喜ぶ顔だけなら見たくない | 考えすぎ

喜ぶ顔だけなら見たくない

人々の喜ぶ顔が見たくて、
喜んでもらえることを生きがいにして、毎日、仕事に励んでいる人がいる。


そういう人は、世間では「善人」と呼ばれやすい。


それが本当に「善人」であるにせよ、本当はそうでないにせよ、
僕自身は、そういう人間になりたくない。
・・・なぜなら、
人の喜ぶ顔を見ることと、実際に人を喜ばせることとは、厳密には違うからだ。




相手が無理に喜んで見せている顔を見て、
「あぁ、良いことをした」
と自己満足に浸ってしまうような、
そんな無粋で押し付けがましい善行をするくらいなら、
いっそ、明確な悪事を働くほうがまだまし。


・・・僕の心は、(これもまた極端なのかもしれないが)そう感じるのだ。