実際に戦争が起き不穏な空気に世界中が揺れ心穏やかには居られない
日本の悲惨な戦争体験のお話は何度聞いても心痛む事ばかりですが 先日数学博士の藤原先生のお話に涙涙でした
父親は作家の新田次郎さん藤原ていさん 典型的な日本の父母で満州で敗戦を聞く間もなくロシアが攻めてくる猶予は無い 。。 荷物をまとめ藤原さんは生後20日の子と三人を連れて日本へ最後の列車へ乗る時父親は測候所勤務部下が心配と縋る母と子を見送ったそうで 。。 この事が尾を引いて生涯引きずった それはほんとに母子には死を意味するような困難な引き上げだったが母は世界中の子供が死んでもあんた達は守る 。。 強い母でも乳飲み子を抱えての引き上げはどんなにか困難だったか想像を絶する 自分に置き換えて見ても死ばかりが脳裏にありこんな強い母には絶対なれない気がする。
帰国しても苦難の時が続くがある日突然父親か帰国した。
新田さんの小説の原点は富士山測候所勤務があるんでしょうね どれも心を打つものばかり
八甲田山は映画の場面でも死を想像する厳しい物だったと 役者さんは
そんな父親がこれからまだまだという時心筋梗塞で藤原さんの腕の中で息を引き取った。
壮絶な夫婦げんかであなたは私たちを見捨てた と何時も云ってた母親は放心状態が数年続いたが 父親の碑を建てる為に高齢にも関わらず何度もスイスへ足を運んだと言う事でしたが 夫婦と云うものはほんとに他人には理解できない絆で結ばれているんだと つくづく思いました
今の時代も又いい物ですが昔の人達の苦労したお話を聞く事も心を打つものがあります
愚かな一人の人間が多くの命や人生を奪う事は絶対許されない
ビルマの竪琴の水島上等兵もそうですが 一度の人生を思えばのほほんと生きてる自分が 何ともだらしない気もする 今日は 文化の日ですね いいお天気で平和です