phaさんに物申す | 人嫌い日記 ~ ヘタレの極意 ~

人嫌い日記 ~ ヘタレの極意 ~

人が苦手、世の中の事に興味がない。
これといったやる気もない。そんな自分が
この資本主義社会で生きていけるのか!?
内向的で超インドア派の執筆者が、外向的な
周囲との違いに悩み、自問自答しまくる
日記。

日曜日はテレビ漬けだ。

最近、報道番組にハマっていて、

ついつい見入ってしまう。

 

朝6時の「時事放談」にはじまり

7時からの「所さんの目がテン」7時半

「がっちりマンデー」

そのままの流れで8時からは

「サンデーモーニング」同TBSで

「サンデージャポン」つなぎのニュースで

一休みして12時からは「TVタックル」

13時から「噂の!東京マガジン」

14時からはフジテレビに移行して

「ザ・ノンフィクション」。

競馬・ゴルフは見ないのでここらで

一休みして、16時からは日テレ

「チカラウタ」そして外せない「笑点」へ。

そのあと「バンキシャ!」で日曜の

テレビ視聴は終了。

日曜の報道番組は情報が1週間分詰まっていて

見どころ満載なのと、長寿番組で

見ているだけでホッとするものが多くて

ついついテレビっ子になってしまう。

(もうオバサンだが)

 

それはともかく、今日の「ザ・ノンフィクション」は

pha(ふぁ)さんとかいう、ニートの王様として

有名な人が運営するシェアハウスを取り上げて

いた。先週からの続き物だ。

 

理想の職業は仙人、宝くじが当たったら

ひきこもりになりたい、実際にニート経験も

ある、そんな私がこの番組を見て思った事。

 

なんか表情が曇ってるんだよなぁ・・・。

 

シェアハウス発起人&運営人でもあるphaさん

始め、好きでニートやってる、働きたくない、

仲間と共同生活することで不安を紛らわしたい・・・

そんな面々がシェアハウスの住人。

中には、勤め人だったり、起業したり

プログラマーとして賃金を得ている人もいる

もよう。しかし、総じて言えること。

 

全員理系のインテリ。

知的水準も学歴も高い。プライドも高そう。

社会人経験もあるけれど、どうしても労働とか

社会になじめなくて、今のような生活をしている

らしい。

 

それ自体、何の問題もない。人の人生だ。

親のスネかじりではなく、自分でなんとか

生活している。立派なものだ。

学歴だって、彼らがまじめに勉強して勝ち得た

ものだろう。それによる利権は当然受けて然るべきで、

事実phaさんにしても、母校の京都大学に講師と

して呼ばれて就活生を前に話したりしている。

 

いや、それはいい。

ただ、世の中のニート、それも親元を離れられない

人たちは、

知的障害や発達障害から学校の勉強について

いけなかったり、コミュニケーションに難があって

人間関係を築くのが難しかったりして不登校に

なり、実家に籠っているケースなども多いと思う。

また、人間嫌いで、シェアハウスで他人と一緒に

暮らすなんて絶対嫌な人だって多いだろう。

私だってそのくちだ。

シェアハウスに住んだことはあるが、一人暮らしの

方が絶対いい。

 

pha氏が運営するシェアハウス「ギークハウス」の

住人は、社会人経験があるだけあって、

ちゃんと人の目を見て話せるし、共同生活が

営めるくらいだから、最低限の社会性はある。

要するに、まともな人たちだ。

 

障がい者出演のバラエティー「バリバラ!」に

出てくる人たちのように、一見して普通と違う

人たちでは、ぜんぜん、ない。

 

いや、それはそれでいいのだ。

一口にニートと言っても、いろんな人がいて、

種々の段階があるだろう。

 

私が気になったのは、彼らの表情だ。

好きなことをして生きていると言いながらも、

何か吹っ切れないというか(当然か)、

曇りがちな表情には覇気がない。

 

彼らの表情に唯一、張りが見られたのは、

「大嫌い」だという労働現場でのインタビュー。

ニートといいながら、近場でバイトしてるらしい。

 

あとは、元住人の漫画家が結婚して、

奥さんを連れてきて結婚パーティーをして

いた時。

その時の、彼らの表情が活き活きとして、

印象的だった。

 

結局、彼らが意識的に避けている、

「労働」とか「社会的な行事」の時に、

いい顔をしているのだ。

 

頭の良い彼らの事だから、きっと気づいて

いるんだろうけど、

彼らは働くのが嫌なんじゃない。

打ち込めるものがないだけなのだ。

 

人生は死ぬまでの暇つぶしだ。

忙しく働いているから、余計な事をうだうだ

考える暇もなく、年を取れるのだ。

生きていくためのお金を得るための労働、

養ったり、世話したりしなければならない

家族。

そういうものが、人間の精神衛生と健全な

生活に、どれだけ寄与しているのか?

 

ニート生活が長かった私が、会社に

勤めだして4年の今、感じていることだ。

 

確かに今でも仕事はやめたい。

宝くじが当たってひきこもりになることが

唯一の夢だ。

 

それでも、物欲も好奇心も乏しく人嫌いな私には、

死ぬまでの暇つぶしに仕事は必要なものに

思える。

 

そして、一番大事な事。

人は、向上心を持って、新しいことに

チャレンジし続けないと、全てがツマラナク

なってしまう生き物なのだ。

努力、もとい、創意工夫。

ママさんバレーの意義が分かった今日この頃。

小学生の頃、ママさんバレーなんて

いいオバサンが何やっているのだろうと

思っていたが、同じことの繰り返しの毎日は

人を、摩耗させる。

打ち込めること、向上心を持って取り組むこと。

それは、仕事であるなら一番良いが、

趣味でもいい。

人にはそういう物が必須なのだ。

 

仕事だってそうだ。

絵にかいたようなブラック企業ならまだしも、

やる気を持って意欲的に取り組まなければ、

嫌になるに決まってる。

もともと、労働なんて嫌に決まっているんだから。

水に合った仕事、合わない仕事はあるだろうけれど。

 

彼らだって、本当は働きたいんじゃないのか?

それは、必ずしも、賃金を得るための労働でなくとも

よいのだ。

 

有閑階級の貴族だって、慈善事業をしたり

するではないか。それはそういうことなのだ。

 

今日思った事は以上だ。