「世界陸上日記2007」回顧① | 金満血統王国信者

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馬券購入のヒントになるデータと日々の出来事などを好き勝手に書いてみたいと思っています

不定期連載世界陸上日記2007

 

大阪世界陸上は終了いたしました。

簡単な感想戦を。

 

本日は「メダル獲得数

 

2007世界陸上大阪大会

獲得メダル数上位国がどこかご存知ですか?

 

正解はこんなかんじ

1位・・・アメリカ合衆国

(金14銀4銅8=26個)

2位・・・ケニア

(金5銀3銅5=13個)

3位・・・ロシア

(金4銀9銅3=16個)

36位タイ・・・日本

(金0銀0銅1=1個)

 

1位は当然?というべきか

アメリカ合衆国

100m

200m

400m

4×100mリレー

4×400mリレー

ハードルを除く男子のスプリントレースを総ナメ

(※クラウチングでスタートする種目)

400mに至ってはワンツースリー

更に1500mと5000mまでアメリカ国籍を取得したラガトが制してますし

トラック種目に関しては男子種目はほとんどがアメリカのものに。

更に更に

女子

4×100mリレー

4×400mリレー

を加え、

リレー種目はすべてアメリカが金メダルの快挙

 

アメリカ合衆国強し。

 

スプリント種目に関しましては

100m

200m

400m

110mH

400mH

4×100mリレー

4×400mリレー

とあるのですが、

バトンパスに難点のあるチームだけに

すべて勝つ

ためには4×100mリレー次第という向きがあったのですが

今回は無事にクリア

個人種目に関しましても

(競技日程順に)

100mゲイ

400mHクレメント

200mゲイ

400mウォリナー

と順調に勝ち星を積み重ね

最後の締めは110mHを残すのみでしたが

中国の劉翔

金をさらわれ個人種目完全制覇ならず

う~ん。

トランメル

(苦笑)

(もしくは全盛期のA・ジョンソンがいれば・・・)

 

2位は大健闘?ケニア

トータル個数はロシアに及ばないものの

金メダルの獲得数2位に。

思えばマラソンは男女共にケニア選手が優勝

男子3000mSCはワンツースリー

自分たちのフィールドでキッチリ結果を残しての堂々躍進。

日本の実業団スズキで活躍中のマサシもケニア選手として参加し10000mで銅メダルを獲得

ケニアメダル数2位に貢献しました。

 

3位のロシア

イシンバエワはもちろん

女子走り幅跳びのワンツースリー

女子中距離美女軍団

女子3000mSCはワンツーフィニッシュ

などなど、女性陣で獲得したメダルで順位を上げてきました。

男子で期待された800mのボルザコフスキーは銅メダルどまり

今回ばかりは女性陣の活躍なくしては3位の位置を守ることはできなかったでしょう。

そして一番惜しかったのも男子800m

この種目を制したのはケニアイエゴ。もちろんイエゴ優勝候補の1人ではありましたが

ボルザゴフスキー(3位)がもしこのレースに勝っていたら

ロシアの金メダル獲得数が1つ増え

4→5

に。そして

この種目で金メダルを持っていたケニアの獲得数が1つ減り

5→4

へ。それを踏まえて再計算すると・・・

ケニア

(金4銀4銅5=13個)

ロシア

(金5銀9銅2=16個)

金メダルの獲得数でケニアを逆転。総合順位も2位に浮上する結果に・・・・・。

 

ロシアにとっては800mで男女共にケニアの選手に優勝された(=金メダル2個献上)というのが今大会の一番のターニングポイントだったのかも

 

 

 

開催国日本は銅メダル1個で36位タイ

 

前回日本で開催された東京大会の時は

(調べてみましたら)

金が1個、銀が1個=トータル2個

で10位タイ

男子マラソン谷口選手

女子マラソン山下選手

 

ちなみに日本選手の世界陸上金メダルはこの谷口選手の金が初だったそうです。

 

個数やメダルの色は違いますが結局終わってみればメダルを取ったのは

マラソンの選手だけ

という点では前回東京開催の時とかわってません。

 

しかし東京大会の時に

トラックやフィールド競技でメダルを期待できる選手

なんて誰がいたでしょうか。高野選手400mで決勝進出の快挙などをみせたものの

メダル争い

となるとまだまだ勝負できる状況ではありませんでした。

 

 

今回各方面で

日本代表完敗

と伝えられてますが、これは

この10年ちょっとで他の種目でもメダルを期待できるレベルまで底上げされてきた証。

入賞もしくはその先のメダルを期待」なんて以前では考えられないことだったでしょうから選手にかかる期待が高まったと言う点ではある意味嬉しい評価に値するかもしれません。

 

当然

東京→大阪

に来るまでの大会で

為末選手400mHの銅

末續選手200mの銅

室伏選手ハンマー投げの銀

千葉選手10000mの銅

などマラソン以外でも実際に獲得したメダルがあったからこそ出てきた期待

 

今回は残念ながら獲得メダル数を減らしてしまいましたが

選手への期待という点でははるかにアップしているようです。

 

次回ベルリンでの日本選手の大躍進を願います。

  

 

そして、どこかのコラムに書いてありましたが

前回東京大会を見た(かどうかはわからないが)子供たちが大きくなってこの大阪大会に出場するまでになった。

金丸選手や竹澤選手。絹川選手・丹野選手などもそうなるでしょうか。

 

○開催国の特権○

標準記録を突破した選手がいなくても全種目必ず1人はエントリーすることができる

 

今回の大阪大会で頑張った選手を見て育つ子供達がいる限り今回メダルには手が届かなかった選手も決して無駄にはならない。日本で開催された意義は必ずあるハズ。

(どこで見た記事か忘れたのですがこんな内容でした)

 

あと5年~10年くらい経った時に

「大阪世界陸上を見て憧れ、陸上競技を始めた」

な~んて肩書きを持つ

スーパー中学生

スーパー高校生

の出現に期待しましょう。