一番シンプルな、でも一番むずかしいのがプレーンな米粉食パンです。
シンプルというのは、、
材料が米、糖分、塩、水、酵母だけということ。
ごまかしが効きません。
米をはじめどんな材料を選ぶのか。
市販の米粉ミックスには増粘剤や更には小麦グルテンが入ったものがあります。それはそれで使いやすく工夫されているなと感心しています。。
むずかしいというのは大きく分けて2つ。
1つめは従来からの小麦のパンの作り方とは違う発想で作るということ。
米には米の特徴があり、ご機嫌を伺わなくて作れません。
技術としてのむずかしさです。
2つめは食べ方。。食べる人の受け止め方とも言えるかもしれません。
米で作るからお米の味がします。もちろん食感も小麦のパンとは違います。
何のためにたべるのか。
何かの代わりに食べるのか、米を食べるためになのか。
それによってどんなパンなのかは違うんじゃないかとも思っています。
今まで作ったものを食べて頂いた時、
「米粉はこういう味がするんだ」
美味しい・びっくりした・小麦と違う
「この食感が、」
好き・許せない
嬉しいものから課題を頂いたものまでいくつもの感想を伺いました。
いままでの食文化でなかったものだし、なくても生活できるから、これは嗜好品なのです。
自分の意思で選べばいい。
ま、そんなこんなを悩みつつ、焼いております。
動画は写真のパンを焼いてから1日半たったところ。常温保存していました。
端のところですが、まだ十分柔らかいです。