コロナ感染の予後が悪い夫が
夜中に強い腹痛を訴えた。
比較的、夜中の救急でも診てくれる病院に
電話をする。
コロナの陽性判定もそこの発熱外来だったので。
受話器のむこうの看護師さんがヒソヒソ声で
「ごめんなさい。うちの入院病棟、クラスターで。。」
そりゃあ、仕方ないです。あきらめます。
で、市の救急相談室とやらに電話をする。
夜中の2時なのに何度かけても、
「ただいま電話が混み合ってます」
その間、だんだん夫の顔から血の気が引いてくる。
朝まで、痛みに耐えられそうもないので
致し方なく救急車を要請。
「深夜なのでサイレン鳴らさないでくださいね。」と
わがままなお願いをする。
でも、遙か彼方からお迎えに来てくれているサイレンが
聞こえる。どんどん近づく。
そして家の前でMAXな音量になったところで制止。
来てくれただけで、ありがたいです。
で、お腹を押さえ苦痛の表情の夫と付き添いの息子は
救急車の中へ。
私は帰宅の足の確保の為、自家用車で追走。
が、なかなか発車しない。
受け入れ先が見つからないようです。
断られっぱなしのようです。
救急隊員さんには、ほんと頭が下がります。
つづく