Africa体験記

Africa体験記

青年海外協力隊の看護師隊員として、西アフリカのブルキナファソに10か月滞在し、現在は北アフリカのモロッコで活動中です。

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だいぶご無沙汰してしまいました。
あまりに久しぶりすぎてちょっと気まずいぐらいです。

とりあえず元気にやっています。

帰国があと1か月後に迫り、
最後の活動のまとめに追われて、
てんやわんやしております。

ここ2週間ほどは、各地の小学校をまわって
衛生啓発をしていました。
写真は歯磨きの啓発をしているところ。

$Africa体験記


今後は作成した啓発の教材を紹介するため、
エルフード市内の先生方を集めてプレゼンを実施する予定です。

そんなことに追われててんやのわんやです。


あと、モロッコのサマータイムについて、一言もの申します。
4月からサマータイムで1時間、時間が早くなったモロッコですが、
任地エルフードでは、サマータイムで生活してる人とそうでない人がいます。
というのは、例えばサマータイムを取り入れてる小学校とそうでない小学校があるから。

私はサマータイムに準じて生活してるけど、
2階に住む大家さんは従来の時間通り生活してます。

つまり、同じ建物に住んでるのに、
1階と2階で1時間の時差があるという、不思議なことになってるのです。

これによってどういう問題が生じるかというと、
ご飯にお呼ばれしたときに、大家さん的には13時半(いつも昼ご飯はこの時間)だけど、
私的にはもう14時半だよ、という事態が起こってしまいます。

ぺこぺこです、はい。

なので、できれば中途半端にサマータイムを実施しないで欲しいなーと、
控えめに、謙虚に思っています。
私のぺこぺこのために。脱ぺこぺこのために。


そんな中、急激に暑くなってきた、エルフード。
ついこないだまでダウンを着ていたような気がするのになー。
殺人的な暑さで、ちょっとバテ気味ですけど、
体調崩さないように、最後までがんばります。

ちなみに帰国は6月20日です。

しかし今日も暑い!


明けましておめでとうございます。

まったくお正月感のないモロッコでしたが、

日本人仲間たちで、初日の出を見に行ってきました。

サハラ砂漠に!!!

これで4度目の砂漠、でも初めてのラクダ!!
ラクダに乗って日の出を見るため砂漠の奥地へ。

Africa体験記-らくだ

まるでジェットコースターのようで、←?
意外と怖かった、けど楽しかったらくだ!!
思った以上にまつげの長いらくだ!!

そして盛り上がる我ら。
Africa体験記-辰


今年は、
「毎日を一生懸命生きる」
そんな一年にしたいです。
というか、今そんな気分です。

どんな立派な目標を掲げても、
目の前にあるやるべきことに全力で取り組めなかったら、
なんにも変わらないからです。

とにかく、1日1日を大切に。
がんばります。

Africa体験記-日の出


話は変わって、
先日大家さんちで昼ご飯を食べていたときのこと。

たまたま、大家さんの知り合いのお客さん2名が来ました。
そのうち一人は、以前日本のモロッコ大使館で働いていたそうで、
かたことながら日本語を話せるモロッコ人でした。
3年ほど東京に住んでいたそうです。
任地エルフードで日本語の分かる人に出会うとは!!
奇跡です。

しかもその人、

「○○線の○○駅の近くに住んでたよ」

「え!!私も同じとこ住んでた!!」

という偶然まで発覚。


「マックの隣にツタヤがあってスーパーがあって・・」

という話まで通じる始末。

同時期にめちゃ近所に住んでいたらしいから、
どこかですれ違ってたかもね。

そんな人とモロッコのエルフードの、
大家さんちで出会うという奇跡。

地球はせまい!!

と思った出来事でした。


日々いろんなことを考えさせられて、
ありがたいです。

そんな毎日を大切に。



12月は「再会」の月でした。

まず、駒ヶ根訓練所語学クラスのメンバーとの再会。
エルフードからバスで6時間ほどの街メクネスにて。

とくちゃん。ベナンから任国外旅行でモロッコに。
あっこ。同じブルキナからモロッコに振替になった唯一の同期。
同じモロッコにいながらにして、モロッコでの初対面。

こんな愉快な3人で、
メクネス、ヴォルヴィリス、ムーレイイドリスを訪れてきました。

世界遺産になっている、ローマ時代の遺跡。
ヴォルビリス遺跡。

Africa体験記-ヴォルビリス


そんな遺跡ではしゃぐ、とくちゃんとあっこ。

Africa体験記-とくあっこ

モロッコ最古のイスラム王朝、ムーレイイドリス。
坂ばっかりで長崎みたい♡♡♡

Africa体験記-ムーレイドリス

バス酔いか、風邪か、胃部不快感を終止抱えながらも、
意地と根性で乗り越えた、メクネスの旅。
最高に楽しかった!

そして、次はブルキナ同期の巨人2名との再会。
任国外旅行でモロッコに来てくれた、しおちゃんと番長。
相変わらずのゆかいな巨人たちです。

$Africa体験記-巨人


それから、モロッコに旅行に来ていたブルキナ隊先輩のななさんと、
ブルキナ→モロッコ振替組のみなさん。・・と2名の巨人たちの再会。

Africa体験記-ななさん


その後は、駒ヶ根訓練所同期で、
ニジェールからモロッコ振替のそのみさん。・・と2名の巨人たちの再会。

Africa体験記-そのみさん




すごく身内ネタでよく分からないと思うけど・・

ようするに、

再会しまくった。

そんな12月なのでした。
楽しすぎた!!!

再会できたみなさんとの出会いに感謝です。
ありがとう。

その他のみなさんのモロッコ旅行も、
随時お待ちしてます。


ちなみに、

もうすぐクリスマスだけど、
イスラム教のモロッコには
クリスマス感はなし・・

ちょっぴりさみしい12月です(°∀°)b








ますます寒くなってきたエルフードです。

冬は結構寒くなるモロッコ。
なのに暖房器具があんま充実してないから、
家でもずっとダウンを着て過ごしてます。どうも。

11月はいろんなイベントが盛りだくさんでした。
なのに全然ブログを更新しない私。こら!めっ!

まず11月7日、
イスラム教最大の?お祭り、「羊犠牲祭」。
その名の通り、たくさんの羊たちが天に召される日です。

ちょっぴりグロい写真が出てくるので
苦手な人は目を細めつつ見てください。

私も大家さんの実家にお邪魔させてもらって、
羊の解体作業を見させてもらいました。
なかなかの力仕事です。






まず首を切って血を抜いて、

Africa体験記-羊血

皮を剥いで、内蔵を取り出します。

Africa体験記-皮剥ぎ

まずとれたての新鮮な内臓を食してから
お肉を調理します。
内臓は串焼きに。心臓も肝臓も肺も全部です。
まいうー

この羊犠牲祭は日本のお正月のような雰囲気でした。
家族がみんな実家に集まって、
親戚みんなで羊を食べて、
子供はお年玉的なものを大人からもらったりして。

国民のほとんどがイスラム教徒のモロッコ。
家長の数だけ羊が犠牲になるというから、
この日一体何匹の羊が犠牲になったんだろう・・


Africa体験記-頭

ちなみに、羊の頭も食べるのです。
脳みそもです。
一口食べてみたけど、
ぬるっとしていて、
けものの味がだいぶして、
あ・・あははは・・という感じでした。


そして次のイベント!11月10~12日。
私の任地エルフードで開催された、
「ツマル祭り!!」
ツマルとはナツメヤシのことです。
ツマルはエルフードの特産品です。

味は干し柿みたいな感じ。

Africa体験記-ツマル

エルフードの祭りだから、
ブルキナのレオのヤムイモ祭りくらいかなー・・←誰にも伝わらない
と思っていたけど、
あらびっくり仰天。
ブルキナのワガのSIAO(の半分)くらいの規模でした!←知る人ぞ知る


Africa体験記-ツマル祭り


とにかく思ったより規模が大きくて、
人や車がごったがえして、
まるでエルフードではないかのような祭りだった、
ということです。
各地のナツメヤシたちやナツメヤシジャムなどの製品やら、
その他の手工芸品がたくさん集結してて、
ちょっぴりテンションがあがってしまい、
財布のひももゆるみっぱなしでした。

そしてその後は日本からモロッコに旅行に来てくれた友達を
自宅に招いたりして・・


そんな感じで、11月はいろんなイベントを楽しんだ・・
と同時にとっても疲れてしまい、
少し体調を崩してしまいました・・
やれやれ。


活動の方は、学校保健に取り組んでます。

学校保健といっても、
モロッコの小学校には保健室とか保健室の先生とかいません。
ブルキナももちろんそうですが。

だからそもそも「学校保健」という概念が、
まったくないところからのスタートです。

学校は勉強をするところ、
健康教育は親がするもんでしょ、という感じ。

日本の学校では生徒が毎日掃除をするのが当たり前、
健康カードがあって、身体測定があって当たり前、
怪我や病気をしたら保健室があるのが当たり前、
運動場や体育の授業があって当たり前、
・・etc

自分の身体や健康や衛生について考える機会がたくさんある。
当たり前だと思ってたけど、
やっぱり日本の教育はだいぶ恵まれてるなぁと、
改めて思います。

とりあえず今は、
あまりにも汚い小学校のトイレを
なんとかきれいにすべく、
うろちょろしているところです。
写真を載せたいけど、
汚すぎて載せられまテン。
まートイレがあるだけましか。

そう簡単にうまくはいかないけど、
マラソンと同じで、
一歩ずつ、がんばるしかないな・・
と感じている今日このごろでした。

・・と、全然走ってないくせに言ってみる。

かたじけない。

いい加減、報告書も書かなきゃ・・
ひと文字ずつ、がんばるしかないな・・




最近長袖なしじゃいられないほど寒くなってきたエルフードです。
湿度は40%ほど、気温も20度を下回ってます。

昨日、活動を終えてスーク(市場)で買い物をしていたときのこと。

荷物を自転車の後ろの荷台にくくりつけようとしてモタモタしていたら、
それを見ていた見知らぬおじさんが、
無言でさっと手伝ってくれました。

その様子を見ていたまた別の見知らぬおじさんが、
「自転車のかごを買っちゃいなよ。その方が絶対便利だよ。
 あそこの店に売ってるから。」と教えてくれました。

確かにかごがあったら便利だなーと思って、
おじさんに教えてもらったお店に。

かごを買って「この自転車につけて欲しいんですけど」って頼んだら
「ここは売ってるだけだから、つけるのは自転車やさんに行って」と言われ、
「え!まじかー」なんつってたら、
それを見ていた見知らぬおじさんが、
「そこに自転車やさんがあるよ。連れてってあげるからおいで。」
と言って自転車やさんまで連れて行ってくれました。

かごをつけるのを待っていたら、
見知らぬおじさんが来て、
「日本人でしょ。ここに住んでるの?」
って話しかけてきて、20分ほど世間話。
かごをつけ終わって帰るときには
「この近くに住んでるからいつでもおいで」
と言ってくれました。

なんだか、たくさんの見知らぬおじさんに出会い、
そしてその見知らぬおじさんたちにたくさん助けられた、
そんな金曜日の午後だったのでした。
ありがとう、おじさんたち。

自分が日本にいたら、こんな得体の知れない外国人に、
こんなに躊躇なく手を差し伸べることができるかな・・

モロッコ人が親日家であるということや、
イスラム教の教えの影響もあるのかもしれないけど、
日本にはないこの温かさにいつも癒されてます。

金曜日の昼ごはんといえば、モロッコではクスクスがお決まりです。
どこの家庭でも必ずクスクスを食べます。
そして私は毎週大家さんちのクスクスを食べさせてもらってます。

Africa体験記-クスクス

これがモロッコのクスクス。
ブルキナのクスクスと違って、野菜と肉がごろごろ入って栄養満点です。

今月誕生日だったので、大家さんちでお祝いしてもらいました。
誕生日が2日違いの5歳の男の子と一緒に。

Africa体験記-BD Aziz

そして同じエルフードの隊員のえなとゆっこにもお祝いしてもらいました。
エルフード3人娘です。仲良し3人娘です。

Africa体験記-3人娘

この大家さん家族や同任地隊員や、
そしてたくさんの見知らぬおじさんたちに支えられて、
エルフードで楽しく平和に生きてます。
まさかのモロッコで三十路を迎えたわけですが、
いい30代になるように、ぼちぼち頑張りたいと思ってます。

次回は学校保健の活動のことを書きたいと思ってます。
書きたい気持ちはいつもやまやまです。

ではまた!