Evernote連携の目的


先日ようやくソースネクストから「超名刺」が発売になりました。6月23日に「世界初」のEvernote連携名刺管理iPhoneアプリとして発表されてから一ヶ月半近くがたちようやくAppStoreでの販売スタート。私たちのBusica for iPhoneの発売から一カ月遅れ。「世界初」の看板は下ろしてほしいけど、それはさておき、早速購入して使ってみました。


最大の特徴は、iPhoneで名刺画像を撮影してEvernoteにポスト。名刺画像を探すのは基本的に「検索」を使う。(一覧表示とかは画像の一覧表示が出来るだけ。)検索をする際にiPhoneのアプリ内の内部レコードだけではなくEvernote側も検索に行くようになっていること。Evernote側は画像を受ければOCRでテキストデータがつけられた状態になるから、画像を投げただけでも検索で画像を探し出すことが出来るというもの。iPhoneアプリの名刺DBの各項目はあくまでもハンド入力が必要な普通の名刺アプリだけど、EvernoteのOCRをうまく使って、検索が出来るようになっているところが面白い。(EvernoteにはOCR機能はあるが、名刺の項目に対応した辞書を持っているわけではないので、単純検索が出来るだけです・・)


細かい比較はともかく、一言で表現すると「超名刺」はiPhoneで名刺画像管理を行うアプリでその中で検索機能を実現するプラットフォームとしてEvernoteを上手に使っているアプリだと言えます。逆に言うとEvernoteそのものの使い方を広げていくアプリではないということ。「超名刺」からポストされた名刺画像はEvernote側ではどう使えばいいのか?名刺画像をEvernoteにポストするだけなら他に便利なアプリはたくさんある。EvernoteのOCRに着目した名刺画像管理アプリですね。


一方で私たちのBusica for iPhoneは、iPhoneでメモと名刺を紐付けて管理するアプリ。Evernoteがなくても独立した機能構築を行っている。Buisca for iPhoneが目指すのはEvernoteとのコラボレーション活用。名刺やメモデータをEvernoteにポストしたあとEvernote側で様々な情報整理をするためのノートネームやタグの生成を行ったり、ポストするデータをフォーマットしたりしている。Busica for iPhoneからEvernoteにポストされた名刺やメモレコードはEvernote上での情報整理に活かされることを目的にしている。


Evernote連携名刺管理アプリといってもこんな風に目的が違う、ということに今後もこだわっていきたい。