おいしいお茶を淹れるために必要な自然を感じるココロ。 | こがみのり@茶人×バリスタBLOG

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大阪府枚方市にある「茶肆ゆにわ」「シロフクコーヒー」店長の
こがみのりの日常ブログ

今日は助手くんと

おいしいお茶を淹れるヒミツについて話していました

 

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確かに、技術面はおろそかにしてはいけません

 

 

もちろん、勉強も終わりがない

 

 

良い茶葉を使って

良い水を沸かして

良い空間で

良いお心で

 

 

常に環境を整える

掃除をする

 

 

自身の心を整える

五感を清める

 

 

これらはもちろん、大切な事です

でもですね、一番必要な事があります

 

 

私は九州の田舎の出身です

山の中で遊び、海で育ちました

 

 

小さいころの遊び場は常に大自然の中でした

だから、自然に対する敬意は持っているつもりでしたが

まだまだ、自然を自分とかけ離れたものとして見ていました

 

 

師と出会った頃、よく

「大自然の中で都会を実現し

都会の中にいて、大自然を感じる」

 

 

と言われていました

その時は「ふーん・・・」と思っていたのですが

これは、とても大事な事だったと

「ふーん・・・」じゃないから!!(゚Д゚;)

 

 

今は、自然や、目の前の現象から・・・

岩の声

風の声

木々のささやき

 

 

これらから、たくさんの事を学ばせてもらっています

決して都会とは言えないけれど

それでも、町中である楠葉で

 

田舎にいたころよりも

自然をより身近に感じながら、生きています

 

 

八百万の神々を宿す自然から

たくさんの学びをいただいています

 

 

助手くんも同じく、田舎の人間だけど・・・

私と同じく、見落としてるものがあると思うよ。と

話していました

 

 

その、大事なものは

常に目の前にあるんだけど

 

視界にはいれているかもしれないけれど

きっと、その表情までは見えていないんだよ。と

 

 

『すべての石、木、そして生き物に
命があって、心があって、名前があるっていうことを』

 

 

 

風の色が何色か・・・

それが分かった時、きっとお茶の声も

聞こえているんだと思う