日本の小売がメーカーから仕入れる価格は

アパレル業界=6割
食品業界=7割
おもちゃ業界=7割

が相場です。
小売業の粗利率は3割から4割です。

メーカーは卸価格の2割から4割が製造コストだと言われています。

ニトリやユニクロのように自社で開発生産したものを直営店で直接消費者に小売を
すると、粗利率は大幅に大きくなり7割から8割の粗利益を確保する事ができます。

アメリカではこのSPA方式の会社が全体のマーケットの大きいシェアを占めており
投資家を集めて大きな資本を使い、多店舗展開をすごい勢いでしている状態です。

主なブランド
アバクロ、H&M,GAP、ZARA、ラルフローレン、カルバンクライン
グッチ、ルイヴィトン
雑貨、家具
クレートアンドバレル、イケア、

資本がない中小企業又は個人事業主が
メーカーから仕入をして、販売するスタイル自体に無理がでてくると思います。
どうすれば原価率を下げ、粗利を大きくとればよいのか?

OEMでオリジナルブランドを作っても1店舗などの小さい規模のお店は
何種類もの商品は作れません。
もし、日本以外で生産されている商品を扱っている方は
もっと低い掛け率で仕入れが出来る
チャンスがあるかもしれません。

まず海外で生産されている物は
日本の輸入代理店にはいり、一般の小売店に卸されます。
これを直接買い付けする事により、中間マージンは省かれて
SPA企業のような高い粗利を確保する事ができます。

例えばアメリカのブランドを例にすると・

アメリカの小売店への卸価格の相場はアパレルで5割
食品で6割から7割
雑貨で5割ー6割です。

アメリカで1000円で売られている物があれば
日本の小売価格は1,5倍から2倍になります。1500円ー2000円

あなたが輸入代理店から購入すると1500円の6割(900円)が卸価格になります。
もしアメリカの卸売価格で購入できたとすると、500円で購入でき
1500円で売ると粗利率は40%から67%になります。

しかし、関税や送料の事もあるので
一概に安くなるとはいいませんが
1ヶ月50万円以上の仕入をしているのであれば
海外で直接仕入れた方が安くなる事の方が多いかもしれません。

今まで日本の物価は欧米諸国に比べて高いものでした。
大資本で大量に物を作って売る会社が少なかったのかもしれませんが
今後は外資がたくさん入り、価格が世界標準になるでしょう。

少ない量をコストをかけて作りそれなりの値段で販売しているメーカーと
大量にコストを下げて、低価格で、それなりの物を作るメーカーを
消費者が比べた時に、日本のメーカーと外資の力の差がはっきり分かると思います。
小規模店舗は今後どうすればよいのか?今が転換期、そしてチャンスかもしれません。






あなたの周りに古着屋さんをしたいという人はいませんか?

もしお店が1つから3つくらいだったら、古着の仕入れは結構簡単です。

アメリカには大きく3つの仕入れ方法があります。

1、フリマ
2、ぼろ屋
3、スリフトストア


国際免許をとって
ロサンゼルス行きの飛行機にのって、レンタカーをして
月に一度の
ローズボールフリーマーケット
に行って

2のぼろ屋は危険な所だったり、いろいろあるので今度紹介します。

3、スリフトストアは中古の古着からキッチン用品、テレビまで幅広い品揃えで
アメリカの低所得家庭の強い見方。
町には必ず一つはあります。
郊外に行けば行くほど大型店舗があるので
yellowpageで検索すれば、たくさんでてきます。
ロス近郊だと、北はOXNARD,Ventura
南はサンディエゴ
東はリバーサイド辺りでたくさん見つかると思います。
大きいスリフトストア
SALVATION ARMY
GOODWILL

1枚50円から800円ほどでたくさん古着が仕入れできます。
スリフトは大手以外にも小規模店舗がたくさんあるので
細かくまわると、いい物にであえます。
高級住宅地のスリフトはブランド品も結構でてきますので
小さい規模ですが、まわる価値があるかも。

バイイングに適した時期ですが
日本人がロスに買い付けに来る月は決まっていて
チケットが安い月、お店が忙しい月にバイヤーが集まります。
フリマで買い付ける人は、ディーラーも時期を狙って
集めているので、いいのですが
バイヤーが来ない月にあえて来て見ると
いいものがたくさん見つかったりするかもしれません。







ついに日本にアバクロがオープンしました

アバクロの歴史は古く1982年にスポーツカジュアルブランド創業し
地味なブランドであったが
1992年にマイケルジェフリーがCEOになってから
ラグジュアリー、カジュアルライフスタイルと白人の若者をイメージした
ブランドに変身させ、アメリカで大ブレークする。

アメリカでの全盛期は2001年から2006年頃であったが
現在は人気も落ち
株価も2007年をピークに半分以下の価格まで下がっている。

白人モデルだけを使い広告をだし、店員も白人だけだったが2004年のマイノリティーがおこした
裁判で、50億円の賠償金を支払っている。

現在ではモデルに黒人、アジア人を起用しているが
全体の数パーセントである。
裁判以後、店員も白人いがいの人種が採用される事になり
現在では多くのマイノリティーが働いている。

訴えられたのは仕方ないが
アバクロのような明確なコンセプトで
展開しているSPAブランドは店舗数は減少しても
今後残っていくブランドなのは間違いない。

また会社としてアバクロが世界中に持っている
生産拠点、システムと大きな資本は
新しいブランドを簡単に何個も生み出していけるだろう。






全米で一番大きいファッションモールといえば
カリフォルニアはオレンジカウンティーにある、サウスコーストプラザです。

早速26日からのビッグセールに行ってきました。

人の多さと、買い物を楽しむ姿は不景気を感じさせないものでした。
多くのお店が賑わい、買い物客でごったがえしていました。

その中でもダントツ一番人気で人が多かったのがZARAでした。
ZARAはスペインのブランドで日本でも人気が高いですが
商品開発力と原産国の多さ資本力の高さは
素晴らしく、消費者を魅了する商品と価格の魅力は
今後もっと伸びていく素晴らしいブランドだと思います。

アメリカは大きい資本を持った、自社SPAブランド開発のできる
直営店舗展開をするショップが主流になり
セレクトショップと呼ばれるお店は小さくなっていくばかりです。
バーニーズニューヨークでさえ、客足が少なくなっているように感じました。

短期間で大量に低価格で良いデザインを供給できるシステムを確立している
ZARA、H&Mのような会社は
小規模のアパレルブランドをどんどん潰していく事になると思います。

日本の10年先を行っているといわれる米国を見て日本のアパレル業界は
今後十年で劇的に変化する事になるでしょう。
海外事業成功マニュアル


メリークリスマスです。今年のアメリカのクリスマス商戦はどうだったのでしょうか?
高級百貨店の客足は少なかったように感じました。
全体的に低単価の商材を推しているショップが多かったようです。

さてクリスマス明けの26日からアメリカではビッグセールが始まり
1月中旬までセールが続きます。
日本のバイヤーさんは日本が繫盛期の為仕入れに来る人が少ないですが
時間があるショップ仕入れが多い
ネット通販など個人でされている方は
この時期に仕入れに来るのも賢い方法です。
また6月も大きなセールが行われますので、ショップ仕入れが多い方は
6月もチャンスです。