J 「よーし今日は再就職の面接だ


   これからは稼げる仕事よりも

   自分の能力を活かし充実した毎日を

   送れるような仕事をするぞ





J 「失礼します本日の面接


  よろしくお願いします」





ブリ「まあまあ、緊張しないで

   そこに座ってちょーだい」




J 「失礼いたします」

ブリ「なかなか礼儀正しいね





ブリ「で好きな女性のスリーサイズは


J 「は
、、、、、、」


ブリ「君の好みを聞いてるんだよ


J 「仕事の面接じゃないんですか


ブリ「部下と気が合うかどうか大切だろー


J 「。。。。。。





ブリ「私は気の合う部下と

   好みの女性社員を集めて


   妄想に明け暮れる日々を送りたいんだよ


J 「例えば、どんな


ブリ「ブログで知り合ったバーへ飲みに行ってだなー


   そこでママやお仲間と飲み合う


   お楽しみは後からついてくるもんだ





J 「失礼します。今日の面接は


  なかった事にして下さい。


ブリ「ちょっ、ちょっ、、、ちょっと待って




ブリ「はーーーーっ・・・・・

   また人材を逃したかー





ブリ「我がブリトリ商事に就職希望の方は

   いませんか


   多少のセクハラありますが


   それを承知で受け流すユーモアのある方を

   採用させていただきます


   うひひっ
( ´艸`)



ブリ「私は特殊妄想部隊隊長のブリトリであります

   日々、おかしな妄想からエッチな妄想


   かなり変態な妄想
まで、この頭の中で


   どんなシチュエーションにも耐えられる様

   訓練を積んでおります





ブリ「我が一番弟子でもある隊員を

   紹介しよう。  総員起床


   。。。。。。

   全員集合
、、、集合ったら集合





J 「騒がしいな、、総員だの全員だのって

  俺一人だけなのに・・・自分の隊員が

  大勢いる妄想が始まったか。。。





J 「部長、、、じゃなかった隊長

  今日も妄想訓練ですか


ブリ「貴様
今、部長と呼んだだろ


J 「す、、、すいません」

ブリ「お前の今の妄想の中で俺は部長か


   朝からなかなかいいぞ


J  そうじゃなくて、言い間違えただけなんだけど

  「そうであります
今、上司と部下の妄想を


   しておりました





ブリ「今日は飛行機の搭乗訓練だ


J 「私も隊長も操縦免許持ってないし

  飛行訓練じゃなく、なんで搭乗訓練なんっすか


ブリ「バカ者
妄想訓練はもう始まっとる


   ココに女子と一緒に乗ってるのを

   想像してみろ


J 「狭くてギュウギュウですね」

ブリ「俺の頭の中ではすでに女子が膝の上に

   座って操縦桿を握っておる


J 「この前、飲み屋で会ったおねーちゃんに

  操縦され、財布まで握られてたの

  忘れたんっすか


ブリ「悲しい過去を思い出させるじゃない





ブリ「今度はどんな妄想してるかわかるか


J 「この流れだと操縦桿を握ってる女子に

  ハグしてる状態ですね


ブリ「90点だな。俺はそれプラス女子の

   耳たぶを甘噛みしている」

J 「・・・・・・・・」




ブリ「次の訓練だ」

J 「女子を膝にのせてのブランコ遊びですか


ブリ「それはもう飽きた。今は遊園地の

   ジェットコースターで隣に座ってる女子に

   余裕をかましてるところだ


J 「絶叫マシーン、相当苦手でしたよね


ブリ「僕の手を握っててもいいんだよ


   絶叫とともに女子が手を強く握ってくる

   うひひっ


J 「ウォータースライダーでヒビって、オシッコ


  漏らしきったクセに」

ブリ「後から滑った客が気づかなければ

   ますます俺の妄想は加速する





J 「隊長次は何の妄想ですか


ブリ「高鬼ごっこからの妄想にしようかと思ったけど

   "だるまさんが転んだ"にするから

   あっち向いて待機してろ」




J 「なんだか嫌な予感がするな。。。。

  俺を女子と想定して触ってこないよな、、、」




J 「あの隊長」

ブリ「あっ
バカ女子とのだるまさんが転んだごっこを


   妄想してる最中に振り向くんじゃない


J 「後ろからのハグを妄想してたんすね


ブリ「女子も好きかもしんないけど、後ろからの

   ハグは俺も好きなんだ





ブリ「今日、最後の訓練は街中で妄想中に

   怪しまれた時の言い訳を伝授する」

J 「ただ、茂みに隠れてる変態じゃないですか


ブリ「ココで怪しまれたら、植物を観察中だと

   言うんだ


J 「ノゾキにしか見えません


ブリ「それでダメなら、カメレオンの気持ちを

   味わってると言え





J 「そもそも、街中でこんな格好したり

  妄想しなきゃいいじゃないんすか


ブリ「バカ者
妄想は人生を豊かにし


   人を心地よい変態へと導くものだ


   うひひっ
( ´艸`)



J 「ただいまー、、、あー疲れた・・・





J 「海外出張から、久しぶりに家に帰れたよ、、、

  しまいには仕事じゃなく、部長が欲しい物を

  買うためのパシリだもんなー。。。





J 「少し連休もらって、ゆっくりしたいな





J 「酒でも飲んだくれようかと思ったら

  買い置きがなかった、、コーヒーでいいか」




J 「安いコーヒーで満足できる俺って


  安上がりだなー


  部長に振り回されないだけでも至福の時間だ





J 「腹減ったな・・たしか近所に深夜まで

  出前してくれる店があったから電話しよ





 ピンポーーーーーン

J 「早えーな
いくら近くても電話して


  5分も経ってねーぞ





ブリ「まいど大笑軒です


J 「Tシャツと前掛けには"大勝軒"って書いてあるけど」

ブリ「お客さん
ウチは料理の味より


   笑いで勝負してんっすよ


J 「いや、、、ダメでしょ、、しかも手ぶらだし





ブリ「ご注文の品はすでに、そちらへ置いてあります


J 「いつの間に
しかも、注文したのは


  ラーメンなのに年越しそばとカツ丼って


ブリ「そばは時間が経っても、延びにくい

   ゴムのようなそばを使用しております





ブリ「天丼





ブリ「牛丼





ブリ「わしカツどーーーーーーーん


J 「CMのマネがしたかっただけだな・・・・





ブリ「ありがとうございます


J 「注文してない物がきた上に

  アンタのカツ丼代も払うのか


ブリ「合計1800円になります。


   ゴチになりまーーーーーす


J 「もう、二度と頼まん


ブリ「うひひっ
( ´艸`)



ブリ「まいったなー新鮮なネタを仕入れに

   市場まで行ったら休みだよー

   今日は卵焼きとガリしかありませんって

   訳にはいかんしなー、、、」




ブリ「とりあえず、冷凍しておいた魚を解凍すっか」




ブリ「水槽には食える魚介類がないな・・・

   このクラゲ食ったら、気分悪くなりそうだ





J 「GWはずっと仕事だったし、たまには自分への

  ご褒美に寿司でも食うかな





ブリ「へいらっしゃいお客さん


   今日は新鮮だったネタばっかりだよ


J 「新鮮だった





ブリ「お客さん、まずは何握りましょ


J 「アジが好きなんだよ、アジ握ってくれる


ブリ「あいよ
アジ一丁





ブリ「えー、、っとアジは、、だいぶ解凍されてんな

   このまま捌いたら、新鮮じゃないと思われっからな」




ブリ「お客さん今、活きのいいやつを水槽から出して

   捌きますんで


J 「どう見ても食えそうな魚いないぞ


ブリ「アジは活きが良過ぎて、泳ぎが速いから

   見えないだけっすよ





ブリ「ほらアジ獲れた活きがいいでしょ


J 「アンタが手に持ってるアジ、揺らしてるだけにしか

  見えないんだけど」




ブリ「どおお客さんウチのアジは


J 「完全に中の方がシャリシャリして凍ってるんだけど


ブリ「それがいいんじゃない
この季節限定っすよ





ブリ「お客さん、合コンやる予定とかないっすか


J 「合コン


ブリ「ウチで合コンやってくれれば、安くしますよ


   あっ、その代わり男子は女子より一人

   少なくしておいてね





J 「なんでよ


ブリ「私も参加させてもらうからですよ


J 「アンタのための合コンじゃねーか





J 「ネタも新鮮じゃないし帰る


ブリ「たくさんの女子連れでのご来店を

   お待ちしております


J 「回転寿司にすりゃ良かった、、、





ブリ「狭い店ですが、合コンや宴会など

   いかがでしょうか


   酔ったフリしなくても意中の彼と

   密着できますよ


   うひひっ
( ´艸`)



ブリ「ふぁーーーっ、、、暇だな。。。

   客も来ないからシャッター閉めて

   定時まで寝よかな」




ブリ「このウトウト感がいいんだよなー。。。

   グーーーーーッ、、、、、





J 「客が来たってのに誰一人、出迎えに来ないな

  カウンターでイビキかいて鼻ちょうちん出してるのは店員か





ブリ「あっいらっしゃいませ


   本日は絶好の昼寝日和ですね」

J 「変わった挨拶するな。割れた鼻ちょうちんで

  顔面ビショビショだぞ」




ブリ「お客様、どーいった女をお探しでしょーか


J 「女じゃなく、車を探しに来たんだ


ブリ「そうですか私なんか、暇さえあれば

   女探してます」

J 「君の事なんか聞いてないよ」




ブリ「こちら、ちょっと古いモデルになってます」

J 「最新モデルじゃないのかよ


ブリ「新しいモデルは手に入りやすいですが

   古いモデルは手に入りずらいですよ、お客様」

J 「そりゃ、そうだけど騙されて売れ残りを

  売りつけられてる感じがするな」




ブリ「シートも本革じゃありませんが

   触り心地いいでしょ


   若いピチピチの女子の太ももをイメージして

   作ってます」

J 「確かに触り心地はいいな」




ブリ「後ろ向きに座って、シートに頬ずりしてごらんなさい

   ウットリするでしょ


J 「うーーん、、、確かに、、、」

ブリ「ピチピチ感を長持ちさせるための

   ローションは無料でサービスいたします」




J 「ピンクもいいな」

ブリ「私も女性の下着は赤よりもピンクの方が好きで


J 「車の色の話をしてんだ





ブリ「お客様、大変よく似合ってますよー

   女子がわんさか寄ってくる事、間違いなし」

J 「女子目的じゃないんだよ」




ブリ「こちらの限定色車はヘッドライトも特別に

   ピンクのライト


   夜のドライブでは一気にムード盛り上がりますね


J 「ピンクのライトじゃ視界悪いだろ

  ムードより安全性を重視しろよ」




ブリ「では早速、契約書をご用意いたします」

J 「話が早えーな
買うなんて一言も言ってないぞ」


ブリ「あっ、そうでしたね。

   オプションの話もまだでした」

J 「オプションはどんなのがあんの





ブリ「運転席にあるボタンを押すと"あら不思議"

   助手席が座ってる女子の意思に関係なく

   後ろに倒れます。あとはお客様次第です」

J 「そんなオプションはいらん
他にはないのか」





ブリ「他には車内に前後左右4カ所にボックスティッシュの

   収納スペース。そしてカーナビは我が社

   オリジナルでホテル誘導機能を装備してます」

J 「必要ないだろ」

ブリ「目的地をナビに入力すると近くのホテルに

   誘導しますので、道に間違ったフリをすれば

   OKです。


   全てはナビのせいにすればいいんですよ





J 「店員も車も全て女目的だな


ブリ「お客様、クールですねー
じゃ、オプション


   全て取り付けという事で契約書にハンコを」




J 「俺はこんな車が欲しくて来たんじゃない


ブリ「あっ
お客様安いコーヒーが気に入りませんでしたか





ブリ「大変、申し訳ありませんでした」

J 「もう二度とこんな店来るか


ブリ「色気たっぷりナイスバディ
の女子社員が


   休みなので再度、ご来店お待ちしております





ブリ「もちろん全員、勝負下着つけてますので


ズルッ、、、、、


J 「いたたた、、、、、腰打っちゃったよ。。。


ブリ「お客様、お気をつけ下さい。腰を痛めると

   車も女も乗りこなせませんよ

   うひひっ
( ´艸`)