先生だって資格より会話力を | 「心とお金の言霊コーチ」佐藤文香のブログ

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数日前ですが、こんな記事が新聞の一面トップに載っていました。

英語教員、資格持ってる? 「英検準一級相当」取得は中学29%



なぜこれが問題になるかというと、こんな経緯があったからです。

英語授業、中学校も英語で実施へ  教員は「英検準一級」以上
 



国際的に活躍する人材を育てるため、英語による対話能力向上を
目指す……


という文部科学省が打ち出した目標があります。


そのため、現在高校で行われている「英語の授業を英語で教える」
ということを中学校でも実施するので、先生は英検準一級
くらいの英語力をつけてくださいね
、とのことらしいです。


私は5年くらい前に教員免許を取り、高校で1年非常勤講師を
しました。

学校教育の現場に入って、「きちんと英語のしゃべれる先生って
少ないんだなあ…」とちょっとびっくりしました。


私立で国際コースがある学校だったのですが、数人いた
ネイティブの先生と英語で会話ができないんです。

20代、30代前半の先生はわりと問題なく英語で会話してましたが、
やはり年配の先生には厳しいみたい。

そんな人たちが今英語で授業ができているのか、ちょっと疑問です。


でも、しゃべれない先生が英検準1級を取ったとしても、
しゃべれるようにはならないですよ
、たぶん。


資格を取ろうと思ったらそのためだけの勉強しかしないですから、
合格したところで会話力はそんなに伸びません。

準1級には面接もありますが、面接に合格する程度の会話力が
あったとしても、高校の授業を英語でやるのは難しいのでは
ないでしょうか。


それよりも先生たちに国際経験をつけさせる方が大事だと思います。


上で引用した記事によると

東京都の猪瀬直樹知事は11月15日、2020年の東京オリンピック
開催に向けた新規事業として、毎年約200人の英語教員を、
3カ月間・海外の大学に派遣するなどの方針を発表……
(2013年12月現在)


だそうですが、東京だけでなくほかの自治体でもこのくらいは
してほしいですね。


これから英語教員になろうとする人は、少なくとも3カ月くらいの
留学経験は必須だと思います。

もしくはバックパックで海外をまわるとか。

青年海外協力隊に1年行ってくるとか。


先生自身がもっと海外でもまれて下さい。

ちゃんと国際経験があって、ちゃんと喋れる人に教わらないと、
子どもだって国際感覚も会話力も満足につかないですよ。


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