孤独な僕に、月明りを照らしてくれた。

 

 

MOONLIGHT

 

ムーンライト

 

 

ジャンル:ドラマ

監督:バリー・ジェンキンズ

 

 

 

 

 

Cast
トレヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、ジャネール・モネイ、アシュトン・サンダーズ、ジャハール・ジェローム、アレックス・ヒバート、ナオミ・ハリス、マハーシャラ・アリ

 

 

Review アイラブ

出演者がほぼアフリカ系、映像が美しい、一体どんな映画なんだろう?映画評論家の町山さんがお勧めしていたので、楽しみにしていました(´∀`*)そして、ブラピの映画会社が作った映画でもあるので、より一層気になりまして。では感想いきましょう~。

 

 

 

 

 

 

結末が分かるネタバレはありません。

 

 

 

 

 

STORY

アメリカ、マイアミのリバティー・スクエア。753世帯、黒人のみが住んでいる町。シャロンは「他人と自分は何かが違う…?」と感じながら、ずっとそこで暮らしてきた。しかし成長していくにつれ、この気持ちが、このコミュニティでは誰にも受け入れてもらえないと気付いたが……!?

 

 

 

 

 

愛、行間、そして青が印象的でした。

 

 

いい映画でした(ノω・、)町山さんが仰っていた通り、映像が超綺麗。主人公シャロンの彫刻の様な筋肉、青の美しさ、アート、まるでフランス映画を観ているようでした(*´Д`*)

 

 

 

 

 

LGBT、人種マイノリティー、貧困、そして薬物。

 

扱っているものはハードだけど、描写はそうではなく、問題提起でもありませんでした。あくまで主人公のパーソナルな面として、静かに描かれた内容でした。

 

 

 

 

 

エンタメ作品ではないので、淡々としているけど、感情を揺さぶる力がありました。主人公がアイデンティティーを模索している姿を観て、私も色々な感情を抱きました。

 

正直目を背けたくなるシーンがありました。特に関係性が分かった時、かなりショックでした…(´・ω・`)でもそんなことが気にならなくなる位に、この映画、とても美しい映画なのです。綺麗な月明りのよう。だから「どれだけどん底でも、まるでチラっと照らす月明りの様に、ささやかな幸せがあるということかな?」と感じました。

 

 

 

ほぼ説明台詞はなく、自然な会話。個人的には無口な主人公が生み出す、『間=行間』が印象に残りました。私の持ち合わせている語彙では、この良さが表現できないことが悔しいですが、本当に何とも言えない良さがありました。

 

鑑賞後、「あの時の言葉はそういう意味だったのかな∑(゚Д゚)」、「あの時のあの間は…もしや∑(゚Д゚)」と、多々はっとしました。

 

 

 

 

 

この映画はラブストーリーでもあったのでしょうね。

 

 

 

 

 

何より、白すぎるアカデミー賞と揶揄され、LGBTに不寛容なトランプ政権下で、ほぼ登場人物がアフリカ系、LGBTを扱ったこの映画が作品賞を受賞した事実。意味があることなんだと強く感じました。

 

恐らく、これは観る人を選ぶ映画ですね。正直私には難しくて、よく理解できていない点がいっぱいあると思います。でも観れて良かったです。興味がある方は是非観てみて下さい(ノω・、)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも同じくブラピの会社が製作した映画。こちらは自由黒人だったので、ブロカーに騙されて、大農園の白人オーナーに売られ、奴隷として生きた12年間のお話です。

 

 

シャロンの母親を演じたナオミ・ハリスがボンドの同僚役で出演しています。”ムーンライト”とは全然違うの!!女優さんって凄い!!

 

 

 

テイストは全然違いますが、こちらもアメリカの現実を描いた1本。大好きな映画です(´∀`*) (私の感想はこちら)

 

 

 

 

 

 

個人的なメモですが、英語が黒人アクセントで難しかったヽ(;´ω`)ノ