、釜山やソウルのパラダイスホテルで撮影されたそうですが、
太和江国家庭園の竹林や大王岩公園など、
蔚山(ウルサン)の名所がちょこちょこと登場し、
地方旅マニアとしても楽しめました。
いまだに解決しないの離散家族問題をテーマにした、
心温まるヒューマンドラマ。お勧めです!
※1枚目の画像はお借りしました。