今日は助手くんと
おいしいお茶を淹れるヒミツについて話していました
確かに、技術面はおろそかにしてはいけません
もちろん、勉強も終わりがない
良い茶葉を使って
良い水を沸かして
良い空間で
良いお心で
常に環境を整える
掃除をする
自身の心を整える
五感を清める
これらはもちろん、大切な事です
でもですね、一番必要な事があります
私は九州の田舎の出身です
山の中で遊び、海で育ちました
小さいころの遊び場は常に大自然の中でした
だから、自然に対する敬意は持っているつもりでしたが
まだまだ、自然を自分とかけ離れたものとして見ていました
師と出会った頃、よく
「大自然の中で都会を実現し
都会の中にいて、大自然を感じる」
と言われていました
その時は「ふーん・・・」と思っていたのですが
これは、とても大事な事だったと
「ふーん・・・」じゃないから!!(゚Д゚;)
今は、自然や、目の前の現象から・・・
岩の声
風の声
木々のささやき
これらから、たくさんの事を学ばせてもらっています
決して都会とは言えないけれど
それでも、町中である楠葉で
田舎にいたころよりも
自然をより身近に感じながら、生きています
八百万の神々を宿す自然から
たくさんの学びをいただいています
助手くんも同じく、田舎の人間だけど・・・
私と同じく、見落としてるものがあると思うよ。と
話していました
その、大事なものは
常に目の前にあるんだけど
視界にはいれているかもしれないけれど
きっと、その表情までは見えていないんだよ。と
『すべての石、木、そして生き物に
命があって、心があって、名前があるっていうことを』
風の色が何色か・・・
それが分かった時、きっとお茶の声も
聞こえているんだと思う