NHKスペシャル「未解決事件」で、オーム真理教事件をドラマを交えながら推察する番組をみました。
その中で印象的だったのは、麻原彰晃が信者に対して、
「600人乗った船の上に、邪悪な心を持ったものが一人乗っていた。君ならどうする」
一人の信者を指差して、答えを引き出そうとしていた。
「先生の本を読ませます」
その信者は答えた。
「では、君は?」
次の信者に答えを聞くと、
「ポアします」
この問答を数回繰り返すのです。
札幌大学のカルト集団を研究されている教授がこのやり取りを分析するに、
「麻原彰晃は答えを既に持っているのです。その答えが信者から出るまで問答を続け、信者自らが考えたかのごとく責任感を持たすのです」
と仰っていました。明確には答えを言ってはいませんでしたが、答えは「ポア(殺す)」なんでしょうね。
答えを明確に示さない事も、心理的な作戦のようです。
この話を聞いて、私がブログで書いてきた、
部下に答えを出させて責任を持たせる。
と同じ手法なのではないか?と一瞬ゾッとしました。
しかし、絶対的に違うのは答えを曖昧にせずに、上司、部下双方納得の上で仕事を進めて行く。
答えは上司が持っているのではない。
という所に大きな違いが有るのです。
答えは部下が持っている事も有り、その答えを上司に上手く説明して納得してもらえるようにする事も出来るのです。
その説明を部下がしっかり出来るようになるまでが苦労するところなのですが・・・
昨今、
Twitter上で「アフリエイトで毎月10万円稼げます」的なつぶやきを多く見かけます。
最近は現実的な価格まで下がってきているみたいですね。金額。
10万円て現実的じゃないですか。
張られているリンクを見ると、メールアドレスを入れるフォームがあり、ボタンを押すと登録完了。
あとは、
毎回流れてくるメルマガで「この教材を買えばお金持ちになる、お金持ちになる」
とまるで麻原彰晃が信者に問いかけるように自己催眠をかけて教材を売りつけているのではないかと推定します。
全てがそうだとは言いません。
中には、セミナー定期的に開いて異業種同士の交流会を開き、そこでビジネスの情報交換。コラボして事業を始めることも有るそうです。
こういうセミナーは主催者にも参加者にもWinWinな良い企画だと思います。
これもまた、全てとは言えませんが・・・
オウム真理教の時代は、バブル真っ盛りの時代で、何をやっても儲かる時代。その儲け主義社会に嫌気をさした人たちが、俗世を離れる為に入信したそうです。
しかし、今は全く逆。就職したくてもできない。なにをやっても儲からない時代で、
どうやって生きて行けば良いんんだろう?将来が不安だ。
と言った方が多いのが現状です。そのなか、簡単にお金持ちになれる教材を買ってしまう方は多いのかと思います。
前者、後者共に
人を疑う事を知らない心がピュアな人たちが陥る罠なのです。
悪い言い方をすれば、心が弱い人たちなのです。
もしどうしても楽して儲けたかったら、お金持ちになる教材を買う側になるのでなく、売る側になってください。
もうこの手法は時代遅れかもしれませんが・・・
しかし、心がピュアな方にはこれは出来ないでしょう。
余談ですが、この商法SNSゲームに似た所が有りますね。情報をメルマガでどんどん無料をアピールして宣伝。納得した人だけが買うという所。
買った人は納得してるんですから、全く違法では有りません。
買った人は納得してるんですから、全く違法では有りません。
マイクロソフトのビルゲイツ、アップルのスティーブジョブス、つい最近ではフェイスブックのザッカーバーグなどは、参考になった人物はいたでしょうが、結局最後は自分で考えたシステムを仲間と作り、決断してお金持ちになったのです。もしくは、良いと思ったものを買い取って売りましたした。
人に頼ってお金持ちになっても、その生活を持続できません。宝くじが当たった人が事業を持って大金持ちになった話など聞いた事がありません。
人の話を参考にするのは良い事なので、お金に余裕がある人は買ってみても良いかもしれません。しかしあくまで参考にするだけであって、
しかし、本当のお金持ちになる為には、
最後は自分で事業展開を考えなくてはなりません。
最後は自分で事業展開を考えなくてはなりません。
その力がなくては、事業は長続きしません。人に頼るひとは、自分で考える力を放棄してしまっているのですから。
世の中の変化は今、異常な位早いです。
いつまでも同じ商法で通用する世界では有りません。
世の中の変化は今、異常な位早いです。
いつまでも同じ商法で通用する世界では有りません。
もっと自分に投資しなさい。
という言葉は、
もっと自分で考える力を持ちなさいという事なのです。
ここまで大金持ちでなくても、毎日遊んで暮らせるだけのお金で十分という方もいるそうですが・・・
宝くじに当たった人は、遊んで暮らして終わってるのかも知れませんね。
それもいいかもしれないとも思う今日この頃ですが・・・
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