中尊寺参詣のメインイベント、
金色堂は世界遺産に登録され、
また日本で最初に国宝建造物に指定された、
創建当時の姿を今に伝える唯一の建造物。
金色堂は東向きに立っているのですが、
これは金色堂に光を充満させ、
藤原氏3代が眠る場所に魔物をよせつけないようにするためとか。
なお写真は、金色堂を守っている新覆堂 (しんおおいどう) 。
この中に金箔のまばゆい光に覆われた金色堂があり、
ガラス越しに見学ができます。
もちろん中は撮影禁止です。
松尾芭蕉句碑
松尾芭蕉像
~ 五月雨の降り残してや光堂 ~
” 五月雨さえ光堂の木高さに遠慮して
濡らすことなくその姿を今に残しているようだ ”
藤原氏滅亡の500年後、
平泉を訪れた松尾芭蕉が4年がかりで
推敽してできたのがこの句です。
間口3間、屋根は宝形、金属板葺きの御堂。
もとは2階建ての建物でしたが、1337年の火災で上層部を焼失。
現在の建物は、平安時代の古材を使い鎌倉時代に建造。
旧 覆 堂 ~ 重要文化財 ~
現在の覆堂以前に金色堂を納めていた
1288年建築の御堂。
金色堂の解体修理時に現在の場所に移築されました。
内部の見学可。
伊達政宗公や松尾芭蕉も、
この旧覆堂の中で金色堂を見学したとか。
白 山 神 社
中尊寺北方を鎮守する役割を担う古社で、
境内唯一の神社。
建物前には ” 芽の輪くぐり ” が。
これはお祓いの輪といわれ、
日頃知らずに犯している心の罪や汚れを
くぐって参拝することで、お祓いができるそう。
能 舞 台 ~ 重要文化財 ~
白山神社境内にある能舞台。
1853年に仙台藩によって再建されたもので、
近世の能舞台遺構としては東日本唯一のもの。
ここで御堂等の歴史的建造物の見学は終了。
中尊寺の秘宝が収蔵された讃衡蔵 (さんこうぞう) で
平安仏教美術品等を鑑賞後、
下山しました。
弁 慶 の 墓
最後に月見坂入口前の広場にある
弁慶のお墓をお参り。
お墓は弁慶が最後まで守った、
源義経公が祀られている高館義経堂 (たかだちぎけいどう) の
方角を向かって立てられています。
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藤原清衡公が造園した、平泉黄金文化の象徴
中尊寺
今も当時の姿をとどめる金色堂をはじめ、
数々の歴史的建造物等、
世界文化遺産の称号にふさわしい
歴史の重みを感じられる素晴らしい場所でした。
某土産店の前では、ぺこちゃんがお出迎え。
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