▼「三田文学」は1910(明治43)年、永井荷風が編集主幹となって創刊されました。

▼以後、森鴎外、谷崎潤一郎、芥川龍之介などの既成の作家に発表の場を提供し、一方で久保田万太郎、佐藤春夫、石坂洋次郎といった新人を世に送り出してきました。また、プロレタリア文学が全盛のころ、西脇順三郎が「三田文学」に拠ってシュルレアリスム運動を先導し、三田派は耽美派の牙城として知られていました。

▼戦後は原民喜、加藤道夫、柴田錬三郎、山川方夫、山本健吉、松本清張、遠藤周作、江藤淳など、慶應義塾出身者に限らず数多くの逸材を輩出してきました。


【過去の受賞作】


第15回/2008年
「にずわい」 多田真梨子


第14回/2007年
「青空クライシス」 佐々木義登
「越知保夫とその時代――求道の文学」 若松英輔


第13回/2006年
「針谷の小説」 針谷卓史


第12回/2005年
「KASAGAMI」 高木智視
「雨にぬれても」 村松真理


第11回/2004年
「シャンペイン・キャデラック」 岡﨑竜一


第10回/2003年
「仮病」 片野朗延
「ルッキング・フォー・フェアリーズ」 永野新弥
「冬のコラージュ」 平井敦貴


第9回/2002年
「坂」 宮内聡


第8回/2001年
「ジャイブ」 松本智子


第7回/2000年
田中和生・鈴木和子


第6回/1999年
永原孝道


第5回/1998年
林克彦・小林かをる・福澤英敏


第4回/1997年
松本晴子・吉川道子・笹岡大樹


第3回/1996年
柳澤和子・加地慶子・高須智士・五味渕典嗣


第2回/1995年
竹内真・奥憲太・塚越淑行・横溝友美


第1回/1994年
石塚浩之・久礼もよこ・福田はるか



【第16回 募集要項】


■部門

・小説 ・評論

※ともに、400字詰原稿用紙100枚以内。未発表作品に限る。


■賞金
当選作50万円 佳作10万円


■締切
2008年10月31日(当日消印有効)


■発表
「三田文学」第97号(2009年春季号)
※受賞作、佳作、予選通過者と作品名を発表します。


■宛先
〒108-8345
東京都港区三田2-15-45
慶應義塾大学内
三田文学編集部

三田文学新人賞
小説/評論部門 係


■その他
※原稿は縦書きを原則とします。

※ワープロ原稿の場合は、400字詰原稿用紙換算枚数を明記してください。

※応募の際には封筒に新人賞応募作品と記し、作品に住所・氏名・電話番号・年齢・略歴を添え、しっかり綴じてください。尚、応募原稿の返却には応じられませんのであらかじめご了承ください。(これらの個人情報は、候補作・受賞作の発表、応募者への連絡のためだけに利用し、選考後は廃棄いたします。)


選考委員
荻野アンナ作家・佐藤洋二郎作家
坂本忠雄元「新潮」編集長・田中和生文芸評論家


公式サイト


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