非国民的ヒーロー | リアリズムな夢

リアリズムな夢

リアリズムと申します。
基本的にブログのような散文のようなものを書きます。
特にタイトルや末尾に言及のない短歌などはオリジナルの物となりますので、許可のない引用はご遠慮ください。

僕の部屋だけなんかおかしい。

 

バグってるみたいだ。

 

次元しくったかな。

 

外の世界に出るだけで超疲れるよ。

 

1日24時間のサイクルもうまくつかめない。

 

僕のサイクルとの最小公倍数はまだ見つからない。

 

君の部屋から帰ると、時空旅行みたいに疲れるよ。

 

 

 

真黒な中身を真っ白な服で隠すのと、

 

真っ白な中身を真黒な服で隠すのどっちがマシかな。

 

白い羊の皮をかぶったオオカミに、

 

オオカミの着ぐるみを来た羊が食べられる。

 

本当は2匹とも誰も傷つけたくないだけなんだ。

 

同じなのにね。

 

 

 

うまく生きれないけどさ、

 

君の横では上手に人間のフリ、したいな。

 

正しい恋の仕方、知りたい。

 

面白いミステリー読みたい。

 

君の横でうたた寝がしたい。

 

上手じゃなくても息したい。

 

 

 

 

いいよね、君は信頼されてるし、

 

いいよね、君は羊に見えるし。

 

いいよね、君はセンスも良くて、

 

いいよね、君はすごくやってけそうだし。

 

嘘が体にこびりついて太っちゃう。

 

狼の皮ハゲそうになる。

 

傷つくのには慣れなくて、

 

泣かない君の前で僕ばかり泣く。

 

いらないって言われるのが怖いけど、

 

僕じゃ何もできないかな。

 

 

君は僕だけのヒーロー、

 

僕だけの王子、

 

僕だけのお医者で、

 

僕だけの魔法使い。

 

僕の世界の主人公、どうか降りないでね。

 

 

 

 

だけどね、君が努力しちゃったら、

 

二度とね僕じゃ届かなくなっちゃいそうだし。

 

君の横にいると安らいで、

 

君を見てるとみじめになる。

 

夢に出てきたのは、君じゃなかった。

 

届かなくなり始めてるのかな。

 

僕に何かできないかな。

 

上手じゃなくても生きていたい。

 

君の隣で息したい。

 

 

 

今日見た夢の話、

 

君に聞いてほしくて一生懸命思い出してる。