小切手帳
アメリカに来て2年3ヶ月。
その内、実際にアメリカで生活をしたのはまだ1年と少々の妻。
グリーンカード ( アメリカ永住権 ) を取得して
それに伴う形で SSN ( 社会保険番号 ) も与えられた。
SSN ( Social Security Number ) は
その名の通り、社会保障を受けるための登録番号である。
しかし、戸籍制度のないアメリカでは
個人を特定する唯一の方法でもあり
銀行口座の開設 や 運転免許証の取得などには
ID ( 身元証明 ) という大きな役割も果たす。
このSSNを取得したのはもう10ヶ月も前になるのだが
ここ最近になって頻繁に利用している。
まずデビューは先日受診した 「 婦人科検診 」 だ。
( お陰さまで異常ナシと通知がきました ♪ )
そして、セカンドデビューは今日。
こちらの銀行で口座を開設したのだ。
これまで相変わらず日本のクレジットカードを使っていたのだが
日本の銀行口座の残高も心配になってきたことから
ようやく重い腰を上げて近所の銀行に足を運んだのだ。
パスポートとグリーンカードを提出して
住所・氏名・電話番号、そして社会保険番号を口頭で伝えるだけ。
預け入れ金額は1000ドル ( 約11万円 )
昔、作ったトラベラーズチェックがそのまま残っていたので
それごと手渡した。
銀行員のおじちゃんは 「 なんじゃ、こりゃ? 」 と言う顔をしつつも
奥に持っていってオモチャではないことを確認したらしい。
そして、生まれて初めて手にした 小切手帳 がこれ ↓
うっすらと写っているのは The Statue of Liberty 自由の女神像
アメリカらしくて良いじゃないの~♪
実は既に第一回目の使い道は決めてあるのだ。
CHILDREN’S CANCER RESEACH FUND
小児ガンをサポートする団体へのわずかばかりの寄付である。
どんな病も辛いけれど、幼い子ども達の病は尚のこと
何か出来ないものかと思ってしまう。
クレジットカードは後日郵送されてくるそうだ。
しかし普通郵便で送付されてくるとのこと。
大丈夫なんだろうかねぇ ・・・。
これまで何度も郵便物が届かなかった経験を持つ妻は少々不安なのだが ・・・。
それにしても今回、銀行に足を運んで初めて知ったことだが
こちらってまだまだ利子が良いのだねー。
1年ものの定期預金 ( 預け入れは最低500ドル~ ) だと
年間4%の利子が付く。
日本の 0.02 ・・・ みたいな数字を見慣れていた身には
奇跡のような数字にさえ思える。
( 日本も昔は良かったのにね )
財テクや資金運用には とんと縁のない生活だったが
へそくりはいくらあったっけ? と 慌ててタンスを開く妻である。