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父に手を引かれ。       (20070609)


夕暮れの始まりの中を、何故だか父と二人だけで、家から少し離れた場所へ歩いて行きました。
いつもは車を使う父でしたが、何故だかその日は、人目を避けるようにして、私を連れ出しました。
私は、手を繋ぐ事が好きではなかったのですが、父がどこか傷ついているように見えて拒否できませんでした。


家から、20~30分歩いた住宅街で、父は歩みを止めました。
ただ、穏やかなような、疲れているような声で、
「 ここいら一帯が、昔パパが住んでいたお屋敷があったんだよ 」と、言いました。
私は父の顔を見ずに、ただ「 ふーん、そうなんだ。。。 」と、
手を繋いだままで、応えていました。
父も、私を振り返る事は在りませんでした。
ただ、二人で、住宅街一帯を見詰めてました。


私は、何処から何処までが、「 お屋敷 」だったのだろう?と、考えていました。
見渡す限り、ただ住宅街が広がっているだけでしたから。

何度か、父から、母から聞いた事がありました。
昔、父は小学校に上がるまでは、10人くらいのお手伝いさんが居て、何不自由無い暮らしをしていたのだと。
けれど、父が小学校に上がる頃。家は父の実母の散財により急激に傾き。
ついには、没落してしまったと聞きました。
小学校に上がると、父は着る服も無くて。
ただ、お古の野球の制服だけを学校へ着て行く様になったと、聞きました。
それが、恥ずかしくて、悔しくて、辛かったのだと。
だから、見返してやりたいと。金儲けをしたいんだと。父が母が強く話していたのを覚えています。


わずかに残った家のお金を、父の実父が全てお屋敷で働いていた人たちに、退職金として支払ってしまった事を、後々まで父の実母は激怒していたと聞きました。


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これ以降、過去日記・中学校時代へ進みます。
もしかしたら、書きこぼしがありましたら、また、そのつど。
小学校時代も、更新していきたいと思います。


今現在、苦しんでいる子供たちが、少しでも救われる事を、願います。



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  ↑に・かなりの・書きこぼしが・あるようなので、、、

体調などが・整いましたら・随時・更新していきたいと・思います



このととき・夕暮れの部屋の中・なぜか・電気はつけていなく

弟がいるにも関わらず

父は・私だけを・連れ出したのを・覚えています

・私・( どうして・@@( 弟の名前 )・連れて行かないのだろう? )と・幼いながらに・不思議に思っていたからです



そして、、、弟も、、、「 アダルトチルドレン 」でしょう、、、

弟は・「 折檻 」されることは・ほとんど・なかったのですが、、、

親の愛情を・おそらく、、、知らずに・育ったのでしょう、、、

とても・「 孤独 」だと・弟が中高生のころに・聞いた事が・あります、、、


>姉弟の・バランス?

視点なども・書き足していけたらと・思います、、、

( 20110525 )