「青春」は死語か? | 明日のあなたと握手する「決断力」

明日のあなたと握手する「決断力」

今日のあなたは、昨日までの決断でできています。
でも、今日の決断で明日からのあなたを創ることができます。
明日のあなたと握手するために、今日の決断を大切に。

最近とんと聞かれなくなった言葉に、「青春」があります。
私が幼いころは、「さらば青春」「飛び出せ青春」などというタイトルで、テレビドラマが作られていたのですが。
AKB48の歌詞にも、青春という言葉は出てきていないように思います。
いったい、どうしてなのでしょう。

日本の人口構成が、影響しているのは間違いないと思います。
なにしろ、人口の1/4が高齢者です。
「孫の日」なんて日まで、出来てしまいました。

思い返してみれば。
青春ドラマ全盛期は、団塊の世代が20歳前後の頃でした。
今は、若者の数が減っている時代ですから。

でも、人生のうちで、社会に出るにあたって思い、悩み、傷つく時期というのは、変わらないと思います。
自分と社会との関係、人間関係の壁にぶちあたり、それを乗り越えてゆく葛藤は、程度の差こそあれ、誰でも感じると思います。
そのことを、現代の日本社会はあまり肯定的に捉えていないのかもしれません。

サミュエル・ウルマンの詩では、青春とは人生の一時期を指すのではなく、心の持ちようであると述べています。
学校教育で一生涯食べてゆける時代が終わり、一生学び続ける必要がある時代になりましたが。
そういう意味では、「生涯青春」という感覚の方が、現代社会には合っているのかもしれませんね。

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