今日は昼から、カミさんと映画「隠し砦の三悪人」を見に行ってきた。


まだ独身時代に、黒澤明監督の同名の作品を見たことがある。


勿論、比較する積りはないし、名前は同じやけど、別の作品と思っていった。


うう~ん、やっぱり比較してみてしまうな、まあしかし、結構おもろかったけど、五十年もたつと、黒澤映画もこういう風に成るんやろうな。


やっぱり風格と言うか、品格が違う、もっとも作っている人もそんなことを考えて作ってはおらんやろうけど・・・。


唯一、ええなあ思ったのは、秋月家の姫君や、あの人なんて言うんやろ、黒澤作品のときは上原美佐さんやったけど、声がキンキン声でとても城主の姫君とはいえなかった。


あの人、其の後どうなったんやろ、いつの間にか消えてしもうた。


なんでも、オーディションかなんかで鳴り物入りで抜擢されたと言うことやったけど・・・。


ところで、今度の姫君は長澤まさみさん、この人知っている・・・?


しらへんなあ、もっともこの映画で知っているのは、阿部寛さんぐらいで、後はチョイ役の高島さん、くらいやった。


一番違和感を感じるのは、武士の品格や、雑兵はまあええとして、少なくとも重臣といわれる人は品格がなくちゃあ、ねえ、そうやろ。


それと戦国時代とは言え、人をむやみに殺しすぎる、これはこの前の「椿三十郎」でもそうやった。


人を殺すときに薄ら笑いを浮かべちゃあかんやろ、それに、いくらなんでも衣装が汚すぎる。


これほど汚い、衣装は百姓でも着なかった。


まあ、こんなことを言っても始まらないか、アニメなんやからな・・・。


黒澤監督も、ため息ついているやろうな。