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ITを駆使するアナログ人間ブルの熱血IT論&ブックログ☆

ドラクエの最新作が、プレイステーションから乗り換えて、
ニンテンドーDSから発売になるという。
コマーシャルもしているし、けっこう浸透してきた話だと思う。

そもそも、PS2のプラットフォームだったものを、
DSに移植するんだから、レベルダウンにはならないか。
それは、DSの良さを最大限発揮させる方法をすでに見つけたのだろうか。
機能を削ってでも、実現したいコトが、DSならかなえられるのだろうか。
よく言えばスリム化と言えるのかもしれない。

DSは、やはりダブル画面とタッチパネルがウリだろう。
ドラクエ9は、それをうまくいかしたゲームなのだろうか。
もし仮に、DS対応がカンペキだったとしたら、
PSやXboxなどのプラットフォームに戻ることはできないだろう。

逆に、出すからには、付け焼刃ではない、DS版ドラクエの魅力を出さなければならない。
それとも、初のDS版は及第点。時期「ドラクエ10」で真価を発揮するか!?


やはり、この移籍はスクエニの政治的な判断なのだろう。
やや陰りのみえたプレイステーションに対して、
勢いにのるニンテンドー陣営だから、恩を売るのも間違いではない。
ブランド力のある「ドラクエ」がDSに移ってくれるのは、大歓迎のはずだ。
しかも、映像のクオリティにこだわる「ファイナルファンタジー」はPS陣営に残すから、
どちらにも顔が利くことになる。
スクエニの政治的な駆け引きが見え隠れする。
確かに、画質にこだわらないドラクエがDSでというのは、絶妙な組合せなのかもしれない。
ファミコン画質から始まったゲームだけのことはある。

現時点では、成功に見えるドラクエの移籍劇だが、
ふたを開けるとどうなるだろう。
来年1月が楽しみだ。


応援してね~
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日経BPが特集を組むほどの問題が発生。
Windows Vistaで採用された新文字セットの既存システムへの影響が問題視されている。

Windows Vistaの新文字セットが引き起こすトラブル

簡単に言うと、
Vistaでは、今までにない新しい文字が使用できるようになるが、
新しい文字を使って作成したデータを、
古い(未対応の)システムで使おうとしたときに、どんな影響が出るか分からない。

というものだ。


問題とされる点をまとめる。
通常の2バイトではなく、4バイトで表現されるものが出てくる。
・古い環境で文字化けを起こし、適切に表示できない可能性。
WEBサーバーなどで、認識できずエラーが発生する可能性。
・Vistaを使うユーザーは、本人が意識することなく新規追加文字を使ってしまう
・最終的に、どこにどういった影響が出るか、すべてを把握できない。


これらは、英語圏などアルファベットのみで表現できる国では起こらない。
基本的に日本固有の問題なのだろうか。
同じく2バイト文字が使われる韓国や中国で同様の問題があるのか調べてみたが、
(日本語の記事では)見つけられなかった。
あくまで、「日本語の新文字セット」ということで、日本だけの問題かもしれない。



いまはWEBシステムは扱ってないけど、怖い話だなぁ。
将来的にどうなるか分からないので、きちんと情報収集しておこうと思う。
特に解消方法をぬかりなく収集しておきたい。

エンジニアの皆さん、眠れない夜が続きそうですが、
お互いがんばりましょう!!



おかげさまで記録更新中!!

このまえ、『007 カジノロワイヤル』を観てきた。
予備知識はあったものの、目立ったね。ちょっと露骨とも感じた。

プロダクト・プレイスメントとは、
新たなマス広告宣伝手法のひとつで、映画やテレビドラマなどの中で、主人公などに現実の新製品・新商品を利用させたり、ゲームの中で企業広告や商品の広告などを掲載すること。


映画の中にはソニー製品がふんだんに登場する。
ジェームズ・ボンドのパソコンは「バイオ」。
ボンド・ガール、ヴェスパー・リンドのデジカメは「サイバーショット」。
携帯電話の「K800」もソニー・グループの製品。
登場人物の愛用するIT機器をソニー製が独占している。

「007」では登場するハイテクツールが話題になることが多く、
ソニー製品を使用することでボンドも親会社のPRに一役買った格好だ。
ソニーは制作と宣伝にあわせて二億五千万ドルを投入した模様。


ゲームのなかや、映画のなか、あらゆるところが宣伝媒体になりつつある。
星新一のショートショートでもそんなことが書いてあった気がするが、
作品名は思い出せない。
筒井康隆だったかな。

どちらにせよ、SFの世界だけでなく、近い将来、身の回りすべてが広告になりそうだ。
これほど広告があふれる世の中、
我々はどう対処すればいいのだろうか。

様子をみるか。


俺も宣伝♪
Yahoo!は10を超える製品グループを2つの事業部門に統合しようとしているらしい。

Googleに市場シェアをジリジリ奪われているから、
奪還を目指してのことだろう。

株価も、今年初頭から約30%下落した。
日本法人の株もかなり低迷していて、おかげで、俺は「塩漬け」です。


以下、【新生ヤフー、ユーザー生成コンテンツ重視へ--専門家が予想】を抜粋。
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Yahooの最高経営責任者(CEO)Terry Semel氏は5日に全社的に送信した社内メールで、Audience部門はYahooのネットワーク全域にわたって「ソーシャルメディア環境を構築」し、これをモバイルおよびIPテレビに拡張していくと述べた。

ブックマークサイトDeliciousや写真共有サイトFlickrなどを買収した結果、Yahooの製品には重複が生じており、これらが統合される可能性があると、アナリストらは指摘している。

Sterling Market Intelligenceの主任アナリストGreg Sterling氏は、「DeliciousとMyWebか、Yahoo PhotosとFlickrが統合されるかもしれない。Yahooでは、あまりに多くのスタッフが、あまりに多くの製品を同時に担当する状態が続いている」と話した。

また、Forrester ResearchのアナリストCharlene Li氏は、Yahooはユーザーが関心を抱いているものに今後の焦点を絞り込むと考えられ、その中には既存のメディア製品にソーシャルメディア機能を実装するといった取り組みが含まれると述べている。

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ふと思った。
『CNET JAPAN』はがんばってると思う。
ソフトバンク系の「ITmedia」をよくみていたが、最近「CNET」を重視している。
記事が充実しているのもあると思うが、
全面的にトラックバック可能なのが、いちばん大きいと思う。
こちらもジワリジワリとシェア拡大しているのだろうか。
これも「ユーザー参加型サービス」と言える。

一方的にサービスを提供するのではなく、
「ユーザー生成コンテンツ」を提供することが、WEB2.0時代なのだろう。
我々にとっては、面白い時代になってきた。

ジワリジワリ上昇



横田 増生
潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影―躍進するIT企業・階層化する労働現場

アマゾンの物流システムが優れてることは、
この本で知って驚いてる。
どこのWEB書店よりも、注文してから届くまでが早い。

そして、アマゾンのシステムの優秀さは、システム屋の本能として嗅ぎ取っている。
まず、膨大な情報量をさばきつつもダウンしないインフラ。
どれほどのアクセスがあるのか検討もつかない。
うまいこと負荷分散ができている感じ。
アマゾンのインフラについて書いてる資料があれば、ぜひ読みたい。
ご存知の方、教えてください。

ビジネスモデルありきで、それを実現するために、システムの力を最大限引き出している。
経営者(ベゾスCEO)の視点からうまくシステムに落としこめているのだろう。
WEB2.0企業の雄と言われるだけのことはある。

これは当たり前のようで、なかなかできない。
小さな視点(業務担当者レベル)で構築したために、
システム全体を通して見たとき矛盾だらけのシステムのいかに多いことか。


さて、そんなアマゾンが「ユーティリティコンピューティング」に参入するという。
コンピューティングサービスをインターネット経由で提供し、使用分だけ課金する仕組みだ。


以下、『アマゾンのユーティリティコンピューティング事業参入--CEOベゾス氏が狙う今後とは』からの引用・抜粋。
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プログラマーは、eコマースパッケージやサーバファームを購入して運用する代わりに、Amazonのインフラをインターネットから利用して、使用量に応じて必要な額だけを支払うことができる。これは、電気、ガス、水道などの公共サービスを利用する方法とよく似ている。

Amazon Web Servicesは2002年に開始され、現在およそ20万人の開発者が利用している。Amazonは、長期的な資本回収を見越してこのサービスに引き続き積極的な投資を行っている。目標は、これまで培ってきた技術的な専門知識を基盤とする、同社の小売ビジネスの経済モデルを模した、1つの独立した事業部門を確立することだ。

同社は、現在までに20億ドルを投資し、その一部はAmazon Web Servicesの運用と開発に費やされている。

2006年8月にベータ版として公開されたAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)は、Amazonのサーバを時間単位で外部企業にレンタルするサービスである。
そして、同じ方式でデータストレージサービスを提供するAmazon Simple Storage Service(S3)が、3月に発表された。Amazon Web Servicesにはその他にも、開発者が、同社の巨大な流通センターを利用してフルフィルメントを処理するアプリケーションを記述したり、Amazonのシステムを利用してコンピュータ間の高信頼性メッセージングを行うアプリケーションの記述を可能にしたりするサービスがある。
さらに、請求書をあたってコンピュータが検出できない問題を特定するといった些末な作業を行うアウトソーサーを自動検索する、Amazon Mechanical Turkというサービスもある。

コンシューマーサービス企業として知られるAmazonが、時間単位で課金されるレンタルサーバや高信頼性メッセージングサービスといった基盤的なコンピューティングサービスを提供するのは意外だと思う向きも多いだろう。

Bezos氏は、ユーティリティコンピューティングという新興ビジネスにAmazonが参入したことは当然の流れだと語る。同社は過去11年間で大規模テクノロジ運用の手腕を磨いてきたし、そのシステム構築に数十億ドルを投じている。そのインフラストラクチャを有効利用しない理由がどこにある、というわけだ。
「Amazon.comという1つの巨大なアプリケーションを運用することを考えれば、これまでに発表されたEC2、S3、Mechanical Turkなどの技術が、Amazon独自のビジネスを優れたコスト構造で運営するために必要な開発と投資だったということが理解できるだろう」(同氏)

最終的にAmazonが目指すのは、企業、開発者、さらにはコンピュータマニアまでが名を連ねる、第三者から構成される、数万からなる巨大パートナーネットワークの構築である。「私は、薄利多売ビジネスの手堅さを常に信じてきた」とBezos氏は話す。

Bezos氏は、今後業界全体がホスティング型Webサービスを核として形成されるようになり、Amazonはサプライヤーとして確固たる地位を得るだろうと語る。
「このビジネスは大きな可能性を秘めている。多くの企業がこの事業に参入してくるだろう。1社独占では強健な業界には育たないからだ」(Bezos氏)

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アマゾンのウェブサービスは、ちょこっと使ったことがあるけど、
なかなか素晴らしい仕組みだ。
英語が苦手なので、あいまいな理解のままやってみたけど、それっぽくできてしまう。

Googleといい、Amazonといい、WEB2.0企業たちは、
ほんと安い料金(あるいは無料)で素晴らしいサービスを提供してくれる。

自分たちの優れた技術力を自慢する意味合いも強いのだと思うが、
SEとして技術をかじっているだけに、そのハイレベルさも理解できる。
アマゾンには「天才プログラマー」が何人もいて、切磋琢磨してるのだろうな。
アマゾンの戦略にまんまとハマってます。
前述の記事を読んで、再確認しました。

ジャーナリストたちは、アマゾンの技術力がすごいことは、
「なんとなく」しかイメージがわかないだろうが、
SEの俺は肌で感じることができる。
恐ろしい企業だと畏怖を感じるとともに、うまく付き合っていきたいと思っている。

敵ではなく、パートナーとして。


おかげさまで自己ベスト更新♪